1藤井眞吾、ギターと作品の夕べ(コンサート)
2009年 12月27日(日)6時 開演/ ●ソロ SOLO/序奏と華麗なるロンド Op.11(J.K.メルツ)/ アンダンテ イ長調 Op.39(N.コスト)他 /●二重奏 DUO /紺碧の舞曲(藤井眞吾) /Fragments(新作初演/藤井眞吾) /はじまりの音楽(全曲)(藤井眞吾)/● 三重奏 TRIO /River Run(藤井眞吾) ・・・
東京で開催される年末の指揮法講座の前日、益田正洋さん、富川勝智さんと言う二人の素晴らしい共演者を得て、コンサートを行います。ソロも少し演奏しますが、何と言ってもお聞きいただきたいのは三人でのアンサンブル。二重奏は「紺碧の舞曲」「はじまりの音楽(全曲)」そして新作の初演も行います。三重奏は「River Run」、今からリハーサルが楽しみで仕方ありません!

2カネンガイザー《天使の協奏曲》再び2009
2009年と2010年にウィリアム・カネンガイザー氏が全米各地でで《天使の協奏曲》を演奏します。Dallas, Hartford, Piedmont, Ohio, Washington DC, などの各地です。2009年11月に Hartford で R.Provost氏の指揮のもと行われた演奏が YouTube でご覧戴けます。 今後の予定はこちらでご覧下さい。

36コンサートシリーズ vol.39《2009年を振り返って》
2009年 12月19日(土)7時 開演 ●舞踏礼賛(L.ブローウェル)/ アラビア綺想曲(F.タレガ)/ 前奏曲(H.V=ロボス)/ アンダンテ イ長調(N.コスト) /他 ・・・
《アートステージ567》での藤井眞吾コンサートシリーズ、 2009年もたくさんの方々に聞いていただき、深く 感謝いたしております。色々な企画/内容でやって まいりましたが、12月の最後は今年一年を振り返りながら 様々な作品をお聞き頂こうと思います。

4インタビューPLAY
10月に Shanghai Guitar Week の為に上海を訪れたときに行われた地元誌 PLAY のインタビュー記事です。残念ながら(というか、当然のことながら)中国語なので何が書かれているか殆どわかりません。写真は上海音楽院の Danny Yhe 氏。場所は上海音楽院の中に Danny の研究室です。いいですね、こんな部屋があるなんて!(12月1日)

5コンサートシリーズ vol.38《変奏曲集》
2009年 11月28日(土)7時 開演 ●序奏、主題と変奏曲 Op.20(F.ソル) / マルボローの主題による変奏曲 Op.28(F.ソル)/ 魔笛の主題による変奏曲 Op.9(F.ソル)/ アイルランド民謡による変奏曲 Op.125(M.ジュリアーニ) /他 ・・・
「変奏曲」ってなんだろう? そんなことを思ったことはありませんか? 名曲の中には「変奏曲」の形式によるものが沢山あります。曲名に「~による変奏曲」と書いてなければ「え、これが変奏曲だったの?」何て思う曲もあります。どうして「変奏曲」って好まれるのでしょう。何故作曲家達はこんなにも沢山の変奏曲を書いたのでしょう。そんなことを考えながら、主に19世紀の名曲をお楽しみ下さい。

6熊本大学と山口大学
先月に引き続き山口大学マンドリンクラブの指導に行って参りました(11月11日)。また今回はその前日(10日)、熊本大学マンドリンクラブにも指導に行って参りました。お昼の新幹線に乗って京都を発ち、博多でフォレストヒルの車に乗り換え一路熊本へ。長旅です。熊本大学を訪ねるのは初めてでしたが、大勢の明るい部員と、また聴講に来ていた熱心な先輩方の姿は、このクラブの音楽に傾ける情熱の深さと見えました。・・・(続きを読む)

6コンサートシリーズ vol.37《上海紀行》
2009年 10月24日(土)7時 開演 ●はじまりの音楽~全曲(藤井眞吾)/黒いデカメロン(L.ブローウェル) /セビリア幻想曲(J.トゥリーナ)/三つの編曲作品(武満徹)/他 ・・・
「はじまりの音楽」を書き下ろした今年の1月のコンサートシリーズで私の三人の生徒達とこの曲集を全曲演奏しましたが、その時は11曲しか完成していませんでした。その後一曲を追加して全12曲として、6月に出版。今回私の教え子である奥野隆君に出演戴いて全曲を演奏しました。おいで頂いた皆様、有難うございました。 (2009年10月24日)

