海へ
10月14日(金)
今度函館のリサイタルで武満徹さんの《海へ Toward the Sea》と言う曲をご一緒して下さるのが松石隆さんというフルート奏者ですが、実は松石さん北海道大学水産学部の准教授でもあられます。今回の曲目解説として素晴らしい文章を寄せて下さいました。既に公開しましたので是非ご覧下さい、必読です!
「海へ」に寄せて
武満徹作曲のアルトフルートとギターのための「海へ」。この曲は、武満の代表作と言っても良い名作で、1981年に初演。1982年の初版以来、版を重ねており、国内外の多くの演奏家が取り上げている。藤井先生も、函館出身の国際的フルーティスト清水信貴さんとの演奏をCDに収めている。また、アルトフルートとハープ、また加えて弦楽合奏を含む版も武満自身によって出版されている。
全3楽章、演奏時間13分の作品。アルトフルートという、普通のフルートよりも4度低い音の出る楽器を使用する。譜面には運指が指定されている場所もあり、音色の違いにまでこだわった作曲がなされている。全楽章を通じて、しばしばEs-E-Aを移調した音型が出現する。これはSEAすなわち海のテーマであり、武満の他の作品にも登場する。(・・・続きを読む)
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