藤井眞吾、京都でのコンサートシリーズ
 
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藤井眞吾のギター・ココログ
2010年4月の Diary
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みなとみらいで《天使の協奏曲》

2010年4月30日(金)

今年は洗足学園音楽大学へ8回教えに行きますが、その主たる目的は「ギター合奏」の指導と、大学院生のための「指揮法」「編曲法」の授業です。先日(4/12)に最初の授業をしてきました。そして7月10日にはみなとみらいでコンサートがあり《天使の協奏曲》を学生達が演奏します。独奏は院生の橋爪晋平君。若い人たちとの演奏、非常に楽しみにしております。この曲、W.Kanengiser氏のために作曲し、彼はもうアメリカで15回以上演奏してくれていますが、実はアメリカでの初演は彼ではなく、NYのエール大学の学生達だったのです。彼らもまた立派な演奏をしていました。まだ練習を始めたばかりですが、なんとかNYの学生達に負けない、最高の演奏を皆様にお聴かせしたいと思っておりますので、是非聞きにいらしてください。指揮は、私です。
洗足学園音楽大学ではギタリストの原 善伸先生が指導をされていますが、原さんのブログはこまめな更新と、公私にわたる豊富な話題がとても面白いです。実は左の画像(演奏会のチラシ/パンフレット)も、先日頂いたのですが、うっかり持ち帰るのを忘れてしまい、大学にお願いして送ってもらおうと思っている矢先、原さんのブログにアップされていたので、勝手に拝借した次第です。・・・こういうのを、今の若い人たちは「パクッた!」というのだそうです。(原さん、ごめん!)

 


益田正洋さんの京都公演

2010年4月29日(木)

10_masuda  来月13日に、京都で益田正洋さんのリサイタルがあります。最近新しいアルバムをリリースしたばかりで、今回はそのアルバム《SONATA》から、バッハ、バークレーなどの重厚なプログラムを聞かせてくれます。四年前にも京都で演奏をしてくれましたが、その時もやはり「ソナタの夕べ」というタイトル。今回とは全然違う選曲でしたが、再び「ソナタ」をテーマに、京都再上陸をはかっています。CD《SONATA》も早速聞かせてもらいましたが、私は「・・・生で聞きたいな」と思いました。それはCDの録音が悪いとか言う意味ではなく、もうそこにある音楽が「録音された規定のもの」という枠をはみ出そうとしていて、これは絶対生で聞いた方が楽しい、と思ったのでした(・・・そんなことを言うと、当日会場でのCD売れ行きに影響してしまうかもしれません)。
 今回も主催は「マンサーナ Manzana」、益田さんのコンサート情報はこちらにあります。最近「インタビュー」も同サイト上で公開されて、なかなか面白いです。ギターファン、必ず聞いた方がいい音楽会です。インターネットチケット予約はこちら、電話でのお問い合わせは「マンサーナ 075-972-2834」です。

 


富川勝智&大島直&栗田和樹

2010年4月28日(水)

Gg_010514 昨日、新作脱稿のお知らせをしました。この作品「夜想曲〜鳥の歌による」が演奏されるのは左のチラシにあります演奏会です。

GGサロンコンサート
富川勝智&大島直&栗田和樹
ソロ&デュオそしてトリオによる委嘱作品初演

2010・5・14(金)7時開演
●チケット
 一般/3500円(前売り 3000円)
 学生/3000円(前売り 2500円)
●お問い合わせ・チケット予約
 TEL.03-3530-5342(GGショップ)
 http://www.gendaiguitar.com/

*チラシのPDFをダウンロード

 


夜想曲〜鳥の歌による

2010年4月27日(火)

 「夜想曲 Nocturno」という新作を今朝脱稿しました。ギター三重奏のための作品です。昨年暮れにお話を頂き、構想を練っていましたが、カタロニアにまつわる 作品というコンセプトは私にとっては、複雑で深く、重く、「鳥の歌 El Cant dels ocells」を主題とすることによって、その音楽の質が、ソルやモンポウなど偉大な音楽家を生んだこの地と、関わりを持てればと思いつつ書き上げまし た。
 作品は7つの部分からなり、それぞれは独立した音楽ですが、連続して演奏され約13分の音楽を形作ります。場面の切り替わりが大きな意味を持ち、 特に最後の結尾の部分では、それまでの旋律やモチーフが回想されます。

