Diary
2007
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●イスが好き
2007年7月31日 (火)
我が家の「まめ」は私の「イス」が好きです。私が部屋に戻るといつもイスの上で寝ています。私が抱き上げて下に下ろすと、眠たそうな表情で「ココがいいんだけどな・・・」と言いたげです。私がイスに越しかけて仕事をしていると「ちょとお、そのイスをボクにゆずってくれませんかね・・・」という様子でしっぽをイスの脚にからめながら周りをぐるぐると歩き回ります。お茶を飲もうと、腰を上げると、そのちょっとのスキにさっとイスにジャンプ。戻ってきてみると「たぬき寝入り」を決め込んでいます。おいおい、まだだよと起こしたときの表情がこれ。カメラ目線です。なかなか可愛いやつです。
●休日なのに・・・
2007年7月29日 (日)
昨日はコンサートシリーズ、「A.セゴビアを讚えて」を終えました。三人の作曲家の音楽に演奏しながらも、改めてその素晴らしさを深く感じました。でも梅雨が明けた京都はさすがに暑かったです。来月のテーマは「練習曲集」。
今日は「第37回全国高校ギター・マンドリンフェスティバル」を大阪に聞きに行ってきました。大分県の岩田学園の若者たちが私の昨年の作品《天使の協奏曲》を演奏してくれたからです。 今月大分県佐伯市でリサイタルのあった前日、実は同高校でレッスンをしたのですが、約三週間、猛練習をしたのだろうと思います。独奏者を務めた石丸陸君も堂々とした演奏でした。
今、参議院総選挙の開票速報が流れています。休日だというのに慌ただしい一日でした。
●A.セゴビアを讚えて
2007年7月26日 (木)
今週の土曜日は毎月恒例のコンサートシリーズ、京都の「アートステージ567」です。今回は「A.セゴビアを讚えて」と言うテーマ、ちょっとヘビーなテーマです。セゴビアの存在とその業績、残してくれたものは、色々な意味を持っています。今回は特にセゴビアのために書かれた作品にスポットを当てます。時代が時代だけに、第二次世界大戦がもたらしたそれぞれの人生の荒波は音楽にも大きな影響を持っていたようです。そのことは三人の作曲家ばかりでなく、セゴビア自身にとっても同様でしょう。でも作品はどれも美しく、生命感に溢れています。背景にあるものは極めて思いけれど、なんとか「軽やかな気分で」演奏したいと思います。まだ少しチケットがあります、マンサーナまでお電話下さい「075-972-2834」。
●A.タンスマン
2007年7月25日 (水)
ポーランド出身の作曲家、アレクサンドル・タンスマン (Alexandre Tansman, 1897 -1986) を私のコンサートシリーズで取り上げるのは初めてですが、私自身はかなり昔から好きな作曲家で、代表作「カバティーナ組曲」など若いころからよく勉強していました。近年イタリアの Berben 社からセゴビアの為に作曲された作品の未出版のものがゾクゾクと刊行されていますが、その中に一冊、タンスマンの作品集も有り、それをみると彼が思いのほかギターの為に作品を書いていたことに驚きを覚えます。今回演奏する「ポーランド様式による組曲 Suite in Modo Polonico」はギターの為の作品の傑作のひとつです。簡明な書法の中に言い尽くせないほどの味わいを含んだこの曲は、セゴビア自身最もよく演奏したものでした。それにしても二十世紀の音楽の歴史を顧みると、タンスマンやテデスコのようにユダヤ系であると言うことから、亡命を余儀なくされたり、祖国を追われるように国外へ活動の拠点を移した人々が沢山いることに驚きます。そして今さらながら、セゴビアという演奏家が、如何に巨大な存在であったのかも痛感します。
