Diary 2007 6月
2007
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昨年に引き続き「アートステージ567」でのコンサートは、今年は「毎月」と目標を立ててスタートしましたが、とうとう今度で今年6回目! 正直に言うと「毎月なんて出きるだろうか・・・」という気持ちもありましたが、なんとか「半分」まで漕ぎ着けました。毎回、特別に新しいことや変わったことをやろうとは思わずスタートしました。でもそれなりに、その回毎の特色を作ってくることが出来たと自負しております。今回は「コンサートと公開レッスン」ということで、演奏は1時間のプログラム。前回は1時間半も弾いてしまって、その反省をふまえて、今回は今年半年間の「ピックアップ・ダイジェスト・プログラム」みたいなものにしようと思っています。受講生の丸山君のカルカッシの練習曲と、武満氏の編曲したアイルランド民謡を持ってきますので、とても楽しみです。
最近の政府の動向は心配でならないし、安部総理の言動、国会でのやり取りも我が国の政治の貧弱さを実感させられて情けなくなる。社会保険庁の問題で民主党の小沢氏の質問に「じゃあどうしたら良いか、具体的な案を言って下さいよ!」とケツをまくるのはまるで子供の喧嘩ではないですか。だいたいこの人は就任以来、結構パフォーマンスが好きで、先日のごみ拾いはあまりにひどかった。管氏に責任をなすりつけた今回の発言も、現在の与党のスタッフの不甲斐なさの象徴だろう。だけれどももっと気をもむのは、こんな与党をだらだらと好き勝手にさせている野党の力不足。政治に限らないけれども、やはり拮抗する力のバランスからよりよい組織が構築されるのだし、その力が強ければ強いほど、そして緊張が強くなければ、より上等な組織は望むことが出来ない。与党に負けず劣らず、不甲斐ないのは今の野党だ。さくらパパなんか参議院選に擁立していていいのですか?
練習の仕方や課題は殆ど頭の中に整理されているので、楽譜を見る必要はないのですが、それでも「そこ」に至るまでには山程のスケッチを書き捨て、やっと簡潔なものに到達します。また生徒達のレッスンでは、どんなに簡潔な練習課題でも、やはりいったん「楽譜」に整理してやらないといけませんので、時々テキストを作り、そして同時に自分にとってもこれまでの練習内容を省み、整理する良い機会となります。 「左指の練習/右手と左手の同期 」を整理していて、1、2、3、などの指番号を振っていたら何か昔のことを思いだしました。そう私は大学生のとき「騒音」の研究をやっていて、実験データの整理解析のためにコンピュータを使っていたのですが、当時は今のようなコンピュータではなく、何でも自分で「プログラム」を組立てやらないと、動かないというものでした。BASICという簡単な言語を覚えて、いくつもの計算式を実験データに当てはめて、騒音の評価方法を検討するためにコンピュータを使っていました。ある日、自分のギターとリコーダーの練習のために「乱数」で数字を発生させ、毎日様々な指の課題を練習するという、簡単なプログラムを作ったのですが、これが思いもよらぬ効果があり、また毎日変化する課題がとても面白かったことを思いだします。練習はひとつのパターンにはまるのではなく、毎日が変化したほうが良いようです。