 1.夢へのプロローグ Prologo del Sueno
 2.逆さまのレセルカーダ(a-b) Recercada al contorario
 3.飛翔 Vuelo
 4.遠くに聞こえる歌 Cancion lejana
 5.鳥達のマズルカ Mazurka de los Pajaros
 6.M.マグダレナのパッサカリア Passacalle de Maria Magdalena
 7.《鳥の歌》 El cant dels ocells

(・・・続きを読む)

 

 


ギターのための小品集

2010年4月15日(木)

2010_04  今週の土曜日はアートステージで《ギターのための小品集》(藤井眞吾コンサートシリーズ 第43回)です。これまでも同じようなテーマで何回かやってきましたが、今回は以下のような曲を演奏する予定です。

・六つの小品 Op.32〜アンダンテイーノ、ワルツなど (F.ソル作曲)
・魔笛の主題による変奏曲 Op.9 (F.ソル作曲)
・練習曲とバガテル Op.76 & Op.100(M.ジュリアーニ)
・前奏曲〈ラグリマ〉とマズルカ(F.タレガ)
・アラビア奇想曲(F.タレガ)
・マリアルイサ(J.サグレラス)
・「竹田の子守歌」(民謡/藤井眞吾 編曲)
・「この道」(山田耕筰/藤井眞吾 編曲)
・「春の小川」(岡野貞一/藤井眞吾 編曲)ほか

天気予報によると、17日(土曜日)の天気は「最高気温17度 晴れのち曇り」とのことです。少しは暖かくなりそうです。ご予約は「マンサーナ Tel.075-972-2834」または「info@manzana.ne.jp」まで。

 


さくら

2010年4月13日(火)

Sakura  四月ももう半ば、ブログの更新を怠っていました。
写真は三日に撮影した、私の住む八幡市の桜。京阪電車の「八幡市」駅です。八幡様の境内も見事な桜でした。
 先月からずっと新作を書いています。来月14日に現代ギター社のGGサロン(東京)で行われる、富川勝智さん、大島直さん栗田和樹さんの三人の委嘱で「夜想曲 Nocturno」というギター三重奏曲を書いています。カタロニア民謡の「鳥の歌」を主題にした、一種の変奏曲です。実は三月中に書き上げ、渡すつもりだったのですが、仕上げに手間取っています。でも、とても良い曲になりそうですので、皆さん是非聞きにいらしてください。
 10日から横浜に行っておりました。井桁ギター教室でレッスン、11日にはコンサートと公開レッスンを行いました。東京でのレッスンは「公開レッスン」の形をとることが多いのですが、10日は個人レッスンで少しゆっくり、たっぷりと時間を使うことができました。また11日のコンサートとレッスンが終わった後には、前述の三君が「夜想曲」のできあがったところまでの演奏を聴かせてくれました。本番が楽しみです(帰ったら早く仕上げなければ・・・!) 井桁典子さんが主催する井桁ギター教室での仕事はいつも楽しく、充実しています。次の機会はいつになるかわかりませんが、また皆さんぜひお越しください。
 12日は今年から教えに行くことになった、洗足学園音楽大学での授業初日でした。年に八回教えに行き、「ギターアンサンブル(ギター科全学生)」「ギター指揮法(院生)」「ギター合奏編曲法(院生)」を担当します。実は今年の夏の音楽祭で、私の「天使の協奏曲」を演奏することになっていているので、授業の大半はその練習に当てられます。
 今月は17日に「藤井眞吾コンサートシリーズ vol.43《Pieces〜ギターのための小品集》」があります。また23日には私の生徒の奥野隆君が大学の先輩である大坪純平さんとコンサートしますので、皆さん是非お聞きください。

 


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更新2010年9月27日