gfd

Guitar Study

《右手の動きby Shingo Fujii

Loading
h

6.手首と手、または腕

 「腕」「手のひら」は「手首」の関節によって連結されています。小さな骨が沢山集まって出来た精密器械とも言える部分です。腕から手のひらにかけては「真っ直ぐ」の状態がもっとも指を自由に動かす事が出来ます。簡単に確かめることが出来ます。腕を軽く前に付きだし指を適当にバタバタと動かしてみて下さい。このとき腕から手のひらにかけてが「真っ直ぐ」の状態とき、すなわち「手首を曲げていないとき」と「手首を曲げたとき」でどちらが、指を動かしやすいでしょうか? 答えは簡単なはずです。写真「1.」は腕から手のひらにかけては「真っ直ぐ」の状態、すなわち「関節を曲げていない状態です。

 

1.
kf

 写真「2.」は手首を曲げた状態です。この様にして弾いている人は案外見かけます。なぜこの様にするのかは私には解りませんが、こうしたときのデメリット、あるいは予測される問題点はいくつかあげることが出来ます。
まず、先にも言いましたように、この様に手首を曲げてしまうと指の動きが制限を受けてしまいます。指先の動きが小さくなってしまうのです。また手首は精密器械だと言いましたが、この様に偏った角度での使用を継続すると、関節の機能に障害が生じる危険があります。また「ガングリオン」と呼ばれる「瘤(こぶ)」のようなものが手首に出てくることがありますし、もうひとつは「腱鞘炎」を発症する危険も多くなると思われます。

2.
jh

写真「3.」は「2.」の場合とは対照的に、手首が落ちすぎている状態です。見た目はとても違うのですが、これらの角度から生まれる音は共通して「硬い音」です。理由は弦に対する指先の角度が同じだからです。角度を付きすぎて「爪を引っかけるようにして」弦を上に持ち上げてしまうから「硬い音」になるのです。
しかし「硬い音」が欲しいときには一時的に「2.」や「3.」の状態で弾いてやればいいわけです。自分の手がどういう状態でギターを弾いているのか、一体どんな角度で弾いているのか、ということはビデオで撮ってみたり、鏡の前で弾いてみるとよく解ります。
この事は次のページでも大事な考え方となります。

3.
g