●あいあいAI京都
2007年7月23日 (月)
九州、広島のツアーに出かけている間に、朝日新聞の京都版「あいあいAI京都」で今度のアートステージ567での演奏会シリーズのことを記事にしていただいておりました。7月11日付けの記事です。何と今度がシリーズ「10回目!」なんですね。あっという間でした。今度は「A.セゴビアを讚えて」と言うテーマで、ちょっと大きなテーマを選んでしまったと、今になって慌てています。当然これも一回では済まないテーマですから、「その2」「その3」と続けないと行けないだろうと思います。私にとっても思い出の深い曲ばかりを演奏します。今回はセゴビアのために書かれた作品、そしてセゴビアとの交流を通じて、ギターの為の優れた作品を書いた三人の作曲家にスポットを当てます。M.C.テデスコ、M.M.ポンセ、そしてA.タンスマンです。これらの作曲家達のギター曲を取り上げるだけでも、いったい幾つのコンサートが出来上がってしまうのか・・・。セゴビアという演奏家のパワーを改めて思い知らされます。演奏会は今度の土曜日、梅雨も明けていることでしょう。
●レオナルド・ブラーボ、リサイタル
2007年7月22日 (日)

毎回、聞くものを存分に楽しませてくれるレオナルドです。昨日の小松亮太氏等との「タンゴ」も本当に素晴らしいものでした。いつも期待以上の音楽を聴かせてくれます。ところで、再来月、9月に名古屋でレオナルドがソロ・リサイタルをやるそうです。ソロは久し振りのはずです。今回はクラシックのレパートリーが中心。タンスマンやボグダノビッチ、ソルの魔笛など聞いてみたい作品が並んでいます。ところが生憎私は同じ日滋賀県でコンサート「19世紀ギターの精華」があり、どうがんばっても聞きに行くことは出来ません。左のチラシの裏面に、主催者から依頼されて私が書いた推薦文が載っています。

●レオナルド、大阪 Blue Note
2007年7月21日 (土)

レオナルドがバンドネオンの小松亮太さんのカルテットと全国ツアー中です。今日は大阪公演の最終日、ブルーノートで聞いてきました。「水を得たさかな」と言おうか、素晴らしい音楽、素晴らしい演奏でした。ギターとやるのは初めてと言う小松氏、しかし素晴らしいサウンド、素晴らしくセクシーで魅力的な音楽を創り出していました。写真は終演後、近くで仲間達と呑んでいるときのレオナルドです。まだ各地七公演を残すそうです。お近くの方は是非聞いたほうがいいですよ! 素晴らしいです。
Blue Note は初めて行きましたが、ちょっとがっかり。音楽を高級な商品にする場所なんだなと感じました。料金が高いのは仕方ないとしても、スタッフの対応や、システムも、何もかも。スノッブ。ああいう場所で、アルゼンチンの貧しい人達が血と涙を絞りだして作った、音楽「アルゼンチンタンゴ」を聞くなんて皮肉な話しです。

●ロサンジェルスで・・・
2007年7月20日 (金)
丁度一年前の今日、つまり7月20日は京都で《天使の協奏曲》を初演した日でした。あの頃のことは全ての時間が濃厚で、生涯忘れることはないでしょう。もう一年が経ってしまったのです。・・・そしてなんと、今年の10月に再びビルと一緒にこの曲を、しかもロサンジェルスで演奏することになりました。舞台はGFAのコンベンション最終日のW.カネンガイザーリサイタルです。《天使の協奏曲》は「Concierto de Los Angeles」といいますが、まさに Los Angels で再演です。私は指揮者として招待戴きました。ロスの音楽大学の学生達によって約35人のギターオーケストラを編成(レベルは高いそうです!)、さらに一般の参加も公募しています。日本からも参加者がいるなら・・・、夢のような話しです。
●かささぎ兄弟デビュー!
