藤井眞吾のコンサートシリーズ
CONCERT SERIES
藤井眞吾コンサートシリーズ「トップページ」
in 大分 [11月4日]
はじまりの音楽 in 大分(11月4日)
京都 Kyoto/11月27日
藤井眞吾コンサートシリーズ vol.49「嬉遊曲」
洗足音楽大学/11月28日
京都 Kyoto/12月18日
藤井眞吾コンサートシリーズ vol.49「嬉遊曲」
大阪 Osaka/1月16日
「はじまりの音楽」with 倉石アオミ in 大阪(2011年1月16日)
 
 
 
 


 
2010
 
 
藤井眞吾のギター・ココログ
2010年11月の Diary
2010


富士山

2010年11月30日(火)

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 先日の朝、新幹線で横浜に向かっている時、うとうとしていたのに、突然目が覚めて視界に飛び込んで来たのがこの美しい姿です。感動的でした。iPhone で撮りましたがなかなかよく写っています。原先生が FUYUON の写真を送って下さいましたので、追加しました。ご覧下さい
 11月も今日で終わりです。

 


洗足FUYUON

2010年11月28日(日)

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 洗足音楽大学のFUYUON が無事に終わりました。予定していた以上にゲネプロの時間がとれたので、少し細かなリハーサルをやりました。本番は程よい緊張感も伝わり、とても良い演奏になったと思います。また詳細は後で報告します。
 写真は打ち上げに向かう原さんとのツーショット。大学は丁度、大学祭の最中でキャンパスはあちこちが綺麗に飾り立てられていました。写真もアップしましたのでご覧下さい。

 


演奏会のあとは・・・

2010年11月27日(土)

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 今日はアートステージ567で演奏会《嬉遊曲》でした。演奏会のあとはいつも聞きに来てくれた生徒達と一緒に打ち上げに行くのですが、今日は明日の朝が早いので、女房と二人あと片付けをしてすぐ帰ることにしました。しかし会場をでてみると、やはりお腹はすいているし、何やら良い匂いが夷川通に漂っている。これはいつも気になっていた匂いなのですが、アートステージ567をもう少し(ほんの20mほど)西に行ったところのハンバーグレストランがその犯人。空腹に耐えきれず、女房と二人ハンバーグを食べて帰ってきました。とても美味しかったです! 明日は横浜、洗足学園音楽大学の講堂で「FUYUON」の演奏会です。

 


嬉遊曲

2010年11月26日(金)

 おそらく、世の中のあらゆる物に「名前」があって、また私達は「名前」によって、物事を理解し、記憶して行くのだと思います。音楽も、そのことは同じです。「良い曲だね・・・、どんな曲?」そう言いあいながら、いつの間にか曲名が付けられる。作曲家が作品を作った時、なにか曲名を与えなければ行けないというのは、実は結構大変な場合があるのです。武満徹氏はいつも手帳を持ち歩いていて、ふと耳にした言葉が奇麗だなと思うと書き留めて、その言葉をいつか自分の作品タイトルにする、と聞いた事があります。
 私は作曲するたびに曲名で悩みます。仕舞に「曲名なんかどうでも良いじゃないか・・・」なんて思ってしまうときもありますが、そういうわけにも行きません。やはりその存在を認識してもらうためには、いつも名前が必要です。
 「嬉遊曲 Divertissement」という曲名は、おおよそ、ものすごく都合のいい名前だと、思っていました。「遊び」「楽しみ」そういう意味を持った曲名だと思うのですが、演奏者にとっても、そして作曲者にとっても、「遊び」や「楽しみ」であるのだろうと思います。作品は入れ込んで作ったときよりも、気軽に作ったときの方が作者の本心が伺える場合があります。それは良くも、悪くもあります。しかし私はそういった、きっと気軽に作ったであろう、作品がしばしば面白いと感じます。
 今日はソルとジュリアーニの嬉遊曲を、そして私にとっての「遊び」「楽しみ」として、そのほかの曲をお楽しみ頂くつもりです。はたしてそれらが、皆様にとって「遊び」や「楽しみ」になるかどうか・・・。

(藤井眞吾/2010年11月26日)
・・・プログラムノートより

 


YouTube に・・・

2010年11月25日(木)

