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David Russell デイビッド・ラッセルと私
2004年10月5日

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 1986年は私にとって重要な年でした。ロンドンのロイヤル・カレッジの演奏家ディプロマを取ったこと、そしてかの有名なスペインのサンティアゴ・デ・コンポステラの講習会に参加できたこと、そして講習会の中で開催されたルイス・コーレマン・コンクールでコーレマン賞をいただいたこと、などなどです。講習会の会場から Daivid に電話をするとコンクールでの受賞を祝福してくれ、講習会が終ったら再び彼の自宅でレッスンを見てくれることを約束してくれました。
 一年ぶりの Vigo そして David の家です。今回はアメリカ人のギタリスト、James Klyne と一緒にレッスンを受けることになりました。やはり前年同様、David は一日中の時間を僕たちのために費やしてくれました。 James はアルコイに住んでいましたから、互いによく知りあう友人でした。彼のレッスンの中でO.ハントの「ガルーダ」のレッスンはとても面白いものでした。私はトゥリーナの「セヴィリア幻想曲」トローバ「個性的小品集」などをみてもらいました。丁度サンティアゴ・デ・コンポステラ講習会の時期にエル・エスコリアルの古楽講習会に行っていた細君と Vigo で落ち合ったのですが彼女が熱を出してしまって、また David は友人とのバケーションの約束もあってレッスンは四日間で終りましたが、私には重要な四日間でした。この時のレッスンの最初に、「ああ、シンゴ、弾き方を変えたね」と言われたのですが、それは右手のタッチのことでした。
 私は小学校3年生からギターを独学していましたが、いつも教則本や周囲で言われているテクニックには馴染めないものがありました。たアポヤンドやアルアイレと言われるテクニックの本質的な違いについてもわからないままでいましたまた。どう考えてもそれは不自然じゃないかということも沢山ありましたが、この前年 David が教えてくれたテクニック、特に右手のそれは私が独学でやっていたその方法と基本的なことがとても共通していて、実はとても理解しやすく、体得するというよりは本来の自分に楽な方法に思いきって帰ることが出来た、そんな大きなきっかけだったのです。四日間のレッスンが終ってホテルまで車で送ってくれた David と再会するまでにはそれから数年の歳月がかかりました。また私にとって、David Russell というギタリストから学ぶことは、むしろ彼が来日を果たしてから以降、本格的に始まったような気さえしています

(2004年10月5日 )


つづく

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