Diary
2006
12

 

BLOG●有馬温泉、兵衛向陽閣/クリスマスコンサート
2006年12月31日 (日)

先日、博多の帰りに兵庫県有馬温泉にある「向陽閣」でクリスマスコンサートをやって参りました。そう「ありま、ひょ〜えの、向陽閣で!」のあの「向陽閣」です。そもそも有馬温泉というところが初めて。新神戸駅から電車を乗り継いで、タクシーで向陽閣に着くと、担当の方がなんとお出迎え。親切なところです!
コンサートの前に夕食をすませ(写真)、部屋で一休み。もちろん部屋は和室。和室の旅館に泊まるのは初めてですから、どうも落ち着かない。でもギターの練習を始めたら、とにかく部屋が広いから、なかなか練習には「良い!」。
コンサートはカフェテリアのようなところで、50人くらい入ります。ステージを設置してくださり、音もなかなかいい感じ。夕食をすませたお客さんが集まり、コンサートは9時に開始。浴衣姿の夫婦などもいらして、有馬温泉ならではの光景です。最初は「大丈夫かな〜」と思っていたのですが、なにしろギターの音がよく響くのでお客さんはすぐに演奏に集中してくれました。お話も交えて1時間の演奏。こういう雰囲気は初めて。でもとっても楽しかったです。
演奏が終わって、勿論温泉へ! でも僕は、ギタリストのF氏や、M.E.Gのように温泉ファンというわけではないので、「大きな風呂、気持ちよかった!」という程度の感想しか言えません。露天風呂も堪能。 翌朝はその露天のすぐそばにあるレストランで食事眺めがとても綺麗でした(写真)。来年はどんなところでクリスマスコンサートができるのだろうか? ちょっと楽しみ!

BLOG●博多でパッサカリア
2006年12月31日 (日)

先週博多に行っておりました。1月8日にフォレストヒルの「大発表会」で生徒の皆さんに、初演時のソリスト、荒田和豊氏(バイオリン)、中野義久氏(ギター)が加わり2000年の作品「パッサカリア」を演奏いただくので、その練習に行っておりました。フォレストヒルのメンバーは私が「ギターサマーコース in 九州」でアンサンブルを教えてきた生徒も多く、さすがにこういった大編成のアンサンブル(合奏)でもレベルが高く、すぐに私の棒に反応してくれます。 本番は1月8日、ギター科の発表は2時からで、パッサカリアの演奏は夕方になりそうです。お近くの方は是非聞きにいらして下さい!

BLOG●よ志田
2006年12月23日 (土)

博多は美味しい蕎麦屋がいくつかあります。私のお気に入りのひとつが、この「よ志田」。気取った雰囲気が微塵もなく、ゆったりと美味しい蕎麦を楽しめます。

BLOG●天使の忘年会
2006年12月17日 (日)

忘年会シーズンです。「年を忘れる」と書くのですが、この言葉の意味がこれほどまで深く感じられる年はありませんでした。7月に開催した「ギター音楽の様々」そして書き下ろし新作「天使の協奏曲」を演奏した素敵なメンバー達が集っての忘年会でした。若者も、そして60代の方も、70代の方も、明るく元気な笑顔で集まって下さいました。そして最後は皆で自分たちの演奏を一緒に最後まで鑑賞し、自分たちが作った音楽をしっかりとめと耳で確かめました。 本当にすばらしい仲間達、ありがとう! (忘年会の写真持ってられる方いらっしゃいましたら送って下さい!)

BLOG●でぶ猫、part2
2006年12月16日 (土)

以前に我が家の「でぶ猫」について書きましたが、実は我が家には猫が二匹おりまして、いずれもが立派なデブ猫。しかもこれまで登場したのは「でぶ猫」も「猫と酒」も、そして「僕が猫好き?!」も名前は「まめ」という猫で、二匹のうちの「軽いほう(6kg)」でした。 今日はついにもう一匹の親方の方、いうならば横綱を紹介します。「よもぎ」と言いますが、7kgあります。かなりデブです。またこの映像は倫理審査会の検閲に引っかかりそうな映像ではありますが、実は顔だけは結構可愛かったりします。これまで公開をためらっていたと言う話もあります。Yomogi_2それにしても太り過ぎです。夕方と夜には「メシ喰わせろ〜」と絶叫しまくります。

BLOG●共有、または共感
2006年12月15日 (金)

7月20日(京都)そして22日(福岡)の演奏会は私にとってもとても特別なものでしたから、演奏会の記録としてとってもらったヴィデオをDVDにしました。メンバーと関係者のみの頒布ですが、この演奏会の「気持ち」や「記憶」を共有する貴重な証となりそうです。早速メンバーの一人、賛助出演してくれた蟹江君がブログにその喜びを書いてくれています。

BLOG●敬愛するベートーヴェン
2006年12月13日 (水)

