2009年11月の Diary
藤井眞吾、京都でのコンサートシリーズ
2009
 

 
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蟹と猫

2009年11月29日(日)

昨日アートステージでのコンサートシリーズ第38回《変奏曲集》を終えました。《牛を見張れによる変奏曲》をナルバエス版とムダーラ版でお聞きいただいたり、ジュリアーニの変奏曲を二つ、ソルの変奏曲を二つ、そして変奏の手法に関連した作品としてブローウェル作品を三曲お聞きいただきました。楽器の調子も非常に良く、プログラムの内容だけでなく、ギターの音色も十分にお楽しみいただけたのではないかと思います。次回は今年最後で《2009年を振り返って》と題し、今年一年間演奏したプログラムからダイジェスト版です。乞うご期待!
 写真は先日我が家にギターを勉強に来てられる S氏が福井県へゴルフをしに行ったお土産に下さった「蟹」。我が家のマメとヨモギが、とっても気になる様子です。

 


変奏曲集

2009年11月27日(金)

明日は京都でのコンサートシリーズ第38回《変奏曲集》です。変奏するという手法はクラシック音楽では古くから使われていたものですが、類似した方法は、ジャズや民族音楽などでも頻繁に使われています。今回は主に19世紀の作品と、スペインルネッサンスの作品から変奏の手法を用いた音楽をお聴きいただきます。有名な《牛を見張れによる変奏曲 Gardame las vacas》はヴィエラのための作品ですが、クラシックギターのレパートリーとしても定着しています。この曲はロマネスカ Romanesca と呼ばれる定旋律に「牛を見張れ・・・」と歌われるのですが、その上にヴィエラによる軽やかな装飾的旋律が加えられたものです。ナルバエス Narvaez の作品として知られていますが、同時代のもうひとりのヴィエラ奏者、Alonso Mudarra にも同名の曲、すなわちロマネスカガあります。しかもギター(4コースのルネッサンスギター)の為と、6コースのヴィエラのためと二つの版があります。今回は有名なナルバエスのとムダーラのギター版をお聞きいただきます。そのほかにはジュリアーニの《スペインのフォリアによる六つの変奏曲》《アイルランド民謡による変奏曲》、ソルの《魔笛の主題による変奏曲》《マルボローの主題による変奏曲》などです。ご予約は Manzana マンサーナ(Tel.075-972-2834)まで。

 


カネンガイザー氏《天使の協奏曲》再び

2009年11月24日(火)

今年の5月から来年の2月にかけて、カネンガイザー氏は何度か《天使の協奏曲》を全米で演奏されます。すでに Dallas での演奏を終え、つい先日も Hrdford でその演奏のひとつが終り、大成功であったという知らせのメールを受け取りました。また今日はその演奏の一部が YouTube にアップされているというのでさっそく見てみました。最終楽章とアンコールでのカデンツァからの演奏が収録されています。カネンガイザー氏の演奏は相変わらず切れ味鋭く音楽が生き生きとして、秀逸。指揮の Provost氏も熱演。演奏会場の熱気が伝わってきます。今後の予定はこちらをご覧下さい。

 


熊本大学と山口大学

2009年11月14日(土)

先月に引き続き山口大学マンドリンクラブの指導に行って参りました(11月11日)。また今回はその前日(10日)、熊本大学マンドリンクラブにも指導に行って参りました。お昼の新幹線に乗って京都を発ち、博多でフォレストヒルの車に乗り換え一路熊本へ。長旅です。熊本大学を訪ねるのは初めてでしたが、大勢の明るい部員と、また聴講に来ていた熱心な先輩方の姿は、このクラブの音楽に傾ける情熱の深さと見えました。曲は二曲。四時間という時間は・・・(続きを読む)

 


嵐山

2009年11月6日(金)

まだ紅葉にはちょっと早いのですが、嵐山にやって来ました。上海から葉登民氏がやってきて、嵐山を見ようということになって、十何年かぶりです。私は学生時代に半年間だけ太秦に下宿していましたから、四条大宮からの嵐電はとても懐かしく、嵐山も父や母と来て以来ですから、懐かしい思い出ばかりが走馬灯のように脳裏を駆け巡りました。一昨日までの天気が嘘のように好転し、暖かく、青空が広がりました。たまにはこういうお出かけも良いものです。昨年はたしか紅葉のいちばん良いころに、女房と大原の方へドライブしたのを思いだし、今年もどこかへ出かけようと言っています。来週は山口と、熊本、福岡ですから、帰って来たら時間を見つけて北山の方へでもドライブしてみようかと思っています。

 


京都芸大大学祭

2009年11月3日(火・文化の日)

今日は娘に誘われて大学祭での「ファッションショー」なるものを見に行ってきました。娘は美術を選考しているのですが、展覧会もしますが、こんなこともやります。何でもやりますが、それは「楽しいから」なのだそうです。まったく家に帰ってくるのは「飯」「寝る」「風呂」の為だけです。今日のファッションショーは、身に付けるものを「装着すること」「取り外すこと」をテーマにしたものだそうで、なかなか面白いアイデアでした。演出にもっと精度を上げることができれば、もっと見る人を楽しませることができたでしょう。今日もとっても寒かったです。モデルとなった学生達もブルブル震えながらの熱演でした。

 


ストーヴを出しました

2009年11月2日(月)

11月に入ったら急に寒くなりました。日本海側にある低気圧の影響だそうで、風は吹くし、雨は降る、お陰で娘が実行委員となって、半年以上頑張って準備してきた大学祭でのバンドのライヴが室内公演となりました。夕方になってすストーヴを出しました。火をつけるとさっそく猫がやって来て、気持ちよさそうにストーヴの前で寝ます。北海道育ちの私には、やはりこの暖かさは不可欠。北国育ちは寒がりです。

 


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更新2009年12月2日

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