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2008年8月の Diary
from Nov. 19th 2002
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2008
26日/始まり〜!
25日/庄内に来ました
24日/白寿ホール
23日/もう一つのオリンピック
15日/終戦記念日
14日/魚が来ました
13日/お墓参りに
12日/Air 各地で
11日/北京オリンピック
9日/雨にもマケズ風ニモマケズ
7日/リバーサイドララバイ
6日/マエストロのラミレス
5日/N700系
1日/もう8月


 
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始まり〜!
2008年8月26日(火)

さあ、始まりました。初っぱなから、ハイペースです。韓国、中国、台湾、そして日本からの若者が集い、熱い・・・、熱い・・・、フェスティバルがスタートしました。最高のの初日。今日はE.フェルナンデス氏と福田さんのコンサート。フェルナンデス氏編曲のハイドンは圧巻。私の作曲した「ラプソディー・ジャパン」と素晴らしかったです。さあ、明日から忙しくなります。

 


庄内に来ました
2008年8月25日(月)

はい、庄内にやって参りました。予想に反して、こちらは良い天気。先ずは昼ご飯を食べに参りました。写 真は池田君とレオナルド。その向こうに見えるのは、福田進一氏とそのお母様。昼食後は実行委員会の皆様とミーティングをして明日以降のスケジュールチェック。今回はなかなか忙しくなります。と言うのも韓国、中国、台湾から沢山の参加者があるからです。そのための準備確認、またスケジュールの細部確認。でも予定されているフェスティバルの内容は最高のものですから、レッスンの聴講、コンサートへのご来場は、今からでも是非お考え下さい。まだチケットがあるかどうかは知りませんが、でも、面 白いことは間違いなし! いよいよ明日から第2回庄内国際ギターフェスティバルのスタートです。

庄内国際ギターフェスティバル・ブログ

 


白寿ホール
2008年8月24日(日)

白寿ホールでのサマーフェスタ、やっと最終日を聞きに来ることが出来ました。ウルグアイの名手エドアルド・フェルナンデス氏をゲストに、荘村清志氏、福田進一、池田慎司という華やかな顔触れ。最初は野平一郎氏編曲によるD.ミヨーの「スカラムシュ」をギター四重奏で。これは私にとって懐かしい曲、大好きな曲です。その後はエクセルシオ弦楽四重奏団との共演で、L.ボッケリーニギター五重奏(荘村)、ブローウェルのギター五重奏(福田)、第2部ではグァスタビーノの弦楽とギターのための「プレセンシアス」(荘村)。野平氏編曲によるレクオーナ作品のギター弦楽四重奏のための編曲、最後はフェルナンデス氏によるテデスコの名作「ギター五重奏」、名演でした。写 真は終演後ロビーでくつろぐ出演者の面々です。明日からは山形県庄内へ移動です。


もう一つのオリンピック
2008年8月23日(土)

オリンピック観戦を堪能しておりました。あの開会式や北島選手の活躍が随分前のことのように思いだされます。予想外の健闘をした選手もいれば、期待に応えられず伏し目がちの選手もいます。でも声援を送り、精一杯のプレーを堪能させてもらったものの一人として、「有難う」「お疲れさま」といいたい気持ちで一杯です。特に大好きな陸上では400Hの為末選手、そして100mの浅原選手にそういいたい気持ちです。この二人が本当に自分のことだけではなく、日本選手全体、オリンピック全体を考えて走っていたことがインタビューを通 じて感じられました。男子の100x4リレーで歓喜に沸く日本の四選手以上に、彼らの姿をスタンドから凝視しつつ手すりにつかまって肩を震わせながら、ほとんど号泣していた為末選手の姿は印象深いものがありました。彼らがきっとこれからの日本の陸上界をより良いもにしていくのでしょう。
 一方、快走で三つの金メダルと世界新記録を打ち立てたジャマイカのボルト選手は一夜にして世界のスターとなりましたが、私にはあまり好感をもってその姿を見ることは出来ませんでした。東京オリンピックの100mヘイズ選手、メキシコオリンピックでの奇跡、走り幅跳びのビーモン選手、そして記憶に新しいカール・ルイス選手のようなスポーツマンらしい爽やかさを感じることが出来ません。彼の振る舞いを「剽軽で陽気」と評する人がいますが、私には「いささか軽薄で、節度が無い」と見えます。スポーツには結果 や記録以上に大事なものがあると思います。
 明日は男子マラソン。残念ながら新幹線の中なので、観戦できません。東京である白寿ホールのコンサートを聞いて、25日から山形県庄内に入ります。こちらは競うわけではありませんが、各国からギタリストが集まって大きな祭典が繰り広げられます。ブログもスタートしたようです。では庄内でお会いしましょう!