7上海ギター週間
2009年 10月12日(月)~17日(土)/・・・今回の上海訪問は上海音楽院が主催する「上海ギター週間」にゲストとして参加するものであることを、恥ずかしながら現地に着いてからようやく理解した次第です。マスタークラスのほか、中国各地から参集したギター教師の方々のためのレクチャ、また彼らとのシンポジウム(論文発表)、討論会、リサイタル(上記)、コンクール審査員、などなどでした。さらには最後の二日間は予定外の有意義な日々でもありました。Photo Album を是非ご覧下さい。(2009年10月21日)

8山科アスニーでトワイライトコンサート
2009年 10月9日(金)/京都の山科にある「山科アスニー」と言うところでコンサートをしました。山科アスニーの企画・主催で、入場が無料で、夜の7時から。本当に沢山の方が聞きに来て下さいました。圧倒的にご年配の方が多かったのですが、皆さんとても熱心に聞いて下さいました。 (2009年10月9日)

9第55回九州ギター音楽コンクール開催、結果
結局5人が本選で演奏することとなりました。このコンクールでは「審査」をするために、多面的な考察をしうるように課題を設定しています。自由曲はわずかに本選で数分間演奏できるだけですが、優勝した呉優(うーよう)君、16歳はその数分間で圧倒的なアピールをしてしまったのではないかと思っています。 (2009年10月4日)

10第55回九州ギター音楽コンクール開催!
・・・いくつかの基本的な改革を進めつつ、我が国最長の歴史を持つ九州ギター音楽コンクールが今年も10月3日・土曜日(一次審査)、10月4日・日曜日(二時審査と本選)に開催され、第55回目を迎えます。私は今年も審査委員長を務めます。(中略)今年は内外から33名の応募がありました。 応募が増えたもう一つの理由は、昨年(第54回)一位が空位であったために、その賞金「30万円」を本年に持ち越し「一位=45万円」「二位=20万円」「三位=10万円」という高額賞金になったことが、遠方からの参加者を勇気づけたと思われます。つまり、必ずしも「一位優勝」でなくとも、二位でも、あるいは三位でも関東や東北、北海道からの参加が可能になったというわけです。

12コンサートシリーズ vol.36《芸術の秋到来!》
2009年 9月26日(土)7時 開演 ●黒いデカメロン(L.ブローウェル) /11月のある日(L.ブローウェル)/魔笛の主題による変奏曲 Op.9(F.ソル)/24の漸進的小品集 Op.44(F.ソル)/他 ・・・
ちょっと汗ばむくらい、でも秋らしい爽やかな一日。ギターのコンディションも最高! 「黒いデカメロン」を始めとする大曲や「ディアハンターのテーマ」などの小品でも、思いのまま音楽を作ることができました。(2009年9月26日)

13コンサートシリーズ vol.35《2009年の夏~ギターのための小品集》
2009年 8月22日(土)7時 開演 ●キューバの子守歌(L.ブローウェル) /エストレリータ(M.M.ポンセ)/マリアルイサ(サグレラス)/月光(ソル)/他 ・・・
ギターのための小品集。19世紀のサロンを彷彿とされる古典派と浪漫派の作品、そして20世紀に入ってからのギターのための小品集、沢山弾きました! ・・・なんと26曲!(2009年8月22日)

14重奏の会で「はじまりの音楽」
富川ギター教室の企画・主催で「重奏の会」が開催され、私は富川ギター教室の生徒の皆さんと「はじまりの音楽」を全曲演奏いたしました。会に先駆けて、公開レッスン、そして会の最後にはゲスト演奏をいたしました。(2009年7月12日)

15コンサートシリーズ vol.34《悲歌的幻想曲》
2009年 7月25日(土)7時 開演 ●悲歌的幻想曲 Op.59(F.ソル)/マルボローの主題による変奏曲 Op.28(F.ソル)/序奏と華麗なロンド Op.11(J.K.メルツ)/アンダンテ Op32(N.コスト)/他 ・・・
19世紀の作品ばかりをモダンギター(三浦隆志製作1989)で。やはり19世紀のギターと現代のギターはきわめて違うものだと実感。いずれも完成された素晴らしい楽器で、表現の方法や、音質の差異が演奏者にはそれに相応した音楽を作ることを求めます。(2009年7月25日)

16地平線の協奏曲 Horizontal Concerto
ギター独奏とマンドリン合奏のための協奏曲は、本邦最初のものです。アンサンブルモニカの委嘱で作曲、ソリストに益田正洋さんをお迎えして船堀大ホールで初演されました。(2009年7月11日)

17コンサートシリーズ vol.33《讃歌》
2009年 6月20日(土)7時 開演 ●ドビュッシー讃歌(M.deファリャ)/《コンポステラ組曲》より(F.モンポウ)/武満徹 ギター作品集/悲歌的幻想曲(F.ソル)/ソナタ第1番(A.ディアベリ)/他 ・・・
長い間お世話になった STUDIO73、そして私の演奏活動の出発点であり、20年以上に渡って私を見つめ見守ってくれた STUDIO73 でのラストコンサートでした。(2009年6月20日)