「敬愛するベートーヴェン」という映画のストーリーに興味を持ったのですが、どうやら邦題の正しいタイトルは「敬愛なるベートーヴェン」なのだそうで、いささか気持ちの悪い日本語です。
それはさておき、ベートヴェンの身近に楽譜の浄書を手伝っていた女性が、ベートヴェン自身を何かと支えていた、というお話のようなのですが、僕が興味を持ったのは「浄書屋」という存在が登場すること。もっぱら今はコンピューターで楽譜を書くのですが、若い頃には本当によく楽譜を書いたものです。手が真っ黒になるまで。楽譜を奇麗に書かないと編曲や作曲をしても「見にくい!」なんて言われて、弾いてもらえないから奇麗に書くという工夫、訓練も、そしてなおかつ早く、見やすく書く練習もずいぶんしたものです。
ところが最近の若い音楽家はあまり楽譜を書くことがない・・・、書いてもへたくそが多い。これではいけません。どうりでそういう連中がコンピューターで楽譜を作っても、なんだか読みにくいはずです。バッハの楽譜は有名ですが(奥様のA.マグダレナの写した楽譜も有名)、僕は武満徹さんの書いた楽譜も好きです。キューバのL.ブローウェルも似ています。楽譜を見た瞬間、その音楽が伝わってくるからです。
楽譜書きにはもっぱら「2B」の鉛筆。ころころと回しながら、太いところと鋭い縦線を使い分けて書いていました。久しぶりに楽譜を書きたくなりました。

BLOG●ラ・シゴーニュ
2006年12月11日 (月)

昨日は、とある理由から「慰労会」という名目で忘年会が、京都岡崎の市立美術館すぐ近くにある「ラ・シゴーニュ」というレストランでありました。建築家の S氏、その奥様、そして奥様の合唱団、建築学校の生徒、等々にぎやかな顔ぶれ。驚いたのはこちらの「ラ・シゴーニュ」のオーナーご夫妻は、私が学生の頃毎日通いつめた近衛の「まどい(円)」のオーナーである伊藤さんご夫妻。久しぶりにお会いしました。なんと建築家のS氏もここの常連とか、きっと学生時代私とS氏はなんどもここで隣同士の席になったりしていたんでしょうね・・・。
料理はいずれも軽やかな味わいで上品。海老と何か白身のお魚を(ヒラメ?)を包んで揚げたものなどは日本料理を思わせるような繊細にして豊潤。お肉もあっという間に平らげてしまいました。デザートのケーキもほんのりとブランディーの香りがしっとりと生地にしみ込んで、最高のお料理でした。
さて私はS婦人と約束を果たせなかったシューベルトの「アヴェ・マリア」を七弦ギターで伴奏。その他に何曲か演奏して、仕舞には合唱団の皆さんと「ふるさと」を(写真)。楽しい「慰労会」でした。皆さんありがとうございます!

BLOG●K-1
2006年12月 9日 (土)

一週間前にTVで「K-1」を見たのだけれども、残念で、悲しい結末ばかりだった。案の定武蔵は強くなかったし、ホースとの最後の試合があんな相手だとは可哀想。レバンナもその良さを発揮することもなく無念の敗退。S.シュルトは別のクラスで戦ってほしい。身長も体重もあれだけ違ったんじゃあ、何も面白くない。相手がホーストでも、レバンナでも、面白くない。唯一、敗者復活戦から這い上がってきたP.アーツ、シュルト戦では感動した。僕はやっぱり、アーツやホースと、レバンナやフグの極限の戦いの方がはるかに面白い。シュルトがこれ以上勝ち続けても、面白くない。そもそも、シュルトは「美しくない」。K- 1はルールと規定のなかで、もう一度「スポーツ」に回帰するべきだろう。

BLOG●Fana2006
2006年12月 7日 (木)

先日12月3日(日)に大阪で「Fanaライブ2006」を開催しました。
今回の演奏プログラムは・・・

●マジョルカ(I.Albeniz)
●24の漸進的練習曲集 Op.44より13曲(F.Sor)
●魔笛の主題による変奏曲 Op.9(F.Sor)
●前奏曲(1&4)と練習曲(11&6)(H.Villa=Lobos)
●鐘の音(J.Pernanbuco)

でした。「昨年も来ました!」なんて言う方がいらっしゃると、飛び上がりたくなるほど嬉しいものです。いろいろな方にお会い出来て、やはりコンサートは楽しいです。楽しいから、もっともっと練習して、もっと良い演奏をお聴かせ出来るように頑張らなければ、といつも思います。それにしてもソルの Op.44 はいつ弾いても良い曲で、楽しいです。この曲集をお聞きいただいた方々のご意見も伺えればと思っています。 Fana2006_2 公開レッスンではギタリストの米阪隆広さんが受講。普段の彼からは想像出来ないほど、アグレッシブでエネルギッシュな演奏! 曲はポンセの「南のソナチネ」。技術的なアドバイスにも、音楽的な新しいアイディアにも、すぐに着いてくることが出来て、これからの成長がとても楽しみです!