 


終戦記念日
2008年8月15日(金)

 今日は8月15日、終戦記念日でした。各地で慰霊祭や、戦没者追悼の儀式が行われたようです。私が子供の頃には(40年〜50年前)にはこの日はもっともっと重要な日であったような気がしますが、それは戦後の時間の経過のせいであるのか、あるいは私の年齢のせいであるのか、気のせいであるのか、・・・わかりません。大正13年生まれであった私の父は、満州へ出征し、露軍の捕虜となり、命からがら昭和21年に脱走・帰国した人ですから、子供の頃の8月15日は特別な日であったのだろうと思います。太平洋戦争の終結がが天皇陛下の玉音放送によって我が国民に告げられた、そして苦しかったけれども戦後復興を経て、怒濤の国家再建、経済の成長がやって来たという、安直な歴史認識が私や私の世代の中にはあるような気がして、それが罪悪感でもあります。しかしそれは、8月15日、終戦の日に国民が皆で、太平洋戦争で何があったのか、そして何によって終結したのか、そしてそれはどういう意味があったのかを認識し直す日でなければ、私と同様の曖昧な不安感は消滅しないだろうと思います。国家の認める教育のもと、戦争の事実をどれほど開示しているかということ、戦争の直接体験者が日々その数を減少させていっているなかで、現実の体験を通してではなく、予科練や志願兵の段階で終戦を迎えた多くの人達の(昭和初期生まれの世代の人達の)記憶のみを頼りとして語られる戦争経験譚が増えてくることは、私は甚だしく恐れています。そんな中TVの深夜に、栗林中将の指揮下で硫黄島決戦で実際に闘った人達のドキュメントは、戦争の実態を真に伝えるものでありました。
 かく言う私も、今日我が家の中で家族と終戦について語りあうことを怠ってしまい、そのことを深く反省しています。戦争は再びやってはいけません。これは一昨年亡くなった父の痛切な言葉です。

 


魚が来ました
2008年8月14日(木)

魚が来ました・・・。我が家には時々来ます。九州から来ます。刺し身で食べるとハマチのような味の魚でした。ハマチかもしれません。でもカンパチと言う魚かもしれません。良くわかりませんが、美味しいお魚です。まだまだ刺し身で食べられます。さばいた残りは「アラ炊き」で戴くつもりです。きっと濃厚な味わいでしょう。さばく前に、我が家の猫にも「魚だぞ!」と見せてやりますが、「ふ〜ん」としか言いません。サザエさん家の近所のノラ猫のように、くわえて逃げたりしません。何の関心も示しません。しばらく見ていると「気持ち悪・・・」と言うよな顔で、また昼寝に帰ります。

 


お墓参りに
2008年8月13日(水)

今日は朝からお墓参りに行ってきました。北海道の父は2006年に他界し、京都の東本願寺に分骨されています。細君のお母さんは京都出身の人ですから、先祖代々のお墓があります。御前丸太町のお寺まで行ってきました。今日も夏らしい天気で、写真は東本願寺で撮ったもの。夏の雲は色々な想像をかき立てます。目まぐるしく形を変えることも面白いですが、移動するそのゆっくりした速度も大好きです。目に見えて俊敏に流れるときは天気が崩れるときです。
 ずうっと忙しかったので、ここ二三日の休日は本当に有り難いです。何でも良いから「のんびりする時間」が欲しいと思っていました。 オリンピック観戦も楽しんでいます。少し作曲のことも考えず、時間を楽しみたいと思っています。

 


Air 各地で
2008年8月12日(火)

6月にフォレストヒルより発売となった私の近作「エアー Air(ギター四重奏また四部ギター合奏のための)」を各地で演奏いただいており、嬉しいお便りをいただきました。つい先日ギタリストの富川勝智さんが主催された長野県での夏期講習会でもアンサンブル課題曲として取り上げていただきました。富川さんのブログでその様子を拝見することが出来ます。指揮は池田慎司さんですが、池田さんはフォレストヒルミュージックアカデミーの講師として、また同アカデミーが毎年開催している熊本での夏期講習会でも講師として、しばしば一緒に仕事をしています。先日のレコーディングでも一緒でしたから、池田さんが指揮なら安心。彼のブログでもその様子が報じられています。池田さんの教室でも今度 Air を演奏されるそうです。
 ところで先日10日に福岡で、九州ギター音楽協会の主催でレクチャーが行われました。今年開催される第54回九州ギター音楽コンクールの課題曲を中心としたレクチャーですが、中野義久氏、松下隆二氏、竹内良次氏、L.ブラーボ氏と四人の講師が熱のこもった講義を行ったそうです。このときの様子もL.ブラーボ氏のブログで報告されています。レオナルドによる《五つの小品》に関するレクチャーはこれから佐賀、大分でも開講されるそうですので、興味のある方は九州ギター音楽協会に問いあわせてみて下さい。