 はじめて YouTube に動画をアップしてみました。天使の協奏曲 第1楽章“カタロニアの天使、F.ソルに捧げる”です。今年の7月に横浜の「みなとみらいホール」で行われた洗足学園音楽大学の学生達による演奏です。このDVDはつい先日、大学で最後の授業のあった時に受け取りました。帰りの新幹線の中で iBook を起動し、さっそく聞いてみたのですが、独奏の橋爪君をはじめとした学生達がとても良く演奏しています。音楽の細部まで、非常に良く表現できており、何よりも私の指揮に対する反応は大いに満足のいく物です。音もとても良く、バランス、厚み、十分に味わって頂けると思います。正直に言って、学生達の演奏に感動しました、・・・本当に良くやった!
 この学生達と再び今度の日曜日に演奏します。今度も私の作曲したギター合奏曲二曲「主題と変奏」「友人からの音楽」です(詳細はこちら)。是非、聴きにいらして下さい。
 第二楽章と第三楽章はこちらで(YouTube)ご覧頂くことができます。

「天使の協奏曲 第2楽章“バレンシアの天使、F.タレガに捧げる”」

「天使の協奏曲 第3楽章“天使達の踊り、L.ブローウェルに捧げる”」

 

 


今年最後の授業、洗足学園音楽大学

2010年11月23日(火)

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 年に8回と言う契約で行って来た洗足学園音楽大学での最後の授業が終わりました。午後の最初に「ギター合奏」、引き続き大学院生のための「指揮法」と「編曲法」です。限られた時間での授業でしたが、一年間楽しく行う事ができました。「指揮法」と「編曲法」はかなり挑戦的なプロジェクトであったと思いますが(写真)、最終的に学生四人がそれぞれの「編曲作品」を作り、それを自ら指揮し、私は編曲の内容にアドバイスを与えたり、また演奏のうえでの指揮法、そして指導法などを勉強すると言うところまでが出来ました。実際に作品を書かせてみると、皆それぞれに面白い発想で作品を書いてくれて、私も大変楽しかったです。
 さて今度の日曜(28日)にはいよいよ演奏会。合奏では私の作品二曲「主題と変奏」「友人からの音楽」を演奏します。ぜひ聴いて下さい!

 

 


もう?

2010年11月21日(日)

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 滞在したホテルにもうこんなものが。毎年仕事であちこちに行くと、この時期にはホテルのロビーに同様の飾り付けが見られます。そして毎回「もう?」と思います。でも、本当に今年も残すところ少しなんですね。

 昨日と今日は青葉台でレッスンでした。今回は自主主催と言う形で行いましたが、実際には井桁ギター教室に様々な点でお世話になりました、有り難うございます。二日間、楽しく有意義な時間を持つ事ができました。

 

 


新幹線ひかり号

2010年11月20日(土)

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 京都駅に着いたら、次の「喫煙車両」のある「のぞみ号」までだいぶ時間があるので、ままよとばかりに「ひかり号」に乗りました。勿論、快適な喫煙車両。空席がいっぱい! 名古屋までの間に米原と岐阜羽島に停車しますが、その後は新横浜。のぞみよりも20分時間がかかるだけ・・・。いえ新幹線での時間は私にとって貴重な時間(本を読んだり、メールを書いたり、考え事をしたり)、それが程良く多い訳ですから有り難い話です。

 

 


練習は楽しくなければ〜!

2010年11月18日(木)

 「練習は楽しくなければ〜!」といつも思っています。本番でよい演奏をするためには。勿論しっかり練習しなければいけませんし、よい練習、時には厳しい練習をしなければいけません。しかしそれらの練習は、いつも「楽しい」ものでなければ練習したことが、実を結び、花を咲かせません。だから私はアンサンブルを指導するときはいつも「練習は楽しくなければ〜!」と心がけながら指揮棒を振っていますが、先日の練習はこちらの方からそんな気分にさせていただいた練習でした。14日に新所沢で行った新所沢マンドリンクラブの練習風景の写真が送られてきました。ご覧下さい、本当にメンバーの皆さんの表情が明るく、楽しそうです。打ち上げではついついギターを弾いてしまいました! 本番が楽しみです。

 

 


4.私は何になりたい?(Op.26)

2010年11月17日(水)

