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2010年8月の
Diary
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Rondo《ひまわり》
2010年8月29日（日）
庄内のフェスティバルでは、私の主な役目はレッスンの他に「アンサンブル講座」の担当ですが、今回はこの日のために新作を書き下ろしました。第1回、第2回と実行委員長を務めてられた菅原久也氏が、昨年3月3日に亡くなられ、菅原氏の思いでにこの作品を書きました。音楽を愛され、ギターが大好きで、いつも穏やかで、明るかった菅原氏を思い浮かべながら作曲しました。《ひまわり》というタイトルは、庄内での第1回開催の時のチラシに同地の「ひまわり」の写真があって、それが強く印象に残っていたこと、そして菅原氏のお人柄そのものが、いつも明るい太陽を見つめているひまわりのようで、曲を書きながらいつの間にか曲名を「ひまわり」と命名していました。形式は「ロンド形式」、「A-B-A-C-A」と三度繰り返されるロンド主題に菅原氏の姿を思い浮かべてしまいましたが、最後の主題は第3回目の今回の開催に思いが重複します。
生徒達は一生懸命練習してくれました。そして、追悼の気持ちを込めて、今回は特別に講師陣も演奏に加わっていただきました。写真をご覧ください。カネンガイザー氏、福田進一さん、金庸太さん、大萩康司さんの姿も見える筈です。感動的な演奏でした。・・・これで、第3回庄内国際ギターフェスティバルもやっと幕を下ろします。
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庄内、再び
2010年8月24日（火）
昨日、東京でカネンガイザー氏一家と久々の再会。一緒に夕食をして、羽田で、福田進一さん、大萩康司さん、アタナスさん、らと合流。空路、庄内へ到着しました。
今日から、第3回庄内国際ギターフェスティバルが開催です。今日はオープニングコンサート。カネンガイザー氏のソロ演奏に続き、福田進一さんとの二重奏、そして私はカネンガイザー氏、大萩さんと「River
Run（藤井眞吾）」、福田さんも加わって「雨の降るキューバの風景（L.ブローウェル）」「Gong Gang（W.Kanengiser）」などを演奏しました。非常に楽しく演奏する事ができました。なんと言ってもここの「響ホール」の音響は最高です。
今回は過去二回の開催よりもミュージックキャンプ（レッスン）に重点を置いての開催で、受講生も開催中に「3回」のレッスン（これまでは2回）が受けられます。さあ、これから熱い、暑い、６日間が始まります。
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最後の昼食
2010年8月18日（水）
とうとう最後に残ったのは、ベルリンから来たローリーと私。彼女は韓国のSong-Ou氏と、現在オーストラリアにいるOliverの先生でもあります（この写真はそのOliver）が撮ってくれました。
今日は最後の昼食。鶏肉の煮込みです。なんと言う名前なのか解りませんが、約十日間の韓国滞在で、韓国の食生活と、私達日本人の食生活は想像以上に、共通していることを実感しました。毎食でるキムチもここでの食事に不可欠であることを、身を以て実感しましたし、豆腐やお味噌汁、そして肉や魚などの食素材が、そもそも共通しているので、私にとっては殆ど違和感のないものでした。
・・・金浦空港から関西空港へ向かいます！
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再びソウル市へ
2010年8月17日（火）
Pohan市での演奏会を終えて、再び長いバスの旅。ソウル市へ戻ってきました。ここで全てのメンバーと解散。長い、長い「第1回韓国ギターフェスティバル」がこれで終わりました。
夜は再び仲間達と夕食会。美味しいワインを飲みに行きました。音楽の話や次回のフェスティバルのことなど、実行している人達は皆私より若い人達ばかりですから、話をするのはとても楽しいです。
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Pohan
2010年8月16日（月）
昨日、ヨンジュンでの第１回韓国ギターフェスティバルは無事に幕を閉じ、今日は更に南へ車で３時間程移動して、Pohan という町にやってきました。海に近い、工業都市です。ここでフェスティバルの記念演奏会をやります。フェスティバル同様、参加者全員と私の作曲した「主題と変奏曲」、そして三重奏で「夜想曲」、最後は選抜メンバーによる「友人からの音楽」で幕を閉じました。
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韓国国際ギターフェスティバル
2010年8月14日（土）