 


北京オリンピック
2008年8月11日(月)

北京オリンピックが始まっています。私はスポーツが大好きです。やるのも好きですが、観戦も大好きです。オリンピックや世界陸上となるとテレビにかじりついていたくなります。北京でのオリンピックが無事に開催されるのか心配をしていましたが、なんとかスタートしました。期待通り好成績をおさめる人があれば、期待されながら敗退する人もあります。男子サッカーは非常に残念ですが、これが現状だろうと合点しています。結果はともかく超一級品同士の固唾を飲まんばかりのゲームが最大の魅力です。今日は水泳で北島が世界新で金メダルをとりました。本当にスゴイ人です。直後の、タオルに顔をうずめての涙にちょっぴり好感を持てました。 しかし今日の最高のハイライトは女子バドミントンの末綱&前田組が世界ランク一位の中国ペアを逆転で破った試合です。決して諦めることなく、第2セットの追い上げ、そして第3セットの集中力は素晴らしかったです。やっぱり、九州の女子は強かばい。

 


雨にもマケズ風ニモマケズ
2008年8月9日(土)

夏真っ盛り、日中は37度の猛暑。こんな日に演奏会に来て下さる皆様には本当に心より感謝です。演奏中には突然雨が激しく降りだし、強風も吹いて木枠の窓がガタガタ言い始めました。このコンサートシリーズをしたときこんなこともあるだろうと思っていましたが、会場の皆さんはそんなことも気にせず演奏会は続きました。前半ではタレガの音楽が極めて緻密であることを実感しました。中村さんの「リバーサイドララバイ」も久し振りの演奏でしたが、とても好評。ブローウェルは「キューバの子守歌」を挟んで、《黒いデカメロン》から二曲。休憩のお茶の時間、今回はフランスの白ワインを冷やして。とってもいい香りです。後半のソルは先月と違って、楽器のダイナミックスの幅や音色の違いが、私自身にも全く違った表現を要求してきているように感じました。どちらが良いと言うことは出来ません。お聞きいただいた方々の感想も興味のあるところです。次回は「スペインと南米、小品集」、9月13日です。

 


リバーサイドララバイ
2008年8月7日(木)

中村典子さんという素敵な作曲家が以前「リバーサイドララバイ」という綺麗なギター曲を書いて私のところに送って下さったことがあるのですが、すぐに演奏させていただきました。この曲のことをふと思いだして、今度の演奏会でも演奏させていただくことにしました。中村さんは京都芸大の作曲の先生なのですが、「先生」といういかめしい雰囲気は微塵もない、とってもナチュラルな方です。この写真は、その京都芸大で美術を勉強している長女が、大学祭に向けて準備しているライブペインティングの習作の様子です。中村さんは9日の演奏会で「リバーサイドララバイ」を弾くということをたいそう喜んで下さいましたが、それは9日が長崎に原爆投下された日だからです。そのことに深い思いがあることをメールで語って下さいました。
 それから今日は漫画家の赤塚不二夫さんの告別式があり、タモリさんが弔辞を読む様子がニュースで報道されていました。その言葉と文章は、この頃久しく耳にしたことがないほど、美しく、深く、私は感動しました。あれほどひとつひとつの文章に意味がこめられた挨拶はめったにないものです。 アサヒコムからその全文を引用させていただきます。最後の「私もあなたの数多くの作品のひとつです」という言葉には、己の存在をあらゆる角度から見つめ、知り尽くした人間にしか言うことの出来ない含蓄がありました。これは後世に語り継がれる字句となるでしょう。

