藤井眞吾の経歴
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Diary 2011年12
ばあ

良いお年を、お迎えください!

12月31日(土)

 今年も残すところ、あと数時間。我が家はすっかり新年を迎える準備ができました(・・・私は何もしていませんが)。といっても、私は越年で仕事を継続中。なかなか曲ができません。さて、昨日の「Video Library」でもご紹介いたしましたが、故郷「函館」で、素敵な仲間達とアンコールで演奏した岡野貞一作曲の「ふるさと」、よ〜く聞くと、メロディーに合わせて客席で歌声が聞こえます。演奏している時にはわかりませんでしたが、このビデオを見て(聞いて)初めて気付きました。それを知って、なんだか、とってもうれしい、幸せな気分にしてくれました。このように、聴衆も歌い出したくなるような演奏会を、来年も是非行いたいと思います!


ばあ

今年を振り返って- 4

12月30日(金)

 今年後半の演奏会は、まさに北から南へ、というスケジュールでした。久しぶりに訪問する所も多く、とても楽しいツアーでした。北海道から帰った翌日には中国へ二週間、そして帰国して翌日に京都でコンサート、といった具合でしたが、かえって充実して嬉しい毎日でした。中国での経験は色々な意味で思い出深いものでした。12月の沖縄も、なつかしい友人にも会え、大変充実したものでした。公開レッスン終了時には、(会場もとっても良い会場だったので)長時間聴講されていた皆さんへの御礼として、ソルの小品を演奏しました
 今日はふるさと(北海道)での演奏会で、アンコールとして演奏した「ふるさと(岡野貞一/藤井眞吾 編曲)」を、当サイトの「Video Library」ページからお聞きください。


●関連リンク
藤井眞吾リサイタル in 札幌
藤井眞吾リサイタル in 函館
藤井眞吾リサイタル in 沖縄

ばあ

今年を振り返って-3

12月28日(水)

 ことしは委嘱作品二つが初演されました。10月には日本ギター合奏連盟の委嘱で「四つのリトルネッロ」が。12月には洗足学園音楽大学の委嘱で「カタロニア民謡による変奏曲」。いずれも四部編成のギター合奏曲ですが、ギター四重奏での演奏も可能です(近々現代ギター社から出版の予定!)。「四つのリトルネッロ」は《アンサンブルOZ》の皆さんによる演奏で、ベテランと若手が素晴らしいコンビネーションで、作品の姿を生き生きと表現して下さいました。是非お聞きください!
 なお三つ目の委嘱作品は,目下作曲中! LAGQ からの委嘱で来年早々にアメリカの数都市で初演される事が決まっていますので、詳細は近々ご報告いたします。


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「四つのリトルネッロ」初演

ばあ

今年を振り返って-2

12月27日(火)

 今年を回想すべく「日記(Diary)」を眺めていましたが、6月7月はあまり書いていませんでした。3月以降、4月5月と情報の収集にエネルギーを費やしていた事や、実際演奏会や講習会等で忙しく、ホームページを更新できませんでした。震災の直後には海外の多くの友人が見舞いの連絡をくれました。直接電話をくれたり、メールやフェイスブックで激励してくれました。
 丁度その頃、アメリカの友人 William Kanengiser 氏は私の作曲した「天使の協奏曲」を演奏していました。これは4月にニューヨークで行われたビデオですが、カネンガイザー氏はステージで日本の人々への温かい言葉を述べています。今年は「友人」というものについても、色々と考えさせられた年でした。この年齢になると、高校や大学の同窓生との旧交を温める機会も増えます。しかし本当の友人というのは年齢の違いや性別の違い、関係のないものだとつくづく思います。


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四人の若者達の演奏会

ばあ

今年を振り返って-1

12月26日(月)

Rondohimawari

 年内に残した仕事も僅かになって、少し落ち着いて来たので今年の事を「日記(Diary)」を見ながら振り返ったりしていました。3月11日より前の事がとても昔のことのように感じられました。年末の特別番組等で津波の事や福島原発の事等をドラマ仕立てで放送していますが、・・・そんなに簡単に総括できる事なのかと何だか鼻白む思いです。正確な現状報告すらされてないと思うのですが、腑に落ちないまま「まあまあ」とコップに酒をつがれているような気分です。
 5月に現代ギター社から2010年に作曲した「ロンド〜ひまわり」が出版されました。「ギター合奏」又は「ギター四重奏」として作曲しましたが、10月9日には東京の近江楽堂で東西の四人の若者(会所幹也、林祥太郎、佐々木宣博、小暮浩史)が彼らの演奏会で、「ギター四重奏曲」として演奏してくれました。その時のビデオを公開しましたのでご覧下さい。


