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更新:2005年4月9日

曲目について-6

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藤井眞吾 ギターリサイタル〜ギターのための小品集
すべては薄明のなかで [4/14 in BIWAKO & 4/21 in TOKYO]
【曲目について by 藤井眞吾】

6.アンダンテとロンド(N.コスト)

 このようなタイトル(曲名)にしましたが、実は独立した二つの曲からのコンビネーションです。「アンダンテ」は作品39の「Andante et Menuet」から、そして「ロンド」は有名な「リゾンの泉 作品47 La Source du Lyson」の最終楽章で「RONDEAU VILLAGEOIS(村人のロンド)」です。何故このようなセレクトをしたかと言いますと、実は今回は「アンダンテ」を弾きたかったのです。ところが Op.39とされて、アンダンテのあとを受ける「メヌエット」は「アンダンテ」のイ長調から二長調に転じ、アンダンテの雄大でロマンティックな気分とは随分違っているから、何か別のコストの作品を・・・、できれば同じ「イ長調」で何かないかと探していたのです。
  「リゾンの泉 作品47」はあまりにも有名な曲ですから、このような形で演奏するのにはだいぶためらいがありましたが、実際やってみるとなかなか良いコンビネーションだと気付きます。「アンダンテ」は6/8で、非常にロマンティックな旋律から始まります。最初の8小節で主調(イ長調)と平行調(嬰ハ短調)が提示されます。このことは曲全体の雰囲気に大きく影響しています。何故ならその後に来る属調(ホ長調)のおおらかな明るさは華やかな分散和音に実を結びますが、そこに挟まれた平行調(嬰ハ短調)は同様に深く重い悲しみを表現しているからです。短いながらも劇的な展開はまさに名曲の名に相応しいと私は思うのです。
 続くロンドは一転して民謡調の主題を持ち、低音の空虚5度のドローンがその趣を一層増しています。イ長調からハ長調、そしてへ長調へと転じます。私は「リゾンの泉 作品47」自体は非常に完結した傑作だと思いますが、今回は「アンダンテ」との兼ね合いで、このような試みをしてみることにしました。
 ちなみに「リゾンの泉 作品47」は完全な形で6月11日に高槻のSTUDIO73で演奏する予定です。

 

 

 


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