2007年7月16日 (月)
ギタリストの松岡滋さんと岩崎慎一さんが二重奏としての始めてのコンサートを大阪府堺市で開催され、聞きに行ってきました。名付けて「かささぎ兄弟」だそうで、名前もユニークなら、演奏もとても音楽的な主張がはっきりしていて、これからの活躍が期待できそうです。プログラムは殆どが日本人の作曲家によるもので、私の「紺碧の舞曲」も素晴らしく元気な演奏で聞かせてくれました。特に冒頭の「プロローグ」での抑制した表現が続く「踊り」とのコントラストを際立たせていました。他に松岡さん自身の作曲による「歌と踊り第1番」、長岡克己さんの「KAZE」など。会場には一時帰国中の長岡さんの姿も見られました。写真は演奏会場で会った昨年の《天使の協奏曲》の演奏メンバー達。一杯のお客さん、突然の豪雨も会場の熱気と演奏者達のパワーにいつの間にか大人しくなってしまいました。
●台風一過
2007年7月15日 (日)
結局、広島市内には台風の大きな影響はなかったようです。台風一過、今朝の広島駅上空にはご覧のような青空と白い雲が、夏の到来を告げているかのようです。 昨日の公開レッスンでは六人の受講生、皆元気な演奏を聞かせてくれました。また近いうちに広島を訪れることになりそうです。今回も、楽しく、そして色々な出会いのあるツアーでした。京都へかえります。 (13時)
●雨ニモマケズ、風ニモマケズ
2007年7月14日 (土)
運が良いのか、悪いのか・・・。今回のツアーは最初から大雨の影響を心配しながらのスタート。でも大分も別府も、そして佐伯も天気は持ちこたえた。広島に着いてからは台風の影響を心配しなければならなかったけれども、結局昨日のコンサートも雨の影響はなし。殆ど降っていませんでしたから。小さな会場ながら一杯のお客さんが来て下さり、暖かい拍手。そして食い入るように、そして全身を音楽に集中しているような、聴衆の姿はとても嬉しいものでした。にこにこと笑顔の老夫婦、目を大きく見開いて身じろぎひとつしない少年、一曲一曲演奏が終るごとに表情豊かに拍手をしてくれる女性・・・、素敵な聴衆でした。 今朝になっても雨は小康状態。今日は11時から公開レッスン。どうやら台風の影響を受けずにレッスンをスタートできそうです。気持ちの良い朝は朝食もおいしいです! (9時30分)
●広島へ
2007年7月12日 (木)
広島に着きました。ホテルで少しギターをひいて、近くで夕食。周辺はお好み焼きとラーメン屋ばかり。旅先ではいつも好きなものばかりを食べているのですが「ご飯が食べたい」と初めて思って、小さな「食事処」という暖簾をくぐる。60代と思われる夫婦がカウンターにいて、お客さんは他に若い女性が一人(でもこの夫婦の娘さんみたい)。テレビを見ながら焼き魚を食べています。私はまず「冷ややっこ」、美味しい! 次は「焼き茄子」、これも旨い! 漬物盛り合わせをつまみながらビールを飲む。注文しておいた「煮魚」が出来上がり、これは一緒に豆腐も煮込んでくれて、最高。最後はお茶漬けを食べて、最高に美味しかった。カウンターに座りながらふと思いだしたことがある。スペインの「バル」ってこんな感じだったな〜。 明日は広島で演奏会。台風の影響が心配です。 (22時)
●博多山笠
2007年7月11日 (水)
八日、佐伯でのコンサートも無事終わり、不安定な天候にもかかわらず遠方からおいでいただいた方など、嬉しい限りです。今回は民謡などをベースにした音楽と小品を中心にしたプログラムで、ギターを初めて聞くという人にも楽しみ易かったようです。沢山の方々から「よかった、よかった」と言って戴きました。佐伯の皆様、そして大分、宮崎の皆様有り難うございました。
九日に博多へ。若い諸君が頑張っています。心配された雨の影響もそれほどなく、市内では博多祗園祭が始まっています。(15時)
●大分の味
2007年7月8日 (日)
昨日、大分市から別府に移動して昼食。駅からほど近いところで見つけた食堂のメニ ューにご覧のようなサンプルが・・・。右に見えるのは勿論「卵焼き」、さてそのとな りにあるのが何かお分かりでしょうか?