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四人の若者達の演奏会

ばあ

2011年最後の演奏会

12月25日(日)

artstage

 コンサートシリーズの度にプログラムに簡単な解説や曲目にまつわることを書きますが、今回は今年最後の演奏会で、あらためて解説しなければならないような曲もなかったので、今年一年を振り返ろうと思ったのですが、あまりにもいろいろなこと、重大なことがあった2011年だったので、なかなか筆が前に進みませんでした。一言書いては書き直し、また書き直し。ただ私の願いは2012年が2011年に失ったものを少しでも取り戻すことの出来る年である事、です。昨日、無事に第61回のコンサートシリーズ《さようなら2011》を終えました。


さようなら2011

 とうとう12月、今年最後のコンサートシリーズになりました。いつの頃からか、12月はその年の「総集編」とすることにしています。「さようなら2011」というタイトルをつけてしまいましたが、これは決して2011年を嫌っているからではありません。日本中が生死と背中合わせのような一分一秒を過ごしていた時にはこんな年末のことを考える事すら難しかったわけです。
 しかしながら今年は演奏活動の点でも、作曲家としても色々な事をさせて頂いた年でした。演奏も作曲も、相手に何かを表出するという作業です。生徒を教えるという事も基本的には同じだろうと思います。「教える」ということが、上段に立ってものを言うのではなく、同じところ、時には一人一人の生徒が上って来た階段をもう一度自ら歩いてみせる事が必要なときがあります。
 「先生は立ち往生した生徒をひょいと持ち上げて、次のステップに押し上げてくれる人」と思っている生徒が時々います。時にはそれをしなければならないときもありますが、本当に大事なことは自分の力で歩くんだよと教える事であり、そのための技術や方法、更にはそのための訓練を教える事です。そのためには私自身が歩けなければなりませんし、歩いてそれを示さなければなりません。
 年賀状を書き始める頃、「新年明けましておめでとうございます」とか「謹賀新年」という言い方が不謹慎ではないかと言う話が聞かれましたが、私はそうは思いません。明日が迎えられるということ、ひいては新年を迎えられるという事がこんなにも有り難く、そしてめでたい事だと57年の人生の中で私は感じたことがありません。来年もここで毎月の演奏会を重ねていきたいと思っています。皆で、良い年を迎えましょう!

(藤井眞吾/2011年12月24日)


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《さようなら2011》

ばあ

カタロニア民謡《聖母の御子》による変奏曲

12月23日(木)

 この作品がどうかはともかく、是非学生達の演奏を聴いて頂けたらと思います。いかなる場合でも、そして如何なる作品でも、「初演」というのは大きな、そして重いプレッシャーがあるものです。そして多くの場合、必ずしも十分な練習時間が保証されるわけではありません。9月に約半分が出来上がり、全曲が完成したのは10月の終わりでした。完全な練習期間は一か月少々しかありませんでしたが、洗足音楽大学の学生達は、素晴らしい集中力でこんなに立派な初演をしてくれました。
 私がここの大学で教えるようになって、まる二年が経ちます。かれらが「Guitar Orchestra」の一員として、立派に演奏できるようになって来た事は本当に嬉しいことです。12月4日の FUYUON-2011 での演奏(初演)是非お聞きください!


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FUYUON-2011

ばあ

さようなら2011

12月22日(木)

goodbye

 明日から三連休なのだと、今になって気付きました。天気予報によればこの冬一番の寒さになるそうで、今夜から近畿地方でも雪が降るかもしれないそうです。しかし、今度の土曜はコンサートシリーズの第61回《さようなら2011》。今年一年間コンサートシリーズで演奏したプログラムのダイジェストです。大変な一年間でしたが、忘れたい事、忘れては行けない事、そして忘れたくない思い出・・・。沢山のことがあると思いますが、クリスマスイヴのこの日、ギターの音楽でお楽しみください!


