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2008年10月の Diary
from Nov. 19th 2002
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2008
28日/編曲
21日/饗宴 Convivio
20日/娘の作品
19日/日本の民謡と唱歌
16日/日本のメロディー
11日/お出迎え
10日/池田君とレオナルド
9日/今日はレッスン!
8日/山口大学
5日/11月は函館で
1日/残すところあと3回
 

 
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編曲
2008年10月28日(火)

先月は沢山の日本の曲を編曲しましたが、今は来月の演奏会のためにリョベット Miguel Llobet の編曲をいくつか勉強しています。名編曲と言われるものには、やはり素晴らしいアイデアがあります。特にリョベットの「セビリア(I.アルベニス)」の中間部、ゆったりしたところは原曲のハーモニーから、原曲とは全く違ったフレーズを作りだし、それがとてもギター的で、たまらない魅力を作りだしています。来月のコンサートシリーズは I.アルベニスと E.グラナドスの作品を中心に演奏するのですが、二人ともに素晴らしいピアニストであると同時に大作曲家です。ギターの曲は一曲も書いていないのに、ギタリスト達、そしてギターファンの中には彼らの作品をこよなく愛している人が多くいます。その魅力を今、私も練習しながら実感しています。(写 真は、またまた私のイスを奪ったマメ君)

 


饗宴 Convivio
2008年10月21日(火)

福田進一氏の委嘱によるフルート、オーボエ、ギターのための三重奏曲(M.C.テデスコを讚えて)。曲名の「饗宴 Convivio」はテデスコと同じフィレンツェの生まれ、ダンテの著作「饗宴」からとっている。その中に以下のような言葉がある。「・・・これらの賜物は、預言者イザイアが区別しているやうに、七つ、すなはち智慧、聡明、分別、才能、智識、および神への信仰と畏敬の念、これである (Li quali, secondo che li distingue Isaia profeta, sono sette, cioeユ Sapienza, Intelletto, Consiglio, Fortezza, Scienza, Pietade e Timore di Dio.)」 この言葉はまさにテデスコという作曲家を言い表しているように思える。(・・・続きを読む)

 


娘の作品
2008年10月20日(月)

私の上の娘は大学一年生で、京都で美術の勉強をしています。絵を描いていたかと思うと、突然服を作り始めたり、時には大工仕事のようなことを手伝わされます。私に手伝いを頼むときは、とっても「ヨイ子」になりますが、写真はそうやって作った作品を、金沢21世紀美術館の「Zアンデパンダン展」に出品したときの写真です。天井から吊るされた四枚の絵全体でひとつの作品なのだそうです。娘はアルバイトもしながら、なんだか楽しそうに、大学生活を送っています。精一杯の努力と、腹の底からの情熱で勉強をして欲しいと願っています。作品の写真はこちらをクリックしてご覧下さい。

 


日本の民謡と唱歌
2008年10月19日(日)

昨日、コンサートシリーズの《日本の民謡と唱歌》が終了しました。沢山のお客様、ご来場有難うございます。今回の演奏のために10曲以上の編曲をしましたが、よく考えてみると自分自身が演奏するために曲を書くというのはすごく久し振りのこと。いくつかの曲は「練習曲」の形にしたので、生徒達に勉強させようと(・・・今日のレッスンで早速楽譜を渡しました)。それ以外は「演奏会用作品」として編曲しました。またジュリアーニにはいくつものアイルランドとスコットランドの民謡のアレンジがあり、そのなかから「庭の千草」「故郷の空」「春の日と花は輝く」の三曲を演奏しました。また自国の民謡と言う意味で、バルトークの「子供のために」のなかから10曲ほどを加えて演奏しました。このシリーズはこれからも継続するつもりです。是非またいらして下さい。
ところで今日レッスンに来た大学生や20代の若者に「昨日演奏した曲は全部知っていたでしょう?」 と聞くと、半分以上を知らないという答えで、驚いてしまいました。「庭の千草」も「五木の子守歌」も「竹田の子守歌」も「この道」も、もう日本国民の愛唱歌ではないのでしょうか。淋しい気がします。