18はじまりの音楽 The Dawn of Music
先生と生徒が一緒に勉強できるように、日本の民謡や唱歌を題材にした二重奏曲集「はじまりの音楽」をフォレストヒル出版よりリリースいたしました。またここに収録された作品の解説GuitarStudy のコラムとして全曲掲載しております。皆様の練習のご参考になればと思います。(2009年6月)

19佐賀大学を訪れました・・・
レッスンのために佐賀大学ギター部を訪問しました。個人レッスンとアンサンブルの指導です。二日間に渡ってレッスンをしましたが、皆熱心に勉強してくれました。(2009年5月22日)

20コンサートシリーズ vol.32《19世紀のギター音楽~練習曲とソナタ》

2009年 5月30日(土)7時 開演 ●練習曲集(F.ソル)/練習曲集(M.カルカッシ)/ソナタ Op.15(M.ジュリアーニ)/ソナタ第1番(A.ディアベリ)/他 ・・・
19世紀のオリジナル楽器、J.Bucher を使用しての演奏会。パリで活躍していたカルカッシ、ソル、そしてウィーンで活躍したジュリアーニ、ディアベリの作品。特に余り演奏されることのないディアベリの作品は、あらためて当時の音楽の質の高さを感じさせました。(2009年5月30日)


21上海で福田進一氏と公演
4月22日に上海音楽院のお招きで上海で公演を行いました。福田進一氏と「ラプソディージャパン(二重奏)」、そして同氏をソリストにお迎えして「天使の協奏曲(指揮:藤井眞吾)」ほか、演奏曲目の殆どは私の作品、あるいは編曲作品です。学生達のレッスン、そしてアンサンブルの練習と、タイトな一週間はあっという間に過ぎました。(2009年4月)

22コンサートシリーズ vol.31《武満徹とブローウェル》
2009年 4月18日(土)7時 開演 ●フォリオス/《全ては薄明かりの中で》より/《森のなかで》より(以上 武満徹)/《ソナタ》より/《簡素な練習曲集》より/永遠の螺旋(以上 L.ブローウェル)/他 ・・・
現代のギターのレパートリーにとって、武満徹とL.ブローウェルの作品は最も個性的で重要な位置を占めています。私にとっても大好きな作曲家、二人の音楽をたっぷりお楽しみいただきました。(2009年4月18日)

23コンサートシリーズ vol.30《春の訪れ》
2009年 3月14日(土)7時 開演 ●エストレリータ(M.M.ポンセ)/ 南のソナチネ(M.M.ポンセ) /舞踏礼賛(L.ブローウェル)/ 《黒いデカメロン》(L.ブローウェル)/ 魔笛の主題による変奏曲 Op.9(F.ソル)/他
春の訪れ、何て思っていたらとっても寒い一日でした。でも演奏した曲はメキシコの作曲家ポンセの作品、キューバのブローウェルなど、少しは温かさを感じていただけたでしょうか? (2009年3月14日)

24コンサートシリーズ vol.29《作曲家の思惑(おもわく)》
2009年 2月28日(土)7時 開演 ●《全ては薄明かりの中で》より1楽章、4楽章(武満徹)/ ソナタ第1番 他(A.ディアベリ)/ これでよろしいかな? Op.48(F.ソル)/ アラビア綺想曲(F.タレガ) 他
私が長い間抱いていた疑問や関心、作曲が何を思って曲を作るのか、そして演奏家を一体どこまでそれを知りうるのか、編曲者はその意図をねじ曲げてはいないだろうか・・・、などなどテーマは大きなチャレンジとなりましたが。 (2009年2月28日)

25横浜と東京で公開レッスンなど

横浜の井桁典子ギター教室の主催で公開レッスンとコンサート、富川教室の主催で公開レッスンなどを行いました。熱心な生徒達、そしてそれ以上に情熱的な主催者の方々に深く感謝します。私の作曲した「Air」や編曲「さくら」なども聞かせていただきました。(2009年2月)


26コンサートシリーズ vol.28《はじまりの音楽》
2009年 1月31日(土)7時 開演 ●春の海(宮城道雄 作曲/藤井眞吾 編曲)/ 前奏曲とショーロ(H.V=ロボス)/ラグリマ(F.タレガ)/愛のロマンス(A.ルビラ)/はじまりの音楽(藤井眞吾)
先生と生徒が一緒に勉強できるようにという意図で書き進めている二重奏曲集「はじまりの音楽」を、実際の私の生徒三人と演奏いたしました。ともに今春卒業、就職など新しい道に進む生徒達にとっても、この演奏があたらしい「はじまり」となることを願っています。 (2009年1月1日)