4.弾弦の角度(音質)
次に弾弦の角度について考えてみましょう。これは「音色(ねいろ)」あるいは「音質(おんしつ)」と深く関わります。
最初の写真(A)は私にとって「基本」の角度です。「やや傾けて」と考えますが、それは爪の状態や、楽器本来の音色などとも関係しますので、必ずしも「何度」であるとは言えません。大事なことは「基本」の角度よりも「より立った角度(90度に近い)」と「より寝かせた角度(弦と平行に近い)」角度があるということです。そのことによって音色や音質の幅を持つことができるからです。このとき腕と手のひらが一直線上にあります。 |