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《さようなら2011》

ばあ
笑顔

12月21日(水)

 「エッセイ」を更新いたしました。


 北海道でのツアーを終えて、休む間もなく11月8日から中国に来ています。客員教授としてお迎え頂いている上海音楽院でのレッスン。そして、12日からは南西へ200kほど行ったところにある杭州という町でレッスンでした。「子供達が殆どだから・・・」とは聞いていたけど、殆どどころか、全員が子供、しかもアンサンブルクラスの平均年齢はおそらく7歳くらい。最初はいったいどうなる事やらと思いました・・・続きを読む


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ESSAY

ばあ
レッスンを終えて

12月20日(火)

 沖縄での公開レッスン、緊張しつつも一生懸命受講された皆さん、長時間熱心に聴講された皆さんへプレゼントとして、ソルの Op.32-3「パストラーレ」を演奏しました。

 


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藤井眞吾公開レッスン in 沖縄

ばあ
那覇空港

12月19日(月)

naha

 リサイタルと公開レッスンを終えて京都に帰ります! ・・・と那覇空港に来てみたらなんと自衛隊機が滑走路で事故をお越し、滑走路が全面閉鎖。そのため到着便もだめ。結局3時間待ってやっと伊丹空港に帰り着きました。やはり関西は寒い!

 


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藤井眞吾ギタリサイタル in 沖縄

ばあ
沖縄にやってきました

12月16日(金)

okinawa

okinawa 沖縄に到着!久しぶり、十数年振り、・・・二十年振りくらいかもしれません。空港が立派になっていました。そしてなんと、モノレールがありました。風が強く明日の天気が心配だったのですが、明日は晴れるそうです。主催者の皆さんと楽しく夕食会。とっても美味しい沖縄料理、そして泡盛。何だかこういう時間がいつまでも続くと言いな、という感じで贅沢な夕食でした。明日はスペイン時代の懐かしい友人とも会えます。楽しみにしています。沖縄の皆さん、ぜひ明日の演奏会聞きにいらして下さい!

 


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藤井眞吾ギタリサイタル in 沖縄

ばあ
Guitar Study など・・・

12月15日(木)

 最近は少し更新が滞っているのですが、当サイトには「Guitar Study」というページもあります。ギターの練習について私の考えを整理しまとめておきたいという事と、ギターの音楽/作品等について思いついた事を、徒然に書き留めておきたいと言う目的で、言ってみればこのホームページをたち上げた、目的のひとつでもありました。それは今も変わらないのですが、最近は時間がなかなかなくて、あまり更新が出来ていません。今日レッスンをしていて、ふと思い出してみてみたら生徒からの質問についてとても良く自分で解説していた事が解り、あえて再び皆さんにご紹介する次第です。年が明けたらまた更新しますので、それまでお待ちください。

STUDIO per la CHITARRA, Op.1 by Mauro Giuliani

 技術的な練習というのは、その目的がはっきりとしていなければなりません。「何のための練習であるのか」ということを明確に意識して(自覚して)練習しなければなりません。闇雲にバタバタと指を動かすことは百害あって一益無しです。その為には余分な要素を排除した簡潔な練習方法を見つけ出さなければなりませんが、余りにも単純な練習は学生達は得てして精を出しません。ある程度、音楽らしく、楽しみがなければイヤ、と言う人が多いので困ってしまいます。そういう人のためのアルペジオ練習には M.Giuliani の Op.1 STUDIO per la CHITARRA が持ってこい、です。(・・・続きを読む


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Guit Study

ばあ
ビデオライブラリー

12月14日(水)

 ビデオライブラリーを少し整理しました。「作曲作品」と「演奏」に分類しています。勿論 YouTube で検索して、色々な方がアップして下さったビデオをご覧戴くことも出来ますが、ここではとりあえず私自身が公開した物を整理していきます。先日函館で竹形貴之君にご一緒してもらった「はじまりの音楽(全12曲)」も4つのファイルに分割して公開しています。下のアイコンをクリックして Index ページに行くか、さらに下の「Video」でジャンプする事もできます。

video


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はじまりの音楽
ビデオライブラリー
藤井眞吾リサイタル in 函館

ばあ
沖縄でのプログラム追加!

