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Guitar Study

《ダイナミックスの練習by Shingo Fujii

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左右の同期
ダイナミックスの練習
 
5. 練習に際しての注意
 
2018年11月7日
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練習に際しての注意

 どのような練習でもやり方が間違っていたり、練習の目的を正しく理解していなければ、練習の効果が期待できないばかりか、逆の効果や、指の怪我に繋がる場合すらあります。最後に「ダイナミックスの練習」で最も注意するべき事をまとめたいと思います。

(1)「フォルテ」を「強く弾く=力を入れて弾く」と思い込んでいる人がいます。それは良い結果を生みません。私自身もついついレッスンで「そこは強く弾いて下さい」などという表現を使ってしまいますが、「強く」なるのは音であって「力を入れて弾く」事ではないのです。「力を入れる」というのは「筋肉を強く使う」ということで、人間はそのように意識すると筋肉に力を入れ、ギターの演奏では指や腕に力が入り、硬直し、指がしなやかで素早いストロークをできなくなります。その結果、指先(の爪)が弦を引っ掻けて、汚い音になってしまいます。音が汚いばかりでなく、限られた弦の振動エネルギーの大半は「雑音」となって、本来必要な「音」は小さくなってしまいます。
 音の大きさと指の動きに関しては、今一度当サイトの「3. 指のストローク」をご覧下さい。

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(クリックして図を拡大)

(2)上の図で言うと、指が弦を下に押し下げた深さ(d)は音の大きさに比例します。したがって「ダイナミックスの練習」とはこの「深さ d」をコントロールする練習、と言い換えることも出来ます。 弦を下に押し込む深さを大きくするには、それ相応の力が必要ですが、それは極めて微量な力の変化であり、奏者は「力の変化」を意識するのではなく、スビのストロークの大きさ、あるいはその結果押し下げた深さを意識するべきです。

(3)ここでの練習を「音階(スケール)」「アルペジオ」「和音」と三つの場合に分けてお話ししましたが、ダイナミックスの変化はそれぞれのページで私が例としてあげたパターン以外に、皆さんがそれぞれに、もっと様々な変化を考え、明確に意識しながら練習するべきです。それぞれのページに、少しだけのその例を追加しておきましたので、ご覧下さい。

THE END

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