 「”私は羊歯になりたい”による変奏曲 作品26」という大変美しい曲が、ソルの作品にあります。古いフランスの民謡で恋人の眠る部屋の窓づたいに、羊歯(しだ)になってでも会いに行きたい、というような恋心を歌ったものだそうです。

                  


                   

 主題はいかにも「切なく」、恋する余りに、愛する余りに、胸引き裂かれる、・・・と言った感じの旋律(イ短調)です。アウフタクトではじまり、付点のつ いたリズムは支えを失った心が失意のそこへ下降するかのようです(A)。後半では一転して明るい気分となり(平行調のハ長調)旋律は上向し、気分は「高 揚」します(B)が、すぐにまたイ短調へと回帰します。ここでは「切ない気持ち=イ短調」「明るい気分=ハ長調」という調的な対比だけでなく「落胆=付点 を伴った下降」「希望=滑らかな上昇」という対比が重要です。勿論それは演奏者にとって大事なことです。
  しかしこの曲の序奏(Introduction) はいささか変わっています。殆どのソルの作品では序奏部は次ぎにやって来る主題に対して「属和音による半終止」で、期待を高めますが、この曲では完全終止 をします。それはあたかもこの序奏部がまるで「完結した音楽」っだり、それは「主題」の様に聞こえてしまう危険があるのです。しかし、あくまでも序奏は 「恋という病」に陥った若者が登場するための場面設定をしているに過ぎません。そのことはこの序奏部の主題に対するテンポの見つけ方、そしてこの部分の 「雰囲気」をどのように表現するかということに大きく関わってきます。

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京都で「はじまりの音楽」

2010年11月16日(火)

 私の生徒の佐藤有華さんが京都で「はじまりの音楽(全曲)」を演奏します。二重奏のパートナーはお友達の佐々木宣博さん。佐藤さんは現在京都大学大学院の学生です。場所は京都烏丸五条にある「SOBACafe. さらざん」。今度の日曜日、11月21日の午後5時開演です。「定員20名/要予約」ですので、皆様ご予約をお急ぎ下さい!(Tel.075-201-3848)
 それにしてもこのチラシ・・・、懐かしい雰囲気です。私も学生の頃にはこういうコピーでのチラシを作ってよく演奏会をやったものです。最近そういう若者が見当たらないので、淋しい気分でした。我が事のように、なんだかすごく応援していただきたいと願っています。

 


もうすぐ本番、洗足学園音楽大学

2010年11月15日(月)

 今年から教えに行っている洗足学園音楽大学ですが、7月のみなとみらいでの演奏会では学生達が「天使の協奏曲」を立派な演奏を聞かせてくれました。冬の音楽祭(FUYUON)ではまた私のアンサンブルのためのオリジナル作品二曲を演奏します。ひとつは「ギターアンサンブルのための練習曲〜主題と変奏」、もう一つはもともとフルートアンサンブルのために書いた(9曲から成る)組曲で、後にそれをギター六重奏に(5曲)書き直したもので「友人からの音楽」という作品です。
 後期は私が授業をできるのは三回だけで、今日はその二回目でした。しかし、学生達はとてもよく練習してくれていますし、おそらく前期での勉強の成果や経験もあって、今度の演奏もまた立派に聞かせてくれそうです。 授業は毎回とても楽しくやっています。演奏会は「11月28日(日)開演=16時/洗足学園音楽大学 講堂(2号館 4F)」です。皆さん是非聞きに入らして下さい。

 


地平線の協奏曲再演

2010年11月14日(日)

 2009年に作曲した独奏ギターとマンドリン合奏の為の「地平線の協奏曲」が、2011年2月20日に新所沢マンドリンクラブによって演奏されます。 この曲は益田正洋さんのために作曲したものですが、2009年に益田正洋さんとアンサンブル・モニカによって初演され、2010年には福田進一さんとフィオレンティーノによって関西初演されました。今回演奏して下さる「新所沢マンドリンクラブ」は1982年に第一回定期演奏会を開催している歴史ある団体で、今回は益田さんのギターの生徒でもあり、初演時にはギター奏者として演奏に参加していた冨山敬さんが指揮者を務めてくれます。今日朝早く京都を出発して、新所沢での練習を聞かせていただきましたが、皆さんとてもよく練習されていて、また指揮者の富山さんは再演に向けて、非常な熱の入れよう、また団員の皆さんはとても明るく、この作品を楽しんで下さっている雰囲気が伝わり、来年の演奏が本当に楽しみです。