12月13日(火)

 今週末、土曜日と日曜日は沖縄です。17日(土曜日)は「演奏会」、18日(日曜日)は「公開レッスン」ですが、公開レッスンは受講生が4名(=4組)と当初の予定より少なかったので、午前中はまず「ソルの作品44(24の漸進的小品集)」について簡単なレクチャーと、私が全曲(24曲)の演奏を行うこととしました。皆さんぜひ聴きにいらして下さい!

okinawa


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藤井眞吾リサイタル in 沖縄

ばあ
指揮棒を戴きました

12月12日(月)

 昨日は横浜の青葉台で「ミニコンサート&公開レッスン」。今日、京都に帰って参りました。いささか疲れました。
 土曜日は友人の結婚式だったのですが、そこで「指揮棒」をプレゼントして頂きました。立派な指揮棒です。私の好きなタイプ、これからはこの棒で指揮をしましょう!

takt


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ミニコンサート&公開レッスン

ばあ
ふるさとで「故郷」を演奏しました

12月8日(木)

 私が生まれ育ったのは北海道の「上磯(かみいいそ)町」というところ、現在は隣町と合併して10年ほど前から「北斗市」という名前になりましたが、アイヌ語を語源とする「上磯」という地名には深い愛着があります。函館市の西へ数キロ行くともう北斗市です。函館市は高校時代毎日通っていたところですし、私にとっては同様に「ふるさと」です。先日、11月3日の「藤井眞吾ギターリサイタル in 函館」では思い出深い函館市公民館で演奏会が出来たのですが、アンコールでは岡野貞一さんの「故郷」をフルートの松石隆さん、ギターの竹形貴之さんと一緒に演奏しました。とても幸せな気持ちになりました。故郷の皆さん、有り難うございました!

 


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藤井眞吾ギターリサイタル in 函館

ばあ
北海道はギターが良く鳴る・・・?

12月7日(水)

 北海道に行った時いつも感じる事なのですが、ギターの鳴り方がとても良くなります。函館周辺は季節によっては特に京都よりも空気が乾燥しているという事は無い・・・、むしろ湿度が高いんじゃないかとさえ思える時があるのですが、それでもギターがとても良くなるような気がします。今回も「函館→札幌→函館」という移動でしたが、初日の函館からとても良い状態でした。さて、来週は沖縄で演奏会ですが、どんな状態になっているでしょうか? (ビデオは11/3函館での演奏、F.タレガの前奏曲と《アデリータ》です)

 


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藤井眞吾ギターリサイタル in 沖縄
藤井眞吾ギターリサイタル in 函館

ばあ
函館市公民館でのギターの音

12月6日(火)

 

 先月号の現代ギター誌に「愛器を語る」というコーナーでご紹介頂きましたが、私が弾いているギターは、三浦隆志さんが1988年に製作して下さった「Harmonia」という名前のついたものです。言葉や文字ではどんな音がするのか解りにくいものです。先日行った「藤井眞吾ギターリサイタル in 函館」の会場は函館市公民館で、古い建物ですがとてもナチュラルな響きの会場で す。その時の録画が送られてきましたのでご紹介いたします。録音と録画は二階席でとられたものですが、私のギターの表情をとても素直に再現してくれています。


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藤井眞吾ギターリサイタル in 函館

ばあ
学生達による立派な初演!

12月5日(月)

senzoku

 昨日は洗足学園音楽大学の演奏会 FUYUON-2011でした。色々心配なところは沢山あった演奏会だったのですが、「カタロニア民謡による変奏曲 Variations on Catalan Folk Song」の初演は立派なものになりました。 それはおそらく、学生達が本当に「ギター合奏団(Guitar Orchestra)」として機能するようになって来た、そういう演奏が出来るようになって来たという証拠だろうと思います。もっと具体的に言えば「指揮に従って演奏をする」という技術的な面と、そのことの重要性、意味が理解できたきたという事だと思います。
 どんなに時間をかけて、十分な練習をして、 上手に弾けるようになっても、本番のステージで指揮者の棒にしたがって変化することが出来なければ、それは単に「お稽古の反復」をしようとしたという事に過ぎません。まだまだ個人個人には演奏者としての凸凹は沢山ある学生達ですが、合奏団としてステージに上がった時「ひとつの演奏団体」になって来たと感じることの出来る瞬間が、今回は確かにありました。ここで教えて、まる二年。最も嬉しい瞬間でした。


