藤井眞吾の経歴
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Diary 2011年4

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八幡の流れ橋

4月30日(土)

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 私が住んでいる八幡市には近くを木津川が流れていて、そこに「流れ橋」があります。流れ橋という物は知っていたのですが、あらためて wikipedia で「流れ橋」を検索してみるとなんとそこには八幡の流れ橋の写真が載っていました。午後はおおむね天気がよく、家内と久しぶりに散歩に出た次第です。四月も今日で終わりです。


歌と踊り

4月23日(土)

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 今回は《歌と踊り》というタイトルなのですが、実際にこういうタイトルの作品は結構あるわけです。ピポーと言うスペインのピアニスト作曲家はこのタイトルでギターのために二つ書いていますし、カタロニアの作曲家モンポーはピアノのための連作として12曲、そして第13番はギターのためです。
 今夜はこれらの曲以外に私が勝手に《歌と舞曲》という組み合わせで何人かの作曲家の作品をお聞き頂きます。そもそも《歌と舞曲》という組み合わせは、ゆったりとして美しい「歌(旋律)」と躍動的な「舞曲(リズミカル)」というコントラストが、ひとまとまりの楽曲を形成するために大変好都合なわけです。私を含めて、多くの演奏家や作曲家はいつの間にか、それに限りなく近い楽曲の構成と対比をいつの場合でも考え、演奏会のプログラムを構成したり、作曲をしている筈です。19世紀に発達し、完成したソナタでも、ゆったりした緩徐楽章(第2楽章)と何らかの舞曲(しばしば第3楽章)の対比は絶対と言っていい程見られました。またバロックの時代の協会ソナタでも最終楽章は殆どジーグやブーレのような舞曲か、それに準じた躍動的な音楽で、その前にはゆったりとしたラルゴや案dな手が用意されました。舞曲を集めた「組曲」でも、テンポや楽想のコントラストは不可欠で、しばしばその選択は演奏者に委ねられていたということが、最近の研究では明らかになっています。
 本日はそういう意味での音楽の仕掛けを少しばかり、あからさまにすることになりますが、選んだ作品はどれも個性的で美しい物ばかりです。


NY での《天使の協奏曲》

4月20日(水)

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 今月29日にニューヨークで《天使の協奏曲》が演奏されます。勿論独奏は W.Kanengiser、指揮はS.J.Wiley、ギターオーケストラはニューヨークの音楽学校でギターを学ぶ学生達の選抜です。コンサートの案内メールが私のところにも来たのですが、スマートな HTML メール、しかもサンプル動画がリンクされていて、それがなんと YouTube  にある2006年、京都での初演の時のものです。嬉しいメールでした!
 どなたかニューヨークにいらっしゃる方は、是非聞きにいらして下さい!


バリオス国際ギターコンクール

4月15日(金)

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 パラグアイでのバリオス国際ギターコンクールが今年も開催されます。このコンクールは予選をなんと YouTube で行う事でも極めてユニークです。つまり高い航空運賃を賭してコンクールを受けるかどうか悩む必要はないわけです。腕に自身のある人は募集要項をよく読んで、応募してみては如何でしょうか。詳細はこちら。

http://www.barriosworldwide.com/

 このサイトは親切な事に「スペイン語」「英語」「日本語」「中国語」と四カ国で完璧に書かれています。


選曲作業の難しさ

4月9日(土)

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  京都で毎月やっているコンサートシリーズは「月に一回、ここに行けば《藤井眞吾》のギターが聞ける・・・」そんな機会と場所を作ろうと思って始めました。また小さな会場ですので、リサイタルなどとはちがった雰囲気で、当然曲目もこういう場所でなければ出来ないような物をと思っています。あまり「テーマ」の様なものにこだわらず・・・、というのは毎月それをやっていく事は現実的にかなり難しからです。しかし実際にやってみますと、新聞社などでの宣伝のやめに「藤井眞吾コンサートシリーズ」だけでは宣伝になりませんから、毎回タイトルのようなものをつけています。これまでかなり面白いテーマで選曲できたこともありますが、その度にそれに沿った選曲とそのための勉強準備には相当の時間とエネルギーを費やしています。時にはそれが完全なところまで至らず、と言うこともありました。
 今回は「歌と舞曲」というテーマで準備していますが、やればやる程、面白いプログラムが見つかって来て、今はそれを削ぎ落とし整理する事に負われています。モンポウやピポーには「歌と踊り」と言う曲がありますが、この二つの「音楽的コントラスト/共通したモチーフ」という要素が「歌と踊り」という形式(・・・果たしてそれを形式と言うのが正しいかどうかはわかりませんが)を面白くしているのだろうと思います。そのほかの作曲家の作品からも私がチョイスして「歌と踊り」という形でセットにしてお聞き頂くつもりですが、たとえば「A.タンスマンの場合・・・」「武満徹の場合・・・」「J.S.バッハの場合・・・」などと考えていっています。
  そろそろ追い込みです。演奏会は今月、4月23日、詳細はこちらです。(藤井眞吾コンサートシリーズ vol.53


チャリティーコンサート

4月9日(土)

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 今度の土曜日東京の「ナビタスクリニック立川」というところで、益田正洋さん富川勝智さんがチャリティーコンサートされるそうです。私の「はじまりの音楽」からも何曲か演奏して下さるそうです。皆さんぜひ聴いてみて下さい。

 それから最近(一周間前から)Twitter を始めました。女房の勧めです(・・・彼女は Twitter で色々pな情報拾集の達人)。地震や原発関連ン様々な情報をいち早く入手するのに使っていますが、勿論ギター仲間も沢山います。フォロー頂けるなら嬉しいです「@Shingo_Fujii」。