 8月2日にあなたの訃報に接しました。6年間の長きにわたる闘病生活の時間、わずかですが、回復に向かっていましたのに残念です。
 10代の終わりから我々の青春は赤塚不二夫一色でした。 何年かのちに私がお笑いの世界をめざして、九州から上京して、新宿・歌舞伎町の裏のバーでライブみたいなことをやっていたとき、あなたは突然目の前に表れました。その時のことは今でもはっきり覚えています。
 赤塚不二夫が来た。あれが赤塚不二夫だ。私を見ている。この突然のできごとで、私は、あがることさえできませんでした。終わってやってきたあなたは、君はおもしろい。お笑いの世界に入れ。8月末にある僕の番組に出ろ。それまでは住むところがないから私のマンションにいろ。
 自分の人生や他人の人生にも影響を及ぼすような大きな決断をこの場でしたのです。それにも度肝を抜かれました。
 それから長いつきあいが始まりました。しばらくは新宿の寿司(すし)屋で夕方に集まっては深夜までどんちゃん騒ぎをし、いろんなねたをつくりながら教えを受けました。
 いろんなことを語ってくれました。お笑いのこと、映画のこと、絵画のこと。あなたが言ってくれたことは金言として心の中に残っています。そして仕事に生かしています。
 赤塚先生は本当に優しい方です。シャイな方です。麻雀(マージャン)をする時も、相手の機嫌を悪くするのを恐れて、ツモでしかあがりませんでした。あなたが麻雀に勝ったところを見たことがありません。
 しかし、その裏には強烈な反骨精神もありました。あなたはすべての人を快く受け入れました。そのために、だまされたことも数々あります。金銭的にも大きな打撃を受けたことがあります。しかし、後悔の言葉や相手を恨む言葉をきいたことがありません。
 あなたは父のようであり、兄のようであり、時折見せるあの底抜けに無邪気な笑顔は年の離れた弟のようでもありました。  あなたは生活すべてがギャグでした。ギャグによってものごとを無化していったのです。あなたの考えは、すべてのできごとを前向きに肯定し受け入れることです。それによって、人間は重苦しい陰(いん)の世界から解放され、軽やかになり、また、時間は前後の関係を断ち放たれて、そのとき、その場が異様に明るく感じられます。それをあなたは見事にひとことで言い表しました。すなわち「これでいいのだ」と。
 いまふたりで過ごしたいろいろなできごとを思い浮かべています。一緒に過ごした正月。そして海外へのあの珍道中。どれもがこんな楽しいことがあっていいのかとおもうばかりのすばらしい時間でした。
 最後に会ったのは京都・五山の送り火です。あのときのあなたの柔和な笑顔はお互いに労をねぎらっているようで、一生忘れることができません。
 あなたは会場のどこか片隅で、ちょっと高いところから、あぐらをかいて、肘(ひじ)をつき、にこにこと眺めていることでしょう。そして、おまえもお笑いやってるなら弔辞で笑わせてみせろと言っているにちがいありません。あなたにとって死もひとつのギャグなのかもしれません。
 人生で初めて読む弔辞が、あなたのものになるとは夢想だにしませんでした。私はあなたに生前お世話になりながらひとこともお礼をいったことがありません。肉親以上の関係であるあなたとの間に、お礼をいうときにただよう、他人行儀のような雰囲気がたまらなかったからです。他の人から、あなたも同じ気持ちだったと聞きました。しかし、いまお礼を言わせていただきます。赤塚先生、本当にお世話になりました。ありがとうございました。私もあなたの数多くの作品の一つです。合掌。

 


マエストロのラミレス
2008年8月6日(水)

昨日夕方、九州から帰ってくるとギタリストの松岡君と藤井浩さんが家を訪ねてくれました。藤井浩さんは私がホセルイス先生にギターを教わっていたアルコイにいらっしゃる方です。アルコイに行かれたのは1992年頃ということで、私は面識がなかったのですが、今回の夏休みの帰国で初めてお会いしました。そして、マエストロの使ってられたラミレスを所有してられるということで楽器を見せていただきました。懐かしい音でした。そして懐かしいものを沢山思いだしました。マエストロの手の感触が楽器を伝って来たような気がしました。それにしてもスケールの大きい楽器です。響きの深さ、パワー、透明感。こんなラミレスには二度とお目にかかれないでしょう。9日の演奏会を前に、貴重な体験をしました。

 


N700系
2008年8月5日(火)

これは何かというと、今日乗車した新幹線「のぞみ N700系」の各座席足もとに設置されている電源です。これはとても重要なアイテム、できることならいつもこの種類の車両に乗りたいとさえ思っています。おそらくノートパソコンなどを携帯したビジネスマンなどの需要に応えるべく、設置されたものと思いますが、私の場合は、あの忌まわしい iPhone の為に不可欠のものです。 iPhone は信じられないくらいバッテリーの寿命が短いですから・・・。

 


もう8月
2008年8月1日(木)

梅雨が明けたかと思うと、京都の夏は祇園祭のコンチキチンの音とともにやって来て、お盆も、そして終戦記念日もやって来るわけです。夏ばかりでなく、アートステージ567での私のコンサートシリーズは、秋も冬も、そして春も、今月もやって来ます。6月はカネンガイザー氏とのツアーとレコーディング、先月は19世紀ギターのブッヘルばかりを弾いていましたので(京都広島)、今回は通常の状態に戻りたいというプログラムです。前回演奏したソルのOp.44とOp.31のミックスバージョン「全24曲」は今回はモダンのギター、私の愛器 Miura で演奏しますので、前回との聞き比べも楽しいかもしれません。8月9日、暑さは最高潮だと思いますが、ちょっとのんびりギターを聴きにいらして下さい。

 

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