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El Decameron Negro
Night Sketches
 


 
第12回 九州ギターサマーコース 2004年
3●二日目(9/25)

●個人レッスンのこと・・・
 三日間で私は15人の受講生のレッスンを担当します。33人の参加者があったわけですから、それでもまだ受講生の半数以上の演奏を直接聴くことは出来ないわけです。受講生は2回の個人レッスンを受けられ、それ以外は任意にほかの人のレッスンを聴講します。こういった機会には自分のレッスンも然ることながら、ほかの人のレッスンを聴講することがとても勉強になります。メモを取りながらの熱心な姿も見られます。
 お昼には近くにある「銀河高原ビール」に移動しバイキング昼食を楽しみます。本来なら、とっても美味しいい「銀河高原ビール」を存分に堪能したいところなのですが 、午後にもカリキュラムは満載ですので、なかなかそうもいきません。さて、第二夜のナイトコンサートの模様をお知らせしましょう。

 

●ナイトコンサート part2
 まずこの日のプログラムをご覧頂きましょう。

■グリーンスリーブス変奏曲(藤井眞吾)
演奏/松下隆二、池田慎司、竹内竜次、近藤史明、三良裕亮

■?(?)
■魔笛の主題による変奏曲(ソル)
■ドビュッシー讃歌(ファリャ)
演奏/福田進一


■マルボローの主題による変奏曲(ソル)
■ふるさと(岡野貞一/藤井 偏)
演奏/藤井眞吾

■宵闇の浜辺で(佐々木真一)
■鐘の鳴るキューバの風景(ブローウェル)
演奏/中野義久

■喜遊曲「アンクラージュマン」(ソル)
演奏/藤井眞吾、福田進一

■River Run(藤井眞吾)
演奏/藤井眞吾、 松下隆二、池田慎司

■「友人からの音楽」(藤井眞吾)
演奏/藤井眞吾、福田進一、中野義久、
松下隆二、池田慎司、竹内竜次

・・・というわけで、この日も盛りだくさんなプログラムです。前夜に引き続きこの日のコンサートも2時間を越える「分厚い」コンサートでした。
  「グリーンスリーブス変奏曲」は福田氏の指導と練習の成果があって、見事な演奏でした。福田氏はおそらく日本では初演と思われる外国の作品を聞かせたり、またリクエストに応えてソルやドビュッシーを素晴らしい演奏で聞かせ、熱烈な拍手を得ていました。また中野義久氏は、彼のために書き下ろされた佐々木真一氏の作品、そしてブローウェルの個性的な作品を成熟した完璧と言っていい演奏で聞かせました。私は深い感銘を受けました。
 また福田氏と私は急遽二重奏でソルを演奏することになりました(写真上二つ)。練習や合わせを事前にすることは全く出来ませんでした。実は25年前に京都でこの曲を一緒にやったことがあるのです。「ああ、なつかしい!」そんな気持ちと一緒に昂ぶる気持ちや、目頭に熱いものがほとばしるのを禁じえませんでしたが、それにしても楽しかった! 福田君有り難う! そして譜めくりをやらせちゃって、中野君、ごめん! まるで30年前そのままでした!
 それからつい先日書き上げた私の新作、ギター三重奏のための 「River Ruun」を池田慎二さん、松下隆二さんとともに私が演奏させてもらいました。この曲は彼等二人と、そして大阪の若い優れたギタリスト・岩崎慎一さんのリサイルの為に書いた作品でした。彼等三人の完ぺきな初演演奏には遠く及ばない出来になってしまいましたが、作曲者としては「至福の時」でした。池田君、松下君、本当に有り難う!
 最後は再び私の作品「友人からの音楽」を講師全員で演奏。この曲は本来フルート・オーケストラの為に作曲した全9楽章の作品ですが、昨年この講習会のためにその中から5楽章をギター6重奏のために編曲したものです。演奏者の一人一人が、この作品のエッセンスを見事に感じ取ってくれて、細かなミスはあったものの、そんなことよりも僕たちが一緒になって、一丸となって、音楽を作っていくんだという気迫にあふれた演奏、音楽はこんなに面白いんだぞ、という熱気があふれた演奏で、昨年に引き続き熱い、盛大な拍手を頂きました。本当に楽しい演奏会でした。この講習会の参加者の方々には、これら二晩の演奏会だけでもきっと、十分に楽しんでいただけるだろうと思っています。
 この日の夜の部は一弾と盛り上がりました。
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