もうひとつ、強烈に印象的だったのは(それはとても個人的なことなのですが)広島での最後の受講者、川本秀史さんの演奏が終った瞬間、David
が「・・・個人的には、あなたの音楽はとても好きだ。あなたは既にあなたの音楽的個性を持っているから、では、それをどうしたらより良く聞かせることが出来るかということを勉強していきましょう」と明言してレッスンを始めたとき、「何とハッキリものを言う人だろう!」とおもって、感動したのでした。川本さんは既にベテランと言ってもいい年代のギタリストで(40代? ・・・かな?)、彼のこの言葉は前の若い3人に対して「音楽を見つけること」が先ず最初にあるんだよ、というメッセージでもありました。事実David
はそういう言い方もしていました。
全体的に David Russell のレッスンが技術的なことよりも、音楽的なことにかかるウェイトが以前より多くなっていたような気がします。そのことは広島でのレッスンの最後に総括として「先ず音楽的に何があるのか、奏者は何をすべきか、それがわかっていなければ、テクニックは何の意味も持たない」と言っていましたし「良い音をだすとか、大きな音を出すとか言うテクニックをマスターすることはそんなに難しいことではない。大事なのはそういったテクニックを、何処で何のために使うかということなんです」とも言っていました。私にとっても充実した2回の公開レッスンでした。 |