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Guitar Study

《はじまりの音楽by Shingo Fujii

The Dawn of Music
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8. 一月一日

千家尊福/作詞
上 真行/作曲

年の始めの 例(ためし)とて
終(おわり)なき世の めでたさを
松竹(まつたけ)たてて 門ごとに
祝(いお)う今日(きょう)こそ 楽しけれ。

初日のひかり さしいでて
四方(よも)に輝(かがや)く 今朝(けさ)のそら
君がみかげに 比(たぐ)えつつ
仰(あお)ぎ見るこそ 尊(とう)とけれ

 明治の初期に「君が代」などと並んで作曲された国家の重要な歌のひとつだそうですから、この曲を声高に歌うのは「ある方達」にとってはけしからんのかもしれません。私が小学生の頃には、冬休みだというのに、そして楽しいお正月だというのに、たいして大事な用事もないのに学校へ出かけて、校長先生の「年頭のお言葉」を頂戴し、そしてこの歌を歌うという「儀式」がたまらなく退屈だったことを覚えています。唯一の楽しみは紅白のお饅頭をもらえる事でした。今の若い人達にとっては、この歌はお正月に放送されるフジテレビの「新春かくし芸大会」のテーマ音楽なのだそうです。

 2nd guitar は言うまでもなく、バッハの平均率曲集第1番の有名なプレリュードの音形を模しています。ちょっと難しいです。先生方、宜しくお願いいたします。和音の変化に表情を感じて下さい。

 1st guitar はとってもゆったりしたテンポです。メロディーも単純ですから弾くのは簡単だと思います。でもその分、音が長く伸びていなければいけませんから、そういう弾き方を研究して下さい。強く弦を弾いてしまうとかえって「音の伸び」が無くなってしまいます。弾弦の角度に注意しましょう。このことも当サイト「GuitarStudy 弾弦の角度(音質)」で解説していますので参考にして下さい。ゆったりとしたビブラートが必要だと思います。

 最後の方で 1st guitar がソロになって、突然難しくなるところがあります。最初にこの曲を編曲したときには、この部分は 2nd guitar にあったのですが、出版譜では逆にしました。一見難しそうですが、少し練習すれば弾けますから挑戦してみて下さい。最初のうちは先生(2nd guitar)に弾いてもらっても良いでしょう。

 明治の最初期に、しかも宮廷雅楽師であった、上真行(うえさねみち)という人がこんなにお洒落で素敵なメロディーを作曲していただなんて信じられないほどです。

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