BLOG●ビデオ鑑賞と忘年会
2006年12月 7日 (木)

来週忘年会があります。今年限りの忘年会です。7月に「ギター音楽の様々」で「天使の協奏曲」を一緒に演奏した合奏団のメンバー達が集まります。京都のとあるお店をお借りして、やっと編集の終わった私たちの演奏ビデオを一緒に鑑賞しよう、という趣向もあります。会場はそのような設備のあるところ、と言う条件で探しました。大変オシャレで、足の便も最高に良いところ。 せっかくだからもっと良い音で鑑賞したい! と私の贅沢とわがままを実現するべく、録音と映像編集を担当くださった N.A.T のスタッフに会場の設備をチェックに行ってもらいました。上の写真は機材をチェックする大塚氏と山本さんです。(なんだか妖しい雰囲気ですが、泥棒の現場写真ではありません、念のため!)
オーバーヘッドプロジェクターから投射される映像が大きなスクリーンに見えます。(カネンガイザー氏が映っていますね)なかなか素敵な雰囲気のお店です。手前にカウンターバーが見えます。バーのむこうはテーブルなどのスペースです。DVDもあと数日で完成の様子。待ち遠しいです。そして7月にご一緒した皆さんとの再会も楽しみです。いよいよ今年の終わりが近づいてきました。

BLOG●作品
2006年12月 3日 (日)

日曜の朝、朝食を終えて娘二人が何やら楽しそうだ。部屋へ行ってみると、上の娘(高校三年)が小さな粘土でなんだか知らないけど、ひねって、それを下敷きのような紙切れの上において、それを下の娘(高校一年)がきゃあきゃあ言って喜んでいる。それがこの写真。まあなんだか知らないけど、面白い。 さあ、演奏会に行ってきます!

BLOG●梨屋アリエさんと黒いデカメロン
2006年12月 3日 (日)

子供の時からも、学生の時も、そして50歳を超えたおっさんになった今も、私は決して「読書家」ではない。特に小説は読まない。おそらく、この20年くらいは一冊も読んだことがない、・・・だろう。ところが我が細君は娘達が小さい時から本を読み聞かせたり、字を読めるようになると「児童文学」というやつを買い与え、やがて妻と二人の娘は「この作品は面白いが、これは描写が希薄だ」などと口角泡を飛ばすようになった。小学生の頃には、何とかと言う作家のサイン会みたいなものにまで行っていた。
だから私は娘に「アリエさんがね・・・」と言われても「アリエさん? 学校の友達か? それとも欧米か!」とツッコムしかない私なのだけれど、私以外の家族中では超有名な人、いや我が家だけではない。この方の「プラネタリウウム」という作品は読書感想文の課題図書にも選ばれたそうで、著作は沢山あって、版を相当重ねているそうだ。梨屋アリエさんとおっしゃって、何年か前の東京での私のリサイタルを聞きにきて下さって、ブローウェルの「黒いデカメロン」を気に入って下さり、その後私のCD「黒いデカメロン〜ブローウェル作品集」を買い求め愛聴下さったと、マンサーナのブログに書いてあります。そしてこのCDを聞きながら書かれた作品が「プラネタリウム」に含まれているそうなのです。
こういう話と言うのはもちろん、嬉しいことなのですが、今はそういうことより、如何に読書嫌いな私でもこの作品読んでみたいと言う気持ちになってしまいます。

BLOG●流行語大賞
2006年12月 2日 (土)

一体何時の頃からか「流行語大賞」なるものを何方かが年末になると勝手に決めて下さる。ことしは「イナバウアー」なんだそうな。確かに今年の冬季オリンピックで、我が国唯一の金メダルを獲得した、フィギュアスケート荒川某の「イナバウアー」は国民の脳裏に強烈な思い出を残した。さりとて「流行語」として、「さあ、出かけてこようか、イナバウアー」だとか「あら、お帰りなさい、イナバウアー」なんて言ってる人間はおそらくいないだろう。安倍総理が就任にあたって「美しき国日本を創るべく、イナバウアーの覚悟で」なんて言ったんなら、まだしも・・・。 私個人での流行語大賞、すなわちいつも頭の中にあり、そして口をついて出た言葉は「天使の協奏曲」、そして「コンサートと公開レッスン」。特に後者は来年も引き続き私の意識を強く支配するであろう言葉。4月23日に京都のアートステージ567でスタートしたこのシリーズは、コンサートとホールとは大きく違った環境の中で、ここでなければあり得ないようなプログラムと音楽の冒険を目覚めさせてくれました。そもそもこの原型は昨年の「Fanaライブ2005」。ことしもその続編「Fanaライブ2006」が明日12月3日に大阪で開催されます。皆様是非お越し下さい!


from Nov. 19th 2002
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