Diary
2007
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●忙しかった、9月
2007年9月30日 (日)
今日で9月も終りということで、なんと慌ただしく「あっと」言う間に過ぎてしまったことかと思いつつも、様々なことがあって極めて充実した一月でもあったと思っています。作品を3曲上梓、サマーコース、19世紀ギターによる2つのコンサート、・・・どれも充実していました。来月はいよいよロサンジェルスです。
●観峰館での「19世紀ギターの精華」
2007年9月29日 (土)
ルーヴル美術館でレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」を見たとき、それまで想像していた物との印象の違いに愕然としたことがあります。何と小降りで、しかし緻密で、華奢で、優しく、静かな情熱的がみなぎっていたことか。同じダ・ヴィンチのたしか岩窟の聖母のスケッチであったと思いますが、ミュンヘンの美術館で見たものはそのスケールの大きさ、力強さにしばし呆然としたことがあります。ピカソの「ゲルニカ」もあのパワーはオリジナルでなければ伝ええないものだろうと思います。メルツやジュリアーニが手にしていたシュタウファーが私に教えてくれたものには同様のメッセージが無数に含まれていました。
●70名のギターオーケストラ!
2007年9月27日 (木)
来月ロサンジェルスで開催されるGFAのコンベンションで、《天使の協奏曲》のギターオーケストラメンバーの募集が締め切りとなりましたが、先日主催者から連絡が有り、約70名の大合奏となるとのことです!内訳は、今回ソリストも務めるW.カネンガイザー氏が教鞭をとっているUSCのギター科の学生、また今回のディレクターであるS.モリス氏が教鞭をとっているCSUの学生があわせて約三十数名、それ以外は一般参加だそうです。来月の渡米がますます楽しみになってきました。
●19世紀のギター音楽
2007年9月26日 (水)
アートステージでのコンサートシリーズ、第12回は《19世紀のギター音楽》。シュタウファーの「レニヤーニモデル」を使用しました。楽器も最高のコンディションで、納得のいく内容のコンサートになったと思います。高音弦には最初はサバレス社製のガット弦を使用していたのですが、練習二日目で既に毛羽だってきて、結局本番では第3弦以外はダダリオのライトテンションを使用しましたが、まったく問題ありませんでした。聞きに来て下さった沢山の方々から嬉しいコメントを頂戴しました。演奏しながら、久し振りにリュートを弾いているような感覚があって、妙に懐かしかったです。さあ、いよいよ29日は観峰館で演奏します!
●爪
2007年9月22日 (土)
ここ2〜3ヶ月、少し爪を長めにして弾いていたのですが、さすがにこれでは「ガット弦」がひとたまりもありません。あわてて短くしましたが、明日はもっと削る予定です。シュタウファーの音は素直でとても好きです。今日はソル、ジュリアーニ、メルツ等を弾いてみましたが、思いのほかソルの作品にもその真価を発揮しているように感じられます。ガット弦はあと1セットしか手元に無いので、26日のアートステージではナイロン弦を使用するかもしれません。観峰館でガット弦を使用します。写真は先日T君から戴いたドイツ産の白ワイン。濃厚な味わいで美味しいです。有難う!
●来週は19世紀ギターで・・・
2007年9月21日 (金)
来週は19世紀ギターを使用して京都と滋賀県でふたつのコンサートします。ひとつはアートステージでのコンサートシリーズ、もうひとつは滋賀県にある「観峰館」でのコンサート。19世紀の三大ギター製作家と言えば、パノルモ、ラコート、シュタウファーですが、先月は博多でパノルモを演奏するチャンスに恵まれました。今度はシュタウファーです。ゆったりとした低音、柔らかな音色、クリアーな音質が特徴です。アートステージではソルのOp.44を全曲演奏してみようと思っています。観峰館では19世紀の名曲、「魔笛の主題による変奏曲」「月光(ソル)」「舟唄(コスト)」など、小品を沢山演奏する予定です。めったに無いチャンスですので、是非聞きにいらして下さい!
●立命館大学ギター部
2007年9月20日 (木)
今年は立命館大学ギター部のために「Rhapsody Japan」という合奏曲を書き下ろしました。今日練習を聞かせていただき、指導をしてきました。曲は短い導入(Introduction)とそれに続く日本の民謡・古謡・唱歌から構成された約16〜17分の合奏曲です。指揮は同大学3回生の石井麻衣子、つい先日の九州ギターサマーコースの指揮法講座の試験(コンクール)でも二位という優秀な成績を収めた学生です。今日は一曲毎に、曲の性格やテンポ、各部の奏法や音色など、三時間を精一杯練習してきました。残念ながら、写真を撮り忘れました。次回の練習は10月30日。あと二ヶ月、頑張りましょう!
●九州ギターサマーコース2007
2007年9月19日 (水)
熊本県での九州ギターサマーコースが今年も開催されました。レポートをご覧下さい
若い人達の成長が私達を喜ばせ、励ましてくれます。今回は偶然にもストラスブール留学中の近藤史明君も参加、受講生達とのアンサンブル、またランチタイムコンサート、講師陣とのアンサンブルなど沢山活躍してくれました。先日は博多のリサイタルで見事な演奏と成長ぶりを示し、今月28日に出身地長崎でのリサイタルを終えると再びストラスブールへ戻り勉学を続けるそうです。
●山口大学まんじゅう
2007年9月13日 (木)
山口大学マンドリン部を訪れました。皆さんとても熱心で5時間があっというまに終わりました。合奏曲二曲、マンドリン演奏家の高橋和彦氏、ギタリストの中野義久氏が技術指導をしてくれます。12月の定期演奏会まで練習を重ね、きっと立派な演奏をされるでしょう。
写真は「山口大学まんじゅう」! お土産に戴きました。
そのまんじゅうをにこやかに手にしているのが、ストラスプルグ留学中の近藤史明君。とてもうまくなりました。質のよい音楽をするようになりました。これから楽しみです。
●作曲の日々
2007年9月4日 (火)
いつの間にか9月になっていて、前半を見逃した「世界陸上」を少しだけ見ていたら、作曲に追われる日々となってしまいました。ギター合奏曲1曲、マンドリンとギターのトリオ1曲、ギター4重奏の小品1曲・・・。来週から始まる恒例の熊本でのサマーコースの為の指揮法教材など沢山準備をしなければなりません。こんな時はどうしてもギターを弾く時間が犠牲になってしまいます。四六時中コンピューターに向かって手を動かしていると、猫の「まめ」が「遊んでくれよ・・・」とばかりによじ登ってきます。私の膝の上で気持ち良さそうにしていると、いつの間にか寝てしまいます。そしてまた、仕事が遅れます・・・。
先週博多での演奏写真をアップしました。

from Nov. 19th 2002
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