Diary
2007
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●北海道のじゃがいも
2007年10月31日 (水)
北海道の母がじゃがいもを送ってくれました。早速お昼に食べました。これは「塩煮」。じゃがいもはこうやって食べるのが一番美味しいです。単純ながらコツがちょっとあります。鍋に水をはって、川を剥いたじゃがいもを入れます。塩を小サジ1〜2杯。好みで結構、適当に。お湯が沸騰して20分ほどしたら、鍋のフタをずらしながら鍋ごと抱えお湯を流しに捨てます(・・・UFO焼きそばの要領です)。そしてそのまま鍋を火にかけます。勿論弱火。余分な水分を跳ばすと同時に、お芋の表面 に若干の焦げ目がつくかつかないか・・・、くらいが良い塩梅。何度か鍋ごと抱え上げて中の芋を転がします。火を止めてしばし放置。するとこのようにふんわりと、表面 が粉を吹いたように、ホクホクと炊き上がります。さて食するときのお伴は「塩辛」「筋子」「タラコ」「バター」お好みでどうぞ。まさに「北海道の純粋な味」です。
●函館でのアンサンブル講座
2007年10月30日 (火)
函館でのアンサンブル講座の締め切りが迫っているのだろうと思います。ロサンジェルスに行っている間、課題曲《Air》についての解説がお休みしてしまいましたが、練習まであと三週間を切りましたので、残された時間もう少し頑張って連載していきたいと思います。今回の函館でのリサイタルはその直前にこのようなアンサンブル講座もあって、ギター愛好家の方々と直接交流できる又と無い機会ですので、とても楽しみにしています。お問合せはこちらまで。
【担当窓口】
・函館市民会館(電話 0138-57-3111)
・函館市芸術ホール( 電話 0138-55-3521)
●運指がないと困る?
2007年10月29日 (月)
 さて 事前に参加される方々へ配布されているパート譜には、殆ど「運指」がついていないと思いますが今回はそのことについてお話をしましょう。器楽曲の楽譜にはそれぞれの楽器特有の「指使い」が書き込まれています。ギターの場合は、左指がどこを押さえるのかという数字、また右指のどれを使うのかというアルファベットが書き込まれます。今回私がこれらの指使い(運指/ fingering[英]、digitacion[西])を余り書き込まなかったのにはいくつかの理由があります。(・・・続きを読む
●iPhone
2007年10月28日 (日)
これが、噂の iPhone です! ・・・いえ、私のではありません。先日、ロサンジェルスでビル達とドライブしていたとき、海岸で私達の写真を撮ってもらおうと、ある男性に声をかけようとしたら、ぶつぶつと何かつぶやいている・・・。ひょっとして「アブナイ」人かなと訝ったのも束の間、この人なんと iPhone で家族と話しをしていたのです。私達の写真を撮ってくれると、自慢げに iPhone を見せてくれました。様々な機能も披露してくれました。まさに Cool! のひとこと。日本での発売はいつになるのでしょう。私は SoftBank がアップルと提携するのではと勝手に推測していたら、どうもそうではないようで、それであれば利用契約内容の詳細すぎて解りにくい、まるで騙されたような SoftBank をそろそろ乗り換えて、 iPhone にしたいなとつくづく思いました。
●天使の贈り物
2007年10月27日 (土)
早速アートステージ567でのコンサートシリーズ第13回です。今回のタイトルは《天使の贈り物》。ロサンジェルスから帰って二日後のコンサートとあって、さすがに特別なプログラムを準備するのは無理・・・。来月函館で演奏予定のリサイタルプログラムを前半で、後半は《天使の協奏曲》にまつわる三人の作曲家(F.ソル、F.タレガ、L.ブローウェル)の作品を演奏しました。肉体的には矢張り付かれていたと思うのですが、GFAでのエネルギーが身体の中のどこかに残っている感じがして、旅の疲れを吹き飛ばしてくれました。音楽にとって精神的なパワーの充実がいかに大事であるかということを痛感しました。来月は大阪が会場です。公開レッスンの受講生も募集中です!
●おそるべし YouTube
2007年10月26日 (金)
ビルからメールが来たら「You on YouTube」と・・・。なんとロサンジェルスでの演奏二日後に、YouTubeに僕達の演奏が公開されています。全く油断も隙もありません。しかも殆ど全楽章・・・。どうやらオーケストラのメンバーの誰かの友達が客席から撮ったもののようです。それがなかなか音も良く入っていて、ビルの生き生きした表情もうかがえます。・・・こういう世の中ですから。目くじらを立てず、せっかくですから皆さん是非ご覧下さい!