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FUYUON-2011

ばあ
カタロニア民謡による変奏曲

12月3日(土)

catalan

 洗足学園音楽大学のギター科教授、原善伸さんから「学生達のために新作を書き下ろして欲しい」という委嘱をいただいたのは昨年のことでした。当初はギター以外の楽器も含んだ作品、例えばフルートアンサンブル等を含んだギター合奏曲を原さんとの間で話し合っていたのですが、やはり「再演の機会」というか、条件にとらわれずに学生達や卒業生達、あるいは学外の方々にも演奏して頂けるようにするには、ギターだけで書いた方が良いだろうということになりました。
 様々な構想をゆっくりと頭の中で練っていましたが、今年の授業、私の最初の授業が始まったのは5月の事でした。その間に「3・11」の大惨事があった事は言うまでもありません。大学の方から、亡くなられた方々や被災した方々に捧げるような内容のものにならないかという話があったという事は原先生からお聞きしました。私の書いた音楽作品で、亡くなられた大勢の方々の魂が安らぐとも考えていませんでしたし、今も続く被災者の方々の苦しみが軽減するとも考えていません。私がそういう方向で作品を書くということも考えてもいませんでしたし。仮にそのようなことがあっても、それを標榜する事は無いだろうと思っています。
 ただ今年一年間は私だけでなく多くのアーティストが「3・11」のことと戦いながらやって来たと思いますし、彼らの力も大きな助けになって来た事に間違いはありません。事実、わたしも今年は作品を書く時、そのことを忘れて何かを考えるという事が難しかったのです。直裁に関連があるわけではないし、そのことをどこかに明示しているわけではありませんが、夏に上梓した「四つのリトルネッロ Quattro Ritornelli」がそうでした。そしてやはり今回の「カタロニア民謡による変奏曲 Variations on Catalan Folk Song」も同様です。
 「聖母の御子 El Noi de la Mare」というカタロニア民謡が主題です。スペイン語で「母」は Madre、定冠詞がついて「聖母(マリア)」という意味になりますが、この言葉はカタロニア語では Mare、となります。母という言葉が「海」を表わす「Mar」と関連している事は奇妙な一致で、漢字でも同様です。つまり洋の東西を問う事なく「母」や「海」が人間の生命の源である事は人間の知るところであったわけです。演奏時間15分の作品です。

 主 題  = カタロニア民謡「聖母の御子 El Noi de la Mare」
 第1変奏 = Allegretto 《兆候 OMEN 》
 第2変奏 = Andante 《夜明け DAWN 》
 第3変奏 = Allegro 《水しぶき SPLASH 》
 第4変奏 = Fluid 《詠唱 Cantilena 》
 第5変奏 = Andante Cantabile 《混迷 CONFUSION 》
 第6変奏 = Allegro 《勝利 VICTORY 》


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FUYUON-21

ばあ
師走の予定

12月1日(木)

fuyuon 今日から12月、師走です。(12月の名前「師走」について益田正洋さんがブログに興味深いことを書いてられます!)今月も色々な予定がありますのでお知らせいたします。
 まず今度の日曜日、4日は洗足音楽大学の演奏会 FUYUON です。私の新作「カタロニア民謡による変奏曲」を初演しますので、一人でも多くの方にお聞き頂けたらと思っています。

aobadai そして一週間後の日曜日、11日は青葉台のギターサロン「和韻」でミニコンサートと公開レッスン。ミニコンサートでは井上仁一郎さんと二重奏もします。初めて演奏する曲(モリコーネの「ニュー・シネマ・パラダイス」とか・・・)もあるので私自身とても楽しみにしています。コンサートのあとは引き続き公開レッスンですが、5名のレッスンがありますので、ミニコンサートと合わせて聴講希望の方も早めにご予約ください。

okinawa 17日は沖縄で演奏翌日は公開レッスンです。久しぶりの沖縄とても楽しみにしています。前半は19世紀(古典からロマン)のギター曲、後半はスペインの音楽と武満徹です。沖縄の皆さん、ぜひ聴きにいらして下さい! 公開レッスンも、どんな演奏を聴かせて頂けるか、とても楽しみです。

12

 24日は京都でのコンサートシリーズ第61回、《さようなら2011》と題してこの一年間演奏して来た曲目を振り返りたいと思っています。忘れることの出来ない2011年、来るべき年はもっともっと喜びに溢れた年にしたいと思っています。あと31日、残された日々を精一杯頑張ろうと思います。

 


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《さようなら2011》
17日は沖縄で演奏会
ニコンサートと公開レッスン
FUYUON-21

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更新 2012年4月13日 ギタリスト・ 藤井眞吾のWebsite