gfd
《続・独習者のためのステップアップ講座》
by Shingo Fujii
Index
shingo

CHAPTER 1.
基礎練習について

1-1
1-2
1-3

第3節「異なる弦上での右手の動き」

 【課題 1-2】は先の課題と同じことに気をつけながら同様に練習します。これはいわゆる「アルペジオ」を弾く場合ですが、基本的には全てアル・アイレ奏法で練習します。ただしアクセントは毎回指が交互に変わります。

【課題 1-2】

1-2
*クリックして譜例(画像)を拡大表示

 【課題 1-3】ではゆっくりと、そしてなめらかにひいてください。アクセントをはっきりとつけるように、ただし「きれいな」音でひくように心がけてください。速くひく必要はありません。いつも指の動きがなめらかであるように、動きのなめらかさは出てくる「音」のなめらかさに表れます。

【課題 1-3】

1-3
*クリックして譜例(画像)を拡大表示

 ここまでの練習では左手はいっさい使いません。右手に神経を集中するためです。左手の練習については次号で紹介します。

 

・・・ここでの話は「Guitar Study」の「右手の動き3〜指のストローク」「右手の動き7〜弦と指の角度」 と同じ内容です。参照して下さい。またこの【課題 1-2】【課題 1-3】は「右手の動き8〜練習課題」と同じものです。実際これらの練習は私自身にとっても、とても大事な練習で、繰り返し良く練習しているものです。

 

(追記1)ここでの話は言うまでもなく「アルペジオの場合の右手の動き」に関してなのですが、内容は簡潔に、最も基本的な練習だけにとどめました。「アルペジオ」の練習に関しては多くの要素を考えなければ行けませんが、その中のひとつとして本コラムの「アルペジオの練習〜ジュリアーニ Op.1」も参考にして下さい。(2014/5/11 記)