写真「3.」は「2.」の場合とは対照的に、手首が落ちすぎている状態です。見た目はとても違うのですが、これらの角度から生まれる音は共通して「硬い音」です。理由は弦に対する指先の角度が同じだからです。角度を付きすぎて「爪を引っかけるようにして」弦を上に持ち上げてしまうから「硬い音」になるのです。
しかし「硬い音」が欲しいときには一時的に「2.」や「3.」の状態で弾いてやればいいわけです。自分の手がどういう状態でギターを弾いているのか、一体どんな角度で弾いているのか、ということはビデオで撮ってみたり、鏡の前で弾いてみるとよく解ります。
この事は次のページでも大事な考え方となります。