藤井眞吾の経歴
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Diary 2011年3

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沢山のメッセージ

3月31日(木)

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 先日の MAGEF での写真を FaceBook に公開したら、演奏に参加した沢山の方からメッセージを頂きました。作品をお褒め頂く言葉、カネンガイザー氏と一緒に演奏したという興奮、などなどです。そのなかのひとつに、やはり同じフェスティバルの演奏会である団体が、私の《Air》と言う作品を演奏してくれたそうで、それを聞きながら今回の日本での大惨事の事が思い出され、涙を誘ったというメッセージがありました。私もここで《Air》も演奏されると言う事は想像していなかったので、このメッセージを見て、つい同じような気分になってしまいました。
 3月も終わり、明日から4月です。福島の原発が一刻も早く安定方向に進むことを願っています。
 (私の Face Book は facebook.com/shingo.fujii です)


150人のギターオーケストラと

3月30日(水)

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 カネンガイザー氏からメールと写真が送られてきました。先日行われた「MAGEFMid-America Guitar Ensemble Festival)中央アメリカ・ギターアンサンブル・フェスティバル」で《天使の協奏曲》を演奏してくれたのですが、今回はなんと 150人 によるギターオーケストラだったそうです。壮観。カネンガイザー氏はメールの中で「You made a lot of people happy!」と書いてくれました、感動しました。彼はこの時の演奏と、このあとの演奏も、日本の被災した人達の救援活動として捧げるとのことです「I will play your concerto three times in the next two months; each time I will dedicate it to the relief effort underway in Japan.」。

 そして今週の土曜日(4/2)はポートランドで、29日にはニューヨークで《天使の協奏曲》で演奏されます。

http://www.portlandclassicguitar.com/william_kanengiser_.html

http://www.nyccgs.com/index.php


演奏会は予定通り行います

3月24日(木)


 今週の土曜日(26日)はアートステージでの演奏会です。予定通り行います。
 「春 Spring」というタイトルを付けていたのですが、さっぱり春らしくなりませんし、桜開花の知らせもない、冬のような寒さ、・・・本当にがっかりです。しかしこういうときですから、せめて私の演奏するギターを聴いていただいて、綺麗な音楽を聴いていただいて、春らしい気分になっていただきたいと思っています。
 プログラムは、連続演奏を行っているソルの「嬉遊曲」は「第4番 Op.13」です。充実した作品です。ジュリアーニのソナチネは「第1番 Op.71-1」、三つの楽章はどれも単純な構成、ですがとても綺麗な曲です。こんなにも簡単で単純な和音でありながら、音楽の美しさを十分に味合わせてくれます。特に第2楽章のメヌエットは私の大好きな曲です。少し珍しいところでは、ガスパール・カサド(チェリスト)がセゴビアに捧げた「レオナルドの歌」という小品。子守歌ですが、幼くして亡くしたセゴビアの最初の息子、Leonardo への追憶の曲です。それからタイトルにあもあるように「春」と言う曲を弾くのですが、ひとつは岡野貞一さんの「春の小川」。これは「はじまりの音楽」にあるギター二重奏版ではなく、練習曲として私が書いた「ギター独奏版」です。もうひとつはM.C.テデスコの有名な「プラテロと私」から「春 Primavera」です。この曲と一緒に、やはりテデスコが書き残した「アプンティ Apuntti」と言う曲集(ギタリストのための教本)から「アヴェ・マリア」を演奏します。「10度の音程を学ぶ」という練習曲ですが、とても綺麗な曲です。
 当日券はまだあると思いますが、ご予約は「マンサーナ Tel.075-972-2834」またはメールにて「info@manzana.ne.jp」まで。


東京都と東京都民

3月23日(水)

 いうまでもなく東京とは我が国の首都なのですが、Wikipedia によれば・・・

首都(しゅと)とは、一国の中心となる都市のことを指す。ほとんどの場合にはその国の中央政府が所在し、国家元首等の国の最高指導者が拠点とする都市のことである。ただ、場合によっては、中央政府の所在とは別に、その国のシンボル的存在として認められている都市が首都とされることもある。」

・・・とありますが、又同時に・・・

「日本の首都について直接定める法令はないが、日本の現状や様々な理由から東京都とされる。東京都は何度か、日本の首都がどこかを法的に明確にすべきだとの要望を出している。」