７日から韓国に来ています。ソウル市から南へ車で４時間程、ヨンジュン市（栄州市）。９日からスタートし、無事に進んでいます。いよいよ明日は最終日。帰国してから詳しく報告しようと思いますが、台風の影響もあって、二日目からはあまり天候に恵まれていません。私は１１日に無事演奏会を終了しました。毎日レッスンと、午後にはアンサンブルのクラス、そして夜は盛りだくさんのコンサートと言う毎日を繰り返しています。
写真はこちらに来る前夜、ソウル市内の Song-Ou氏 のスタジをでレッスン計画などを練るスタッフとゲスト講師の面々です。
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インターネット様々
2010年8月7日（土）
１週間、曲の完成が遅れてしまいました。今度の庄内フェスティバルのためのアンサンブル課題曲です。昨夜遅くに関西空港についてから（帰宅する事ができ無い時間で）、ホテルで朝の５時まで作曲。やっと出来上がりました。２時間の睡眠をとって再び関西空港へ。出発ゲートでフライトを待つ間にコンピュータで「パート譜」を作り、出発ぎりぎりにPDFファイルを送りました。まさに「インターネット様々」です。ロビーに写真のようなスペースを設けてくれているので、とても助かります。（コンピュータは自分のものです）
曲は４部の合奏曲（またはギタ−４重奏）で「Rondo〜ひまわり」というタイトルです。庄内フェスティバルに初めて招かれたとき、そのチラシのモチーフが大輪のひまわりであったこと。そしてこの曲を捧げた、このフェスティバルの実行委員長であった故・菅原久也氏は音楽とギターと、そして人間を愛する、まさにひまわりのような人でした。そんな理由から、こういうタイトルにしました。庄内での練習と演奏が楽しみです。
さて今日は韓国に到着。初めての韓国です。お昼前に金浦空港について、市内のホテルにチェックイン。Lee Song-Ou と久しぶりの対面。奥様もお元気です。
大学の教室で、こちらでのフェスティバル初日のオープニングコンサートで演る「友人からの音楽」という６部編成のギター合奏曲を練習。Lee
氏の教える生徒達はいずれもアンサンブルが非常に優れています。今日の練習もきわめて順調に進みました。これで本番が楽しみになりました。よりはLee氏の友人でパートナーである
Oliver 君の誕生日、上海から合流したデニー達と誕生祝いの食事会をしました。明日は私のリサイタルでやってもらう三重奏と、五重奏の練習です。ソウルは思ったより涼しいです。
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猛暑の上海
2010年8月6日（金）
三日から上海に来ておりました。
今回は９月のこちらでの演奏会のためのリハーサルです。「天使の協奏曲」をカネンガイザー氏とこちらの音楽院の学生達で演奏するのですが、学生達はギターオーケストラでの演奏経験が殆どないので、多くの時間を費やさなければならず、先日６月に来た時に急遽今回の特別練習が追加されたと言う次第です。
三日間のうち二日の午前中は私のプライベート練習、そして午後はリハーサル、夜は作曲。最終日の今日は朝からコンチェルトのリハーサルで、昼食を終えて今、上海
Pudong 空港に向かっています。ここに到着した８月３日はスコールのような土砂降りが断続的にあり、また３５度を越す猛暑のため、戸外はサウナのような熱さでした。今日は少し気温も落ち着いたようです。良い練習が出来、大収穫です。
遅れている作曲を早く仕上げなければなりません。
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不在がちの8月
2010年8月1日（日）
昨日はアートステージでのコンサートシリーズ《黒いデカメロン》を終えました。今回は「リサイタルプログラム」だったので、演奏しやすかったのですが、来月（＝8月）はお休みして、次回は9月25日の開催となります。今回が46回目、これまで一度も休んだことのない企画だけに、8月に穴をあけるのは非常に残念ですが、物理的に無理でした。9月は何をやるか・・・、まだ決めていませんが、今月いっぱいよ〜く考えますので、また是非お越し下さい。
さて、いよいよ8月となりました。今月は京都には不在がちです。そのかわり、各地で楽しみな予定がいっぱいあります。さっそく3日に出発して、中国、韓国と行って、無事に山形県庄内にたどり着きたいと思います。庄内での合奏課題曲は「Rondo〜ひまわり」と言う曲です。庄内フェスティバルの実行委員長であり、昨年他界された故・菅原久也氏に捧げて書きました。・・・と言っても、とても明るく楽しい曲です。音楽とギターと、そして人間をこよなく愛された菅原氏のお人柄を思い出します。
さて上の写真は、先月25日が細君の誕生日、そして私達の結婚記念日だったのですが、私は宮崎県にいたので京都に帰ってからお祝いをした時のチーズケーキです。長女が焼いてくれました。美味しかったです。そういえば、7月25日の宮崎県日向市は私達が結婚をあげた日を思い出させるような強い日差しさでした。
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