●出迎え
2007年10月25日 (木)
昨夜帰りました。行きは出発の日と到着の日が同じ日付、帰りはあっという間に日付が一日増えていました。太平洋上空の機内では専ら映画を見ていました。ハリーポッター、ダイハード4、あとはタイトルを忘れたのですが、ホテルの部屋に来た宿泊客が皆変死してしまう話し、ニューヨークで神の啓示を受けて「ノアの箱船」を作る話し、・・・などなど合計4本。関西空港からのLA直行便がなくなったため、成田経由の旅となりましたが、帰りは行きのときのような長い待ち時間もなく伊丹空港へ到着。家内が出迎えてくれました。我が家では二人の娘と二匹の猫が待っていました。お土産を開けるとヨモギとマメも興味津々に側へやって来て眺めています。 明日はアートステージ567で《天使の贈り物》と題して演奏会です。
●ホット一息
2007年10月22日 (月)
コンベンションも無事終了。今日はビルの家に泊めてもらいます。ドイツからやって来たギター教師、Friedherm と一緒に少しだけロスの観光。生憎の山火事のせいで、空は少しもやっています。時折何かが焦げるような 匂いも立ちこめています。楽しかった GFA2007、いよいよ明日は帰国です。そして26日には京都での演奏会です。
●《天使の協奏曲》LAで再演
2007年10月21日 (日)

午前中はヴェンダー・フェア(製作家と出版社による見本市)を少し覗いて、それから最後のリハーサル。1時からの本番では素晴らしいオーケストラのメンバーもとてもよく集中してくれて、またカネンガイザー氏も暗譜で素晴らしい演奏を聞かせてくれました。オーケストラは若者らしく生き生きとしていて、特に最終楽章のドライブ感は素晴らしいものがありました。終演後、様々な方々が祝福にきてくれて、その後のリサイタルを控えた LAGQ のメンバーでもあるS.テナント氏、来年のコンベンション開催となるサン・フランシスコからギタリストのD.タネンバウム氏など、沢山の人達が顔を見せてくれました。言うまでもなくカネンガイザー氏のそのほかのソロプロフラムも素晴らしく、みな至福の時を味わいました。その後S.テナント氏のリサイタル、夜はコンクール本選。ポーランドからやって来たマルシン・ディラが見事優勝しまいいた。これでとうとう GFA2007も終了です。帰国したらまたゆっくりと色々なことを報告したいと思います。沢山の経験、沢山の感動のある GFAでした。

●リハーサル二日目
2007年10月20日 (土)
今回の渡米でビサ取得のためにお世話になったロス在住の弁護士、エヴリンと昼食をとったため、午後は殆ど他の催しものをみることができず。会場のドミンゲス・ヒルに到着するとキャンパスの芝生の上で誰かがギターを弾いています(写 真)。それとなく聞き耳を立てると《天使の協奏曲》。嬉しくなって思わずとったショットがこれ。自分の作曲した作品がアメリカで演奏される・・・、そしてこのように昼食後の散策でその旋律を思いがけず耳にするというのは本当に幸せな気分です。今日は細部に渡った具体的な練習。皆、私の音楽をとてもよく理解してくれて、昨日に比べると飛躍的によくなりました。パートごとに重要なセクションのチェックや、また音色の確認など、有意義な練習が出来ました。いよいよ明日が本番!
 夜はエリオット・フィスク氏のリサイタル。前半はバリオス、バッハを中心としたプログラム。ところが私は喉の痛みと頭痛が激しく、前半を終了してホテルへ帰還。残念ながら後半のV=ロボスの練習曲集を聞くことは出来ませんでした。
●リハーサルがスタート
2007年10月19日 (金)
待ちに待った《天使の協奏曲》のリハーサルがスタートしました。ギターオーケストラの構成は、約30名が USC のギター科の学生達、そして一般参加の人達。当初70名に及ぶ参加が見込まれていましたが、最終的に総勢50名のギターオーケストラとなりました。既に当地では学生達が、W.カネンガイザー氏の指導のもと入念な準備をしていてくれたので、練習は極めて順調にスタートしました。一般 参加の方々は、昨年の京都の時と同様、まさに老若男女、色々な方がいらっしゃいます。ソフトケースにギターを収め大事に抱くようにして持ってきた60代のご婦人、恰幅の良い60前後の紳士、自称作曲家という女性、アコースティックギターを抱えた20歳くらいの青年、イスラム教のラビの様な帽子をかぶった正体不明の男性・・・、等々さまざまです。でも、とても良い感じで練習はスタート。皆とても熱心です。また練習は一般 公開され、アメリカのギター関係者、特にアンサンブル指導者達が沢山聴講していて、終了後はギター合奏の為のレパートリーの話しや、指揮法のことで話題が盛り上がりました。
 夜はフランスから、R.ディアンス氏のリサイタル。何とこの日がディアンス氏の誕生日ということもあり、ステージに登場するやいなや会場からは「ハッピーバースデー」の大合唱。恒例となっている最初の「即興演奏」は 「ハッピーバースデー」と、今回のコンクール課題曲「Anyway(作曲/R.ディアンス)」を織り交ぜたパフォーマンス。盛大な拍手が送られていました。
●一時予選終了
2007年10月18日 (木)