 


第56回九州ギター音楽コンクール

2010年11月9日(火)

 先日、6日と7日に第56回九州ギター音楽コンクールが行われました。13人が応募していたそうですが、結局二人が棄権して、11名で第一次審査が行われました。9名が通過し、本選には5名が進み、神奈川の林祥太郎さんが優勝しました。全ステージを通じて見事な演奏でしたが、研ぎすまされた技術と、華麗な音楽表現は極めて印象的でした。本選で聞かせてくれた自由曲「コンチェルティーノ(J.K.メルツ)」は感動すら覚えましたし、バッハ、ソル、トローバの三つの課題曲では他の演奏者の追随を許さない素晴らしい出来でした。昨年の優勝者(呉優 君)も素晴らしかったですが、今年の林君は決してそれに見劣りがするものではありませんでした。私が審査委員長を務めたこの五年間でも、最も優れた資質を示し、そして高いレベルの演奏を聴かせたと感じています。将来が楽しみです。

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大分コンパルホールでの「はじまりの音楽」

2010年11月5日(木)

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 昨日(11月4日)は大分市のコンパルホールでリサイタル、前半は私の独奏、そして後半は昨年出版した「はじまりの音楽」全曲演奏でした。今回共演をして下さったのは、大分市を中心に活躍されている、そして九州ギター会の重鎮、藤野新一先生です。二日前に大分入りし二回のリハーサル、そして当日も練習ができましたので、本番は安定した演奏をお聞かせできたと思います。大きな会場(500名)だったので、これまでの公演とは少し違った雰囲気になるのではないかと心配しましたが、やはり曲が進むに連れて皆さんとても楽しんで下っている空気が伝わってきました。
 ところで私の名前のイニシャルは「S(Shingo)F(Fujii)」なのですが、またひとり同じイニシャルの人を見つけました。そう「藤野新一 (Shin-ichi Fujino)」さんです。 え? 一人目は誰かって? それは古い友達の福田進一 (Shin-ichi Fukuda)」と言う人なのです。
 今日は日豊線で大分からは方へ移動。いよいよ明日は第56回九州ギター音楽コンクールです。コンクールの結果が昨年同様、協会の公式HPで速報される予定です。

 


大分市

2010年11月3日(水)

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 昨日から大分に来ています。快晴です、まさに「秋晴れ」。気温は低いそうですが(・・・北海道生まれの私には摂氏19度は、暖かいのです)、青い空が広がり、爽やかです。今日は藤野ギター教室の皆さんと講習会。私の作曲した「アンサンブルのための練習曲」「Air」などを勉強しました。明日は大分駅近くにある「コンパルホール」でリサイタルです。大分の皆さんぜひ聴きに要らして下さい。

 


カルカッシの《粋 Op.60-21》

2010年11月2日(火)

 マテオ・カルカッシの名前は教則本の著者として偏っている嫌いがあると思います。作曲家としても素晴らしく、もっと演奏されてよいと思われる曲が数々あります。また作品60の「旋律的にして斬新的な25の練習曲」も、単純な指の練習だけだと勘違いしている人がしばしば見られますが、決してそうではありません。音楽的な異様も豊かで、音楽は変化に富み、演奏会で聞かれてもよい作品のひとつだと私は思っています。

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山口大学でのレッスン

2010年11月1日(月)

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 今年で四年目になると聞いて少々驚いていました。山口大学マンドリンクラブのレッスンでした。毎回の事ながら、ここは「寒い」。京都や福岡市内より気温が「2〜3度」は低いでしょう。今年も法人作曲家による作品、2曲。そして毎回感心するのですが、とても良く練習しています。そしてこの四年間の成果か(・・・と思いたいのですが)、指揮者の技術が少しずつ良くなって来ています。村上君、門脇君、あと二週間、頑張れ! 私は4日が大分でリサイタル。レッスンを終えて、一路深夜の高速道路を大分に向かいます!

 


2010

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Nov. 19th 2002

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更新2010年12月1日