山葵(わさび)
2009年8月14日(金)
友人が長野県での仕事を終えて帰って来たら、お土産にと和菓子と名産の「山葵(わさび)」を持って遊びに来てくれました。仕事も大成功、充実の日々であったようで、私も嬉しくなりました。夕食には早速、いただいた山葵をおろして、新鮮な魚がなかったので、蒲鉾や竹輪、そして薩摩揚げを戴きました。実は私は、こういった(俗に言う)練り物が好きで、一般には子供も大好きな食品なのですが、上手い蒲鉾や竹輪は、下手な魚より遥かに旨いと思っています。食べ方は三種類。先ずは王道「生食」。そのまま適当に薄切りをして、山葵をのせて、醤油をつけて食す。次は日に炙って、いただく。炭火が良いのでしょうが、網をのせてガスコンロでも良し。もう一つは、薄切りした蒲鉾や竹輪を沸騰した湯の中で、1〜2分遊ばせてザルにあげ、水切りをする。そのまま熱々を山葵醤油でやってもいいし、いったん氷水で身を引き締めても、また格別。本日は空腹の余り、最も簡単な生食でいただきました。鯵や白身魚を丁寧に小骨をとって、すり下ろした山芋、生姜などを混ぜてすり鉢でねって、油で揚げたり、湯がいて、それを同様に山葵醤油でいただいたら、それはもう最高。それにしても、本日戴いた信州の生山葵は最高!
鮫皮は持っていないけれども、普段使っている下ろし金でも上手におろせて、薄緑の餡のようにふっくらと、柔らかくおろすことができ、食卓一面に広がる新鮮な香りは、食材を引き立て、口の中に広がり、まるで「薬膳」のように爽やかな食事を楽しむことができました。22日の「2009年の夏〜ギター小品集」でも、こんな味わいを皆様にお楽しみいただければと思っております。
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