三日間にわたった一時予選が終了しました。写 真は審査を終えてほっとしている(?)審査員の面々。左からチェアマンのジェフ、ジョン、グレゴリー、カルロス(作曲家)、ビル、そして私です。一同疲労困ぱい、ビルも私も残念ながら夜のアマデウスDUOのコンサートは失礼して、ホテルへ直行、爆睡。実は今回ホップシュトック氏の出演が予定されていたのですが、病気のためキャンセルされ、急遽夕方に予定されていたアマデウスDUOが夜のコンサートを受け持つこととなりました。いよいよ明日から《天使〜》のリハーサルが始まります。
●二日目
2007年10月17日 (水)
初日はコンクール出場を辞退した人が多く、審査も休息を挟みながらということになりましたが、二日目は息つく間もなく朝10時から5時まで、かなりハードです。写 真は会場となっているCSUのキャンパス。審査員達と昼食をとっていたレストラン(学生食堂の中にある)からの眺めです。実は到着した翌日から、こちらとしては珍しく雲って時降り雨も降るという天気だったのですが、やっとロサンジェルスらしい天気となりました。夜はニューヨークからイェール大学教授 B.バードリー氏のリサイタル、個性的なプログラミングで、自作曲とバッハ、そして学生アンサンブルのために書いたという曲。演奏は当地のギター科学生達。バードリー氏は全身で音楽を表現していました。。
●GFA2007
2007年10月16日 (火)
朝9時からコンクール審査員の集まりがあって、10時からさっそくコンクール一時予選がスタート。想像以上のレベルの高さです。課題曲は今回のために書き下ろされた R.ディアンスの「Anyway」と言う曲。シリアスな曲です。例えばブローウェルの「舞踏礼賛」のように、スタンダードレパートリーになりそうな曲です。難曲ですが。夜はさっそくC.マルキオーリ氏のリサイタル。彼が敬愛して止まないモーツァルト、イタリアの現代作曲家の作品、ジュリアーニなど素晴らしい集中と抑制されたコントローで名演を披露。会場は総立ちで拍手を送っていました。
●再会
2007年10月15日 (月)
心配していた時差ボケも全くなく、今日は約一年ぶりにビル一家と再会。すてきなお住いで、なんとビルの手料理をご馳走してもらいました。お嬢さんのカミーユ(15歳)は昨年より背が伸びて更に可愛らしくなっていました。《天使の協奏曲》の準備の進み具合などを話ながら時間があっという間に過ぎてしまいました。「今回は暗譜で弾くよ!」とカネンガイザー氏、すごい意気込みです。家族のことを話しあったり、お互いに年齢が近いので(ビルは私より四歳若い)、家族のことや親のことなど話しあって、「こんな話をするのも、お互いにそういう年になったからなんだな・・・」とビルがしみじみ言いました。いよいよ明日から始まります。
●ロサンジェルス到着
2007年10月14日 (日)
ロサンジェルスに到着しました。噂通 りの爽やかな気候、快晴です。今回のGFAコンベンションのディレクターである、S.モリス氏の奥様ケイシーさんが出迎えてくれました。ホテルに着くとすぐに電話があって、「ハイ、眞吾、君の到着の日を勘違いしていたよ。明日だと思っていたんだ」とビル、カネンガイザー氏から電話。しばらくするとホテルに今回の出演者などが到着しはじめ、夕食をホテルのレストランで。スコット、マーサ、イタリアから来たマルキオーニ氏、そして日本でもお馴染のP.シュタイドル。パーベルは今回の出演者ではありませんが、丁度近くでコンサートが会ったそうで僕達と合流し、相変わらずの明るさを発揮していました。写 真はホテルからの夜の眺めです。
●疲労困憊
2007年10月11日 (木)
猫はいつも寝ています。目を覚ますとご飯をせがみ、また寝ます。時々じゃれたり、甘えたり、そうかと思うとまた寝ます。我が家の マメ は時々舌を出したまま、呆然としているときがあります(写真)。一体何を考えているのか、それとも何も考えていないのか・・・。10月になって、ちっとも休める日がありません。LA行きの準備をしたかったのに、殆ど出来ていません。それまでに作曲したかった曲も全く出来ておらず、これは諦めるしかなさそうです。こういう時は私も マメ のように呆然としたほうが良いのかもしれません。疲労困憊・・・、いやいやそんなことは言ってられません。LAでは70人のギターオーケストラが待っています。《Air》の解説も順調に連載中。
●Robin Adair
2007年10月1日 (月)
有名なソルの「魔笛の主題による変奏曲 Op.9」のように、オペラの一節を主題としたものや、同じくソルの「マルボローの主題による変奏曲 Op.28」のように民謡を主題とした変奏曲はギターのレパートリーのみならず沢山あります。先日の演奏会ではジュリアーニの「6つのアイルランド民謡集 Op.125」から2曲を演奏したのですが、そのうちの一曲が「Robin Adair」と言う曲なのですが、実は私はこの原曲が他で謳われたり演奏されたりするのを聞いたことがありませんでした。つまり全く知らない曲だったのですが、なんと! 観峰館にこの曲を収めたオルゴールがあったのです。26日のアートステージでの演奏会を聞きに来られた観峰館の古橋さんが「オルゴールをかけても、それが一体何と言う曲なのか知らなかったのです・・・」と、お互いにビックリ。当然9月29日の観峰館での演奏会ではオルゴールの演奏も聞いて戴きました。

from Nov. 19th 2002
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