言論の自由

4月7日(木)

 今日で4週間が経ちます。少なくとも福島の原発について、直後に推測されたいくつもの可能性のうちで、おそらく最悪の状態に一歩一歩近づいていると思います。これを回避できる可能性はあったのではないかと思いますが、今はそんなことを考える暇もないと思います。まさになりふり構わず、事態の終息を謀らなければなりません。
 原発の事は勿論、被災した方々の救援に向けても我が国の政府が全力で動いてくれることを願っていましたから、管総理が自民党の谷垣氏に入閣を促した時には、いよいよスクランブル態勢だなと思ったのですが、物の頼み方が悪いと断ったのだそうです。その後、民主と自民の「大連立」が実際に議論されているようですが、田原総一郎氏や自民の内部から「それでは大政翼賛会だ」と言う声が上がってるらしく、驚きを持って聞いています。勿論、歴史上での大政翼賛会の存在と今回の大連立を同一に見る事は間違っていますし、当事者の自民党がそういう危惧を持つなら、そうならないように「震災対策」「原発対策」という期限および、一定の安定を持って解消並びに、解散などの条件を付けて、全力を傾けるべきではないでしょうか?
 そう思っていた矢先、とても不安な動きがあります。総務省のサイトに「東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する電気通信事業者関係団体に対する要請」と題して、

 総務省は、本日、電気通信事業者関係団体に対し、東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語について、各団体所属の電気通信事業者等が表現の自由に配慮しつつ適切に対応するよう、周知及び必要な措置を講じることを要請しました。

(10) 流言飛語への対応
【内閣官房・警察庁・総務省・経済産業省】
地震や原子力発電所事故に関する不確かな情報等、国民の不安をいたずらにあおる流言飛語が、口伝えや電子メール、電子掲示板への書き込み等により流布されており、被災地等における混乱を助長していることから、このような流言飛語に惑わされることのないよう、関係省庁が連携して、広く注意喚起のための措置を講じる。特に、インターネット上の流言飛語については、関係省庁が連携し、これらの実態を把握した上で、インターネット利用者に対して注意喚起を行うとともに、サイト管理者等に対して、法令や公序良俗に反する情報の自主的な削除を含め、適切な対応をとることを要請し、正確な情報が利用者に提供されるよう努める。また、国、地方公共団体等は、あらゆるメディアを通じて信頼できる情報発信に努める。なお、国、地方公共団体等が民間ソーシャルメディアを活用するに当たっては、認証の取得等の対策を講じることで、情報源としての信頼性を確保し、インターネット上の流言飛語を抑止する。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_01000023.html

・・・とあるわけです。これはこういう時には最も気をつけなければ行けない事のひとつで、言論の自由を統制してしまいかねない。絶対やっては行けない事。政府は何を考えているんだろう! そんなことをやる暇があったら、被災された方への救援と、原発の対応に力を注いだ方が良い。ただし、政府からの情報提供をもっと細やかに、正確に。それがないから、ネット上の玉石混淆の情報に国民が不安を煽られる。
 今私達は、間違いなく非常事態に入ろうとしていると思います。ということは、すでに入っていると考えるべきで、様々な事が、特に原発からの放射能漏洩が長期化すると言う事から、おそらく時間を負って、国際関係への影響、国内経済への影響、国民一人一人の生活への影響が顕著になってくるでしょう。我々の意識と責任が問われる時だと思っています。


田原総一朗x孫正義x田中三彦x後藤政志

4月4日(月)

  昨夜はUストリームで「田原総一朗x孫正義x田中三彦x後藤政志 緊急対談「東日本大震災」」を見ました。夜9時から3時間に渡っての長時間でしたが、極めて有意義な内容でした。原子力発電の専門家である、田中三彦、後藤政志の両氏の語る内容はこれまでマスメディアから伝えられた情報を正確に補填してくれました。チェルノブイリ、スリーマイルとの違い、そして福島でも必ずしも「臨界をむかえる事はないとは言い切れない」という指摘は、この方達だからこそだと思います。ソフトバンクの孫正義が個人として100億円を寄付する事は、この対談の直前に発表されたようですが、そのこと以上に、わたしはこの時の対談の中で展開された孫正義と言う人の物の考え方が、そして人間性に強い共感を覚えました。
  田原総一朗氏は11時頃「私はこの辺で・・・」と突然座談の場を後にしました。議論が原発是非論に移っていてときでした。議論の方向をそちらに持っていったのは田原総一朗氏自身だったのですが。面白い事に、彼が居なくなってからの孫正義、田中三彦、後藤政志の三氏による話し合いは極めてよい流れになり、また内容もより濃く、有意義なものになったと思います。それはこの三氏がそれぞれ視点は違うかも知れませんが「反原発」の立場にあるから、原発推進の田原氏がその議論を避けた、と言う事ではなく、議論とか討論という基本的な物が、円滑になったと言うのは明らかです。TV朝日の「朝まで生テレビ」などでも知られる田原氏ですが、昨夜のUstでも相変わらずの調子。発言の腰を折る、議論のかみ合いよりも、人の発言の揚げ足取りは、相変わらずの名人振りですが、議論を深め、意義ある結論を導くと言う事はできなかったわけです。
  iPhoneユーザーの私は、とかくソフトバンクには不満を感じていたのですが、少なくとも今回の件で「それじゃあ、もうしばらく SoftBank をつかってやろうか!」なんて言う気分になりました。


やっと咲きはじめ

4月1日(金)

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 すこしずつ春らしく、八幡の桜もやっと咲き始めました。

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from Nov. 19th 2002
更新 2011年8月1日 ギタリスト・ 藤井眞吾のWebsite