・・・と言う記述は知らない事柄でした。
 今回の福島の原発のことがあって、もしも日本の政府が東京以外のところにあったなら、震災以降の物事の進展で不可解な部分が少し鮮明に見えてくるのではないかという気がしています。東京電力という会社が、勿論東京にあって、そして原子力発電所を福島と新潟に作っているわけですが、発電所が機能を失ったからと言って行った「計画停電」なる物が、あたかも緊急事態への対応であるかのような顔をしていながら、当たり前のように東京23区への電力供給は行っているのは、いかなる理由なのでしょうか? 少なくとも被災地には給電するべきでしょう。勿論給電能力が落ちているわけですから、それをカバーする、さらには節電を考えなければ行けないわけですが、社会全体から見て優先的に電力を供給し続けるべきところ、医療関係、一般家庭、時下必要を求められるものの生産工場、などなどはあると思うのですが、それ以外のところ、つまり優先度の低いところは、電力の供給を停止ないしは、自発的停止や節電を求めることはできる筈です。
 福島の第1原子力発電所で問題が発生したときも、東京都知事の判断と発声で消防署が動きだしたと言うことはありませんでした。この方(都知事)は、今回の震災や津波は「天罰だ」とお考えになっていたのだから、仕方がないのかもしれませんが、こういう動きに批判の声が少ない様な気がします。
 私は社会や政治と言う物を、代表者や政治家だけに責任を問うのは、時と場合によって間違っていると思います。彼らは煎じ詰めれば私達が「選んだ」人達なのですから、彼らの言動は厳しく注視しなければなりませんし、社会や我我の利益や公正に反する動きがあった場合には俊敏に批判の声をあげ、それが届くような仕組みを手に入れなければ行けないと思います。
 今の東京都知事は、なにか思い上がっているのではないかと言う気さえしますが、もしも行政府のある場所が、東京でなかったら、一連の事態の進展がもう少し自然に発見できたように思います。今日、都知事選挙の告示が行われました。この時期に都知事選挙を「敢行する」にことにもいささか疑問を感じますが、行われる事は決まっていますから、どうか東京都民の皆さんには、単に「東京の知事」と言う視点ではなく、「日本の首都の知事」であると言う視点から、より優れた人物を選んで頂きたいと、願っております。

 また東京の浄水場から「放射性ヨウ素」が検出され、その量が乳児に許容される値を超えているとの事です。おそらく先日の降雨の影響でしょう。晴天が続けば数日後には値は低くなるでしょうし、大人には影響を心配する必要のない数値ですが、乳児および母乳を与えるお母さん達は警戒しなければならないのだろうと思います。厚生省は正確な情報発信と、それへの対処を速やかにして欲しいと思います。


セの横暴 国は許すな

3月22日(火)

 「セの横暴 国は許すな」
 ・・・これは今日付けの(3月22日朝刊)朝日新聞、スポーツ欄に太字でどうどうと掲載された、朝日新聞編集委員、西村欣也氏の記事タイトルです。予定通りの開幕を謳っていたセリーグは選手会の反対、文部科学省からの開催の自粛要請などを受け、25日開幕予定を29日に延期したものですが、それでも選手会は当惑を表し、また文部科学省も少なくとも電力消費が増大するナイターの自粛を求めています。  私は少なくともパリーグ並みの開幕延期をすべきだと考えます。計画停電を行っている中、またドーム球場の多い昨今、デーゲームであれナイターであれ、プロ野球試合を開催すれば電力の消費増大は東電がカバーする地域の人達の消費生活に負担をかけるのは必至です。この結論に至るセリーグの横暴、また渡辺恒雄氏の傲慢な発言は国民の理解を得られる物ではありません。
  朝日新聞の西村記者はそのことを極めて明確に指摘しており、こういったマスメディアの報道の仕方としてはきわめて珍しく、しかし私は高く高く評価したいと思います。
 いま我が国はプロ野球の開幕以上に大事な危機に直面しています。この局面を乗り越えるためにも、国民は勿論のこと、背財界の長老連中が誤った判断をして頂かないことを願っております。先般、「我欲だ」とおっしゃった知事がいらっしゃいましたが、我欲を持って行動しているのはまさにその方ではないだろうかと思います。東電の計画停電と言うやり方は決して正しくありません。国民の生活に負担と不安を与えるばかりです。政治指導によって消費電力を押さえると言う事をしなければならない筈ですが、東京都が先ず率先してそれをやるべきでしょう。それは「夜の10時以降コンビに営業停止」などという焦点のずれた物ではないことを願っています。


セリーグ開幕、県知事達、そして都知事

3月19日(土)