 


日本のメロディー
2008年10月16日(木)

もうすぐ、アートステージ567でのコンサートシリーズです。《日本の民謡と唱歌》と言うテーマはやはり大きなテーマで、資料の勉強や編曲にも計り知れない時間が必要のようです。今回演奏できるものは、私がやりたいもののごく一部に過ぎないかもしれませんが、それも致し方のないことかと思っています。しかし、いくつか面白い編曲も出来上がりました。「紅葉(岡野貞一)」「この道(山田耕筰)」など、我ながらいい感じだと、本番が楽しみです。特に唱歌に関しては単純に「日本のメロディー」として捉えるばかりでなく、その成立の由来、そして現在に至るまでの経緯など、興味深い謎が秘められています。それと関連して、スコットランド民謡やアイルランド民謡との関連も避けて通れない問題です。今回はその辺にも十分触れたいと思っています。また同じく、自国の民謡の編曲ということで、バルトークのピアノ曲「子供のために」から何曲かを演奏する予定です。

 


お出迎え
2008年10月11日(土)

夕飯に間に合う時間に京都の我が家に帰って来ました。お出迎えはこの人、マメです。私が帰ってくると甘えまくります。今回はとても睡眠時間の少ない状態が続いて、山口、福岡と仕事をしてきましたので、正直体力が心配だったのですが、どうしてこんなに元気なのだろうと思うほど、元気で、ちょっとホッとしました(オレも、まだ若い!)。しかし博多滞在中は良く眠りました。さあ、来週に迫った京都でのコンサート「日本の民謡と唱歌」の準備を急がなければいけません。このテーマは私にとって、とても重要です。まだ少し編曲しなければいけないものもありますし、この一週間は再び不休不眠です。皆様、是非お越しください。

 


池田君とレオナルド
2008年10月10日(金)

今日は午後からフォレストヒルで再びレッスン。そして夕方にはレオナルドとお茶を飲んで、よるにはレオナルドが池田君と二重奏の練習。実はこの二人11月22日に小倉で二重奏のリサイタルをするのです。・・・そんなこと私は全然知らなくて、実は11月22日の函館での私のリサイタルに池田君に賛助出演をしてもらう予定にしていたのですが、なんとダブルブッキング。そもそも池田君本人が自覚しておりませんでした・・・! 急遽予定を変更して私のソロリサイタルプログラムになったのでした。それはともかく、彼らのリサイタルでなんと(!)私の「紺碧の舞曲」を演奏するのだそうです。二人の練習を早速拝見。二人とも入念な練習。練習の合間に「ここはこんな情景だよ」とか色々な話をさせてもらいました。すぐに二人は反応。生で本番を聞かせてもらえないのが本当に残念でなりません。近郊の方は是非聞きに入らして下さい。夜は池田君、レオナルド、森岡氏、奥様、そして録音エンジニアの原口氏と久し振りに焼き鳥の岩田へ。ここは演歌歌手「氷川きよし」の叔母様のやってられるお店です。旨い!

 


今日はレッスン!
2008年10月9日(木)

実は昨日は徹夜・・・。朝までかかって作曲を、朝の8時二曲が出来上がり、プリントアウトと発送の準備、pdfファイルの作製。準備が整って12時まで睡眠。そして新幹線に飛び乗って山口に出かけたのでした。新山口の駅には九州方面での私のマネージャー、フォレストヒルの森岡社長が出迎えてくれました。山口大学でのレッスンは四時間近くになりましたので、実は体力が心配だったのですが、我ながら自分の元気さに驚いています。今朝は博多の大名にあるホテルプルミエ1Fのレストランで朝食(写真)。お気に入りです。イタリアンです。朝食といってももうランチの時間なので、しっかりランチメニューでパスタを食べました。そして2時から夜中の12時半まで延々10時間半連続レッスン。(パスタ食べといてよかった〜!)。こちらのレッスンも最高に良い雰囲気。若い連中がどんどん伸びてきていますし、もっともっと伸びてきそうな気配がむんむん。疲れたなんて言っている暇がありません。
ところで昨日の朝までかかって作曲していた曲は「饗宴 Convivio」というフルート、オーボエ、ギターのための新作。来月7日に東京で演奏されます。JTアートホールアフィニスでの室内楽シリーズ「No.318 ギターの室内楽XI〜カステルヌオーヴォ=テデスコを想う〜」で、フルートは佐久間由美子さん、オーボエは広田智之さん、そしてギターは福田進一さんです。名手ぞろいの演奏です、皆さん是非聞きにお出かけ下さい。

