藤井眞吾、京都でのコンサートシリーズ
 
2009

 
 
藤井眞吾のギター・ココログ
2010年3月の Diary
2010


アートステージ

2010年3月21日(日)

20100320_artstage 昨日「藤井眞吾コンサートシリーズ 第42回《Scene〜音楽の彼方で》」を終えました。昨年春に卒業して社会人となった生徒が来てくれたり、大学院を卒業してこの春から社会人となる生徒が来てくれたり、遠方から久しぶりの友達が聞きに来てくれたり、当日券のお客様もいらして、うれしい顔ぶれでした。今回はタレガ、バリオス、ビラ=ロボスなどの作品を聞いてもらいましたが、ギターの魅力に溢れた音楽だったと思います。特にタレガの前奏曲やマズルカはいつ弾いても、その完成度の高さにうっとりしてしまいます。
 写真は休憩の時のワインですが、今回はフランスとアルゼンチン。なんと今回はお客様の全員が「ワイン」希望でした。アートステージの本田さんの奥様が入れて下さる紅茶はとっても美味しいのですが、ワインはご主人の仕入れ。これも毎回とてもこっています。それにしても全員がワインとは初めてのことです。
 次回は4月17日(土)、アートステージです。曲目は未定ですが、今度は少し新しい作品(20世紀)を入れてみたいと思います。近日中に4月のコンサート(第43回)の内容を発表いたします。

 


音楽の彼方で

2010年3月20日(土)

2010_03_s  今日は京都での私のコンサートシリーズ第42回《音楽の彼方で》です。大袈裟なタイトルですが、趣旨は至って簡単で、美しい作品をお聞き頂きながら、自由にイメージを膨らませて頂きたいというものです。思い浮かぶ情景、光景、言葉、人、記憶、様々なことが思い出されることでしょう。
 先日アメリカから帰って来て(3/8)実はしばらく「時差ぼけ」で、自分にはこれまでそんなものはないのだ(!)と勝手に決め込んでいたのですが、歳のせいか、また今回は十日間と言う期間だったせいか、昼と夜が全く逆転のアメリカから帰って来たら、しばらく「ボ〜」っとしておりました。折しも札幌から帰って来た末娘達と、やたらと早起きした私が朝食を作ったり、楽しい時間も過ごせましたが、夕食後にやたらと眠くなるのはまだ治りません。
 と言うわけで、当ブログやHPでの今日のコンサートの宣伝活動もさっぱりやっていなかったので、いささかお客さんの出足が心配ですが、「荒れる」と天気予報で言われていた今日の天気も、今朝の時点ではいたって爽やかな天気ですから、春の陽気に誘われて、一人でも多くの方が聴きに出かけて下さることを願っています。当日券も少しあります。お問い合わせは「マンサーナ Manzana Tel.075-972-2834」まで。

 


コミュニケーション

2010年3月8日(月)

2010_0305_rehearsal1  成田空港につきました。ここでも乗り換え時間が3時間以上もあります。
 今回は沢山の思いでがあり、飛行機の中でも、こうした待ち時間でも二週間近くに及ぶアメリカでの出来事を何度も思い返しています。ワシントンではリハーサルの時間が前日に一回しか持つ事ができませんでしたが、ダラスでは思いがけずたっぷりの時間が与えられ、また指揮者のマドリゲーラ氏も私のアドバイスを到着早々から積極的に求めて来たので、作曲者としての解説や、指揮とアンサンブルのことなどもかなり練習する事ができました。(・・・続きを読む)

 


レクチャー

2010年3月7日(日)

2010_0306_lecture  今朝は4時半起床。昨夜はフェスティバルが閉幕し、スポンサー氏の豪邸で深夜までパーティー。2時間しか寝る事ができませんでした。カネンガイザー氏と一緒にホテルからシャトルバスでダラス・フォートワース空港に6時に着きました。私は国際線、彼は勿論国内線でロサンジェルスに帰りましたが、彼はすぐにD.ボグダノビッチのギター協奏曲の再演を控えています。
 行きでは乗り換えが散々でしたが、心配していた乗り換えは今回は順調で、ミネアポリスからの成田行きも順調に出発しそうです。その時間を利用して空港ロビーからこのブログをアップしています。(・・・続きを読む)

 


ダラスでの天使の協奏曲

2010年3月6日(土)

2010_0306_bill_shingo  ダラスでの「天使の協奏曲」も大成功でした。オーケストラのメンバーはテキサス州立ダラス大学のギター科学生を中心に、同州の他の大学4校の学生と、地元一般ギター愛好家が集まり、合計30人、この曲にとってはまさに理想的な編成です。一昨日、昨日と二回のリハーサルを経てオーケストラの演奏はみるみる良くなりました。本番の今日はいわゆる「ゲネ(Dressing Rehearsal)」で、細かなチェックと、本番に臨む気持ちの集中のことのみをアドバイスしました。
 この曲はすでにカネンガイザー氏はアメリカで15回以上を演奏し、私も同氏との共演を含め福田進一さん、益田正洋さん等との共演で7回、棒を振っていますが、毎回オーケストラのメンバーの顔が練習を重ねるごとに変わってくる様が、とても興味深く、またその変化の過程が大好きです。(・・・続きを読む)

