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2009年1月の Diary
from Nov. 19th 2002
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2009
31日/我が生徒と「はじまりの音楽」
29日/文部省唱歌の残したもの
27日/日本の音楽
25日/雪景色の滋賀県
22日/おじいちゃんの梅酒
16日/はじまりの音楽
2日/誕生日
1日/お正月
2008年のDiary

 
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我が生徒と「はじまりの音楽」
2009年1月31日(土)

アートステージでの今年最初のコンサートシリーズ「はじまりの音楽」は私自身の生徒三人と共演しました。27日に一度リハーサル、曲の仕上がりが遅れて、その日に渡した曲も何曲か有り、生徒達は練習が大変だったと思いますが、三人ともとても立派な演奏をしてくれました。彼らとの練習を通じて、この曲集が「練習曲」としても大きな効果を持つことが証明されたような気がしますし、またこうして演奏会で演奏しても、十分以上の内容を持つものになったと自負しています。岡村君は毎日の忙しい実験の中、佐藤さんは前日の論文締め切り、渡部さんは28日の口頭試問を終えての、演奏でした。演奏が終って三人ともとっても良い笑顔を見せてくれました。上の写真はアンコールで「Air」を演奏した時のものです。いよいよ来週は横浜青葉台で演奏です。

 


文部省唱歌の残したもの
2009年1月29日(木)

  1867年に大政の奉還、1869年には東京遷都が行われ日本は近代国家に向けて激烈な歴史をスタートさせます。1871年には文部省が設置され、10年後の1881年には「小学唱歌集」が編纂発行されます。治世の根本の大改革と同時に経済の構造、教育の仕組みと内容に至までの改革は、欧米の列強を手本として行われましたが、音楽教育の実際に関しては「小学唱歌集」が作られる前年にアメリカ合衆国から宣教師メイソンが招かれ、合唱・歌唱の指導にあたります。メイソンは当時の「賛美歌集」のなかから、日本人にも歌いやすそうな曲、それはおそらく純正の西欧音楽よりはヨーロッパの中にあってもやや民謡調の物が、ペンタトニックに近いことから、スコットランドやアイルランドの民謡を選出、そして日本語の歌詞が創作され「小学唱歌集」の中にそれらは組み込まれました。「螢の光り」がそれです。(・・・続きを読む)


日本の音楽
2009年1月27日(火)

 これまでに「日本の音楽」と言うことを考えること、考えさせられること、が何度かありました。おそらく「考えさせられること」のほうが多かったと言ったほうが良いかもしれません。私はギタリストですから、当然一般的な意味での「日本の音楽」と言うことだけでなく、いつも「日本のギター音楽」ということも同時に考えていました。そのことを考えるときいつも忘れられない体験がいくつかありますので、それを先にお話ししましょう。
 スペインでギターの勉強をしていたときに、ある日本人ギタリストが「こうして海外にいると、日本の音楽を弾いてくれって言われる。コンクールでも日本の曲を弾けと言われる。だけど彼らが期待している日本の音楽というのは、武満徹じゃないんだよね・・・」と言う。じゃあ何かというと、さくらさくら、とか津軽じょんがら節とか、そういうものだという。こういう視点に、私はひどく落胆し、例えようのない失望感を感じました。(・・・続きを読む)


雪景色の滋賀県
2009年1月25日(日)

昨日早朝から滋賀県高島市にあるガリバーホールへ行っていました。私のではなく、私の先輩のレコーディングのお手伝いです。天気予報では氷点下、雪が降ると言っていましたが、予報通り、とっても寒い朝で、しかも湖西線は強風のため新快速が運転中止になったり、私が乗った列車も徐行運転のため約20分の遅れ。写真は車窓からの景色。山々は綺麗な雪化粧です。駅を降りると突風吹きすさび、路肩には真っ白な雪が残っていました。こんな寒い中で行われた収録はしかしながら、とてもあたたかい音楽に包まれ、楽しく無事終了いたしました。


おじいちゃんの梅酒
2009年1月22日(木)

長女が成人を迎えました。20年という月日があっという間に過ぎたような気がします。2006年11月に他界した父は四人の孫達の成人の日のために、自分の家で収穫された梅で「梅酒」を作り置いていました。大きな梅の実には父が孫達の成長に託す、一杯の気持ちが詰まっています。私の長女に託した梅酒は十数年の歳月を経て、母から娘の元へ届けられました。21日に誕生日を迎え、二十歳となり、父の思いが孫へと届けられました。梅酒はご覧のように琥珀色となり、開封した瞬間、何とも言えない柔らかい香りを放ちました。父はこの日を心待ちにし、そして孫と祝杯をあげることを楽しみにしていましたが、ついにその願いをかなえることは出来ませんでした。梅酒の色も、香りも、味も、柔らかくふくよかで、父の人柄や孫に対する愛情を思わせるものでしたが、私にはそれ以上に何か深い味わいのものでした。家族四人で、十数年をかけた父の伝言を受け取った気分でした。


はじまりの音楽
2009年1月16日(金)

「卵が先か鶏が先か・・・」という話がありますが、今年最初のアートステージコンサートシリーズは「はじまりの音楽」。これは日本の民謡や唱歌を題材に、現在書き進めているギター二重奏曲集で、私の「ラプソディー・ジャパン プロジェクト Rhapsody Japan Project」の一部となります。曲集全体は初級者から中級者くらいをターゲットに、レッスンなどで先生と二重奏を楽しみながら、ギターのテクニックと音楽を学んでいけるように、というコンセプトから出発しています。まだ全曲を仕上げるまでには至っておりませんが、今月は完成した約10曲を、私の生徒達との演奏でお聞きいただこうと思っております。漠然とこういうアイデアはあったのですが、実際にこの曲集を書き出版する後押しをしてくれたのは、横浜のギタリスト・ギター教授の井桁典子さんです。来月7日と8日に井桁ギター教室の主催で、「はじまりの音楽」を含んだ演奏会と、アンサンブル講習会、公開レッスンなどを行います。お近くの方は是非聞きにいらして下さい。


誕生日
2009年1月2日(金)

私の二人の娘達はどちらも1月生まれで、特に末娘は元旦の生まれという強運の持ち主です。毎年、元旦には「お年玉」と「誕生プレゼント」をもらう訳ですが、お陰で我が家の正月は18年間、てんやわんやの賑やかさです。写真は今年のバースデーケーキ。家内が焼いて、長女がチョコレートにメッセージを書きました。

 


お正月
2009年1月1日(木)

皆さん、新年明けましておめでとうございます。京都地方は気温は低かったですが、穏やかな天気。私は一日中、おせちを食べては昼寝、おやつを食べては昼寝、夜は末娘の誕生日なので、またまたご馳走を戴いて、のんびりするという正月を過ごさせていただきました。年末29日に我がコンピューターのHD(ハードディスク)が潰れるという災難に遭い、翌30日はHDの買いだしに滋賀県まで出かけたり、最後のレッスンをしたりで、すっかり予定が狂ってしまいました。私のコンピューター(Mac)はいまだに、OS 9という古いOSと併用しているので、OS X のHD は潰れても、こうしてHPを更新できるのですが、失ったデータが一体どれくらいの量になるのかを考えると、呑気に正月も過ごせない気分になりますが、諦めることにしました。中を明けてみたら2001年のHDでしたので、勿論寿命です。メンテナンスとバックアップ用のソフトもやっと買ってきましたので、本年はそのような失敗の無いようにやりたいと思います。

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