 


山口大学
2008年10月8日(水)

今日は山口大学マンドリンクラブの指導で山口県に来ました。写真は(左から)副指揮者の小林さんと、正指揮者の中原君です。限られた時間のなかで「指揮法の基礎」そして今年の定演での合奏曲2曲をレッスンしました。山口大学の皆さんはとっても元気で熱心、明るく、指導もとても楽しいです。おそらく大学生のクラブはどこも共通した問題を抱えているのではないかと思うのですが、指揮法だけでなく、マンドリンパートもギターパートも、もっともっと基礎の勉強に時間をかけることが出来たら、もっと確実に成長できるはずだと思うのです。特に指揮者の育成は急務です。一年生で入部したときから真剣に音楽の勉強と、指揮の勉強をしなければいけません。短い時間ですが、このような形で昨年に引き続き指導させていただきましたので、11月の最後のレッスンも精一杯やりたいと思っています。山大の諸君、頑張れ!

 


11月は函館で
2008年10月5日(日)

11月は函館でリサイタルがあります。今回はとても懐かしい会場です。4月に函館を訪れ、公民館でのコンサート聞きに行ったとき「函館市公民館活性化ネットワーク」の松石さんとお会いしましたが、この建物には私も沢山の想い出がありました。函館で初めてギターの演奏会を聞いたのも、そして学生時代プロのギタリストになることを夢見てギターの演奏会をしたのも、ここ函館公民館でした。この会場とは30振りの再会です。想い出が一杯の会場で11月22日にリサイタルを行います。プログラムはスペインと南米の音楽、そして今月京都でのコンサートシリーズで演奏予定の日本の民謡や唱歌のレパートリーのなかなからも何曲か演奏の予定です。また翌日23日は再び安田ギター教室の主催で第3回目のアンサンブル講座を開講いたします。今回も「基礎練習について」「指揮法基礎」「アンサンブル練習」といった内容です。お問合せは「安田裕子ギター教室 TEL/FAX 0138-55-1145 」まで。

 


残すところあと3回
2008年10月1日(水)

京都のアートステージ567でのコンサートシリーズも今年、残すところあと3回となりました。小さな会場ですので、これまでチラシは一色刷りでしたが、主催のマンサーナが今回大奮発をして「カラーチラシ」を作ってくれました。今までご覧いただいていた左側の各回ごとのチラシ(の様なもの)は実は印刷物ではなく、インターネット上だけでの宣伝を目的としたチラシでした。これに伴ってこのコンサートシリーズのインデックスページを設置し、次回のコンサート内容、あるいは今後の予定がワンクリックで、ひとめでわかるようにしました。今月10月は《日本の民謡と唱歌》、・・・これは大きなテーマです。今回はテーマに「日本」とありますが、明治初期の文部省唱歌を語るうえではどうしてもアイルランド民謡やスコットランド民謡に触れないわけにはいきません。そう言ったものもいくつか演奏し、来月11月はまたまた大掛かりなテーマ《アルベニスとグラナドス》です。目下鋭意準備中です。藤井眞吾による新編曲の「アストゥリアス」など、お楽しみに。そして今年の最後は一年を振り返って、今年のプログラム・ダイジェストです。・・・まだまだありますね、皆さんのお越しをお待ちしております。

 

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