 


コンクール本選

2010年3月5日(金)

2010_0305_judges 夜8時からコンクール本選が行われました。結局本選には5名が通過となっていました。これは妥当な選択だったでしょう。4位と5位のボーダーラインが私の評価でも極めて微妙だったからです。そして選ばれた5名はいずれも素晴らしい演奏でした。結果は明日発表になります。コンクールの詳細は後ほど現代ギター誌にレポート報告しますのでそちらをご覧ください。
そして今日も「天使の協奏曲」のリハーサルが行われました。今日は昨日のことを踏まえて、まず第三楽章から練習を始めました。ポイントを絞った練習、昨日夜はるかに良くなっており、明日が楽しみです。練習をおえて外に出てみると(・・・続きを読む)

 


ダラス

2010年3月4日(木)

2010_0304_rehearsal 実はワシントンだけではなく、ダラスでものんびりできるだろうと思って来たのですが、こちらは三日間のフェスティバル。テキサス州ダラス大学の主催で行われており、コンクールの審査員と言うことでしたが、来てみるとやはり6日に行われる最終コンサート(カネンガイザー氏のリサイタル)の「天使の協奏曲」がたっぷりリハーサル時間が設定されていて、今日は三時間近く練習をしました。といっても、やはり指揮者は私ではなく、こちらの主任教授、エリック・マドリゲーラ氏です。近隣の大学生や一般愛好家も含めて30人程のギターオーケストラ。念入りな練習が行われました。(・・・続きを読む)

 


色々な人達

2010年3月3日(水)

2010_0303 ここワシントンでは色々な人達にお会いしました。コンサートのために先日伺ったピーボディーのジュリアン氏や学生達、そしてボルチモアの人達も素敵な人達ばかりでした。写真はお世話になった、こちらのギタリストリージャス氏です。彼はアンドレス・セゴビアに習ったと言うギタリストで、沢山の思いで話を聞かせて下さいました。マーロウギターシリーズでの重要な役割もあります。とにかく面白いひと、コンサートの話になるとかなり辛口で、あのギタリストの演奏会はひどかった、あんな奴の演奏会は二度とやりたくない、などなど出てきますが、でもとにかくそれは全部ギターが大好きだからなんだ、という気がします。今日はワシントンにお別れ、空港まで送って下さいました。写真はカースタイン氏のお宅で、私のラップトップパソコンを広げて、ウルグアイにいるフェルナンデス氏に pdf ファイルを送っているところなのですが、「なんだ? その”ピーディーエス”っていうのは?」という、全くの時代遅れのひとですが、それでも仕事の用件はちゃんとメールで送ってくれます。その辺の事情はどこかのお国と違って「僕はまだメールアアドレス持ってないんです」なんて平気で言うひとは一人もいません。それから、仕事の用事を携帯からメールしてくるなんて言うこともこの国ではあり得ません。だから仕事はとてもやりやすいのです。実際ここにいる数日間で既にたくさんのアメリカ人やその他の国の人達と、メールで仕事の話を進めているのです。(・・・続きを読む)

 


ワシントン

2010年3月2日(火)

2010_0302_space ワシントン在住の琴奏者、美由紀さんと周行さんのご案内でワシントンのスミソニアン博物館や美術館を堪能しました。写真は「宇宙博物館 Space Museum」。宇宙船の展示や月の石などは能天気に楽しめますが、戦争が関連した展示には複雑な心境です。案内して下さった美由紀さんも私と同様スタートレックファンの「トレッキー」だそうで、どのシリーズが面白いとか、誰のファンだとか、話題が盛り上がりました。それにしても案内して下さった周行さんは博学で、宇宙博物館でも自然博物館でも、そして美術関係でも大変詳細な解説をして下さいました。後で伺った所によると、なんでもこちらで科学の先生をされていたのだそうです。(・・・続きを読む)

 


スターバックス

2010年3月1日(月)

2010_0301_starbucks 今朝はちょっと早起きをして散歩、近くにあるスターバックスでコーヒーとサンドイッチを食べました。スターバックスはアメリカ人にとって憩いの場所のようです。インターネットも簡単に繋がるサービスをしていますから、ラップトップコンピュータを起動して仕事をしている人や、私のように I Phone でメールを書いている人もいます。しばらくすると二匹のラブラドールを散歩に連れたカースタイン氏の姿がガラスのむこうに見え、一緒に散歩。 お昼はマーロウギターシリーズのレージャス氏とギリシャレストランへ。美味しい羊の肉をご馳走になりました。(・・・続きを読む)

 


2010

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更新2010年9月27日