五年間という約束で、私は九州ギター音楽コンクール(主催/九州ギター音楽協会)の審査委員長を仰せつかっています。その責任上、このコンクールがどのように運営されるのか、どんな参加者が応募してくるのか、そして結果がどうなるのかということは、それまでのゲスト審査員の時とは大きな違いをもって受け止めています。やっと、来年の課題曲が発表となりました。来年は一層厳しいコンクールになりそうです!
第55回九州ギター音楽コンクール
●開催日時
第一次予選(非公開) 2009年10月3日/(福岡市内の会場を予定)
第二次予選 2009年10月4日/大博多ホール
本選 2009年10月4日/大博多ホール
●課題曲
◎第1次予選
課題曲A/M.カルカッシ作曲「練習曲Op.60-3, Op.60-21」
課題曲B/F.タレガ作曲「マズルカ イ短調《マリエッタ》」(現代ギター社 版)
◎第2次予選
課題曲A/M.カルカッシ作曲「練習曲 Op.60-3, Op.60-21」
課題曲B/J.マラッツ(F.タレガ編曲)「スペインセレナーデ」
◎本選課題曲&自由曲
課題曲A/F.タレガ作曲「マズルカ イ短調《マリエッタ》」(現代ギター社 版)
課題曲B/F.タレガ作曲「アルハンブラの思い出」(現代ギター社 版)
※ただし「アルハンブラの思い出」のダカーポは省略すること
課題曲C/F.ソル作曲「序奏と魔笛の主題による変奏曲 Op.9」
課題曲D/H.V=ロボス作曲「5つの前奏曲集」から任意の1曲(Max Eschig 版)
課題曲E/H.V=ロボス作曲「12の練習曲集」から任意の1曲(Max Eschig 版)
課題曲F/自由曲 (ただし1910年以降のギターオリジナル曲であること、複数曲でもよい)
(注意1)以上の課題5曲と自由曲を演奏し、25分以上30分以内であること
(注意2)「A、B、C、D、E」の課題の演奏順は任意でよいが、自由曲(課題曲F)は必ず最後に演奏すること
サイトには発表されていませんが、来年は「F.タレガ没後100年」「H.V=ロボス没後50年」ということで、この二人の作品が特に課題となっているようです。厳しくなった分、賞金が今までより上がる予定です。「1位=40万円(+JGA賞5万円)」「2位=20万円」「3位=10万円」という予定だそうです。公式の発表はもうすぐあるはずです。遠方からの参加者にも朗報ですね。もしかしたら海外からの参加者もあるかもしれません。今年は「1位なし」という結果でしたが、来年は是非この座を獲得、賞金「45万円」をゲットする若者がでて欲しいものです。
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