7.弦と指の角度
「3.指のストローク」のお話で「指が弦を押し込んだ量(=距離)」は「弦の振れ幅(振幅)」に比例し、また「弦の振れ幅(振幅)」は「音の大きさ」に比例するということを言いました。ここでは「弦を押し込む」ということ、すなわち「どうやって音の大きさを調整するか」と言うことを勉強します。
最初は弦を押し込もうとすると力んで(りきんで)、指に力が入り、指がこわばり、爪を弦に引っかけてしまう場合がしばしばあります。「弦を押し込む」といっても決して「力」を入れるのではありません。指を弦の上から覆いかぶせるように置いて、やや大きなストロークで指を振り抜きます。そうすると自ずと弦を深く押し下げることが出来ます。このことは全ての指に共通しています。写真「4.」は「人さし指
i」を「5.」は「薬指 a」をその様に置いた場合の写真です。 |