 「きし麺」状のものに黄な粉がまぶされて 、そう大分県では有名な「やせうま」です。さすがにお店もネームプレートをわざわ ざ置かないほどの、「常識でしょう!」みたいな感じ。お店も何だか懐かしい雰囲気 の「食堂」で「¥600」の「豚ショウが焼き定食」は美味しかったです。
今日は雨も すっかり上がり、これから佐伯市に移動します。(11時30分)
●玖珠サービスエリア
2007年7月7日 (土)
大雨の被害が心配される九州地方、玖珠サービスエリアで一服。さっきまで止んでいた雨がまた降り出しました。大分市にむかって走っています。あと1時間くらいで到着の予定。これ以上雨がひどくならないといいのですが。(13時40分)
●新作脱稿、Rhapsody Japan
2007年7月4日 (水)
新しい、ギター合奏のための作品が完成しました。立命館大学クラシックギター部から委嘱いただいていた作品で「Rhapsody Japan ラプソディー・ジャパン」という、日本の民謡や唱歌を題材としたものです。立命大学の皆さんから委嘱に際していただいたテーマは「祖国」という大きなテーマでした。そこからさらに議論を進め、日本の音楽を題材とした作品を書くことになりました。彼らの方からいくつもの日本の民謡や唱歌が候補として提示されましたが、当初は旋律を素材として新たな作品に仕上げようと思っていたのですが、作業を進めるに連れて、原曲の持つ美しさをもっと引きだしたいと思い、「ポプリ」の様な形としました。最初に《前奏》、続いて《さくら》《花》《通りゃんせ》《かごめ》《浜辺の歌》《ずいずいずっころばし》《ふるさと》と続きます。《通りゃんせ》と《かごめ》ではこの二曲のクオドリベットを試みましたが、美しい旋律が一層神秘さを深めた感じがします。《浜辺の歌》はポップな感じに、《ずいずいずっころばし》はコミカルなタンゴに仕上げました。初演は立命館大学クラシックギター部の定期演奏会、今年の11月です。詳細はまたご報告いたします。
●松岡滋、岩崎慎一、ギター二重奏
2007年7月2日 (月)
ギター二重奏の為の「紺碧の舞曲」がまた、素晴らしい演奏家お二人の手で演奏されることになりました。昨年の《天使の協奏曲》の演奏会でも活躍して下さった、松岡滋さんと、岩崎慎一さんのお二人です。7月16日(月・海の日)に堺市でデュオ・コンサートをされます。チラシのバックには薄く「KASASAGI KYOUDAI かささぎ兄弟」とすり込まれていて、どうやらこの二人のグループ名になっているようです。二人とも独奏者としても幅広く活躍され、またアンサンブルでの積極的な活動も今回の二重奏結成に繋がっていますので、本当に楽しみな演奏会です。会場地図はこちらです。
●大分、広島で演奏会
2007年7月1日 (日)

今月は大分と広島で演奏会を致します。
大分県の南、佐伯市と言うところで7月8日3時から、南海病院3Fギャラリーが会場です。民謡をテーマとしたギター曲と、クラシックギターの名曲小品を中心としたプログラムです。主催は上ノ山ギター教室。この前日大分県と別府市も訪れます。《天使の協奏曲》を練習中のある高校を訪問し演奏を聞かせていただきます。 7月13日は広島市で演奏会、14日は公開レッスンです。いずれも主催はギターの専門店「エル・コンドル」。広島での演奏は久し振りです。プログラムは佐伯市と同じ。公開レッスンのほうは受講生、聴講生も募集中です。


from Nov. 19th 2002
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