 昨日NPBの加藤コミッショナーが今月25日に予定通り日本プロ野球の、セントラルリーグ開幕試合を行う事を発表しましたが、選手会は猛反対、また文部科学省も東電の計画停電などもあるなか、自粛を求めています。昨夜のニュースでは巨人の渡辺恒雄会長は例によって、驚くような傲慢発言で予定通りの開幕を厳命したそうですが、飽きれて物も言えません。おそらく今日あたりには、加藤コミッショナーは「開幕のための3前提」を理由に延期するものと私は思っています。そうするべきです。
 ここ数日、東北各県の知事達は被災からの復興、避難民のための物資確保、などのためおそらく不眠不休の活動をしているものと思われます。テレビのニュースでは被災民のみならず、こういった各県の知事の直接の、悲鳴にも近い声が聞かれていました。しかしながら、東京都は規模こそ違うかもしれませんが、同様に被災した地域でありながら、ここの知事は「我欲に対する天罰」という妄言を残した以外、はたして今回の地震と大津波の被害のために何をされているのでしょうか? 東京が我が国の首都として機能する事、そして東京都知事はそういった意味でも、他県との協調、政府との緊密な連携がとれてこそ首都であるだろうとおもいます。
 もうすぐ(1:30)には福島の第1号原発で消防車による放水が始まる筈です。なんとかこれが功を奏して、復旧活動が前進する事を祈るばかりです。
(家の近くにこんな奇麗な白梅が見られました)

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言いたい事はこれ

3月18日(金)

 …何もかにもが思うように動いていません。「隔靴掻痒(かっかそうよう)」なんて古くさい言葉では言い表せない、いらだちです。「こういう時だからこそ娯楽が必要なんだ・・・!」なんてうそぶく輩がいるけど、そういう奴らは今すぐテレビを消し、都内のパチンコ屋に行くのもやめて、そっとこのビデオを見た方が良い。私の言いたい事はこのビデオに全てあります。

これを作った人の情報はここ。

http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51238670.html


五日経っても

3月16日(水)

 地震から五日が絶ちました。長い、長い時間、辛い日々です。
 亡くなられた方の人数は日を追って増え、避難されている方達の惨状もなかなか快方に向かいません。今日は朝から京都でもこんなに寒いのですから、東北地方での寒さはいかばかりかと想像しています。  福島の原子力発電所の事態も期待した方向には向かっていません。東京電力の対応には大いに不満を持って、見ています。更に「計画停電」なるものが始まりました。この期に及んで、東京電力が果たして実際にどれほどの電力を確保しているのか、斟酌してもしかたありませんが、東京23区への給電を優先して、被災地区への給電を止めてしまうというやり方は、私には理解しがたい事です。勿論、都内での娯楽施設などでの営業を自粛するよう、勧告した上での事だろうと期待はしていますが。
 海外からも沢山の友達から見舞いのメールをもらいました。FaceBook にも沢山のメッセージが寄せられました。また新聞社が、来週の演奏会を行うかどうかと問い合わせて来ていますが、3/26の演奏会は行います。こういうときこそ、私自身が勇気を持つためにも、音楽をしなければならないと思っています。

Rescuers Search for Survivors in Japan - Photographs - NYTimes.com


《天使の協奏曲》初演から5年

3月10日(木)

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 「今月のビデオ」を更新しました。《天使の協奏曲》初演の時の映像です。この演奏会は2006年7月ですから、もう5年もたつのですね。この5年間は本当に色々なことがありました。しかし5年経っても、この時の事は忘れる事ができません。私が初めて書いた大規模な協奏曲・・・、そして一般公募で50人ものギターオーケストラを率いる事・・・、アメリカからカネンガイザー氏を招いてその作品を初演する事・・・、全てが「何の保証もないこと」でした。ただ、ただ、仲間と自分の音楽を信じてやるしかありませんでした。作曲している間に起きた様々な出来事・・・、三ヶ月間の練習とメンバーたちとの交流・・・、手伝ってくれた教え子達や仲間達・・・、そしてカネンガイザー氏を迎えてのリハーサルと本番は、本当に興奮の一言でした。その頃の事を「日記」に書いています。初演の時の演奏は、本当にエネルギ−のある素晴らしいものです。(カネンガイザー氏はもうすぐ、再びアメリカで《天使の協奏曲》を演奏します)初演の時のビデオ、是非お聞きください!


京都のギャラリーでコンサート

3月7日(月)

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 今週の土曜日(12日)は京都の「ギャラリー創」でコンサートをします。今日会場にお邪魔をしてきました。場所は河原町御池を少しあがった東側、サイトには「京都市中京区河原町通御池上ル ヤサカ河原町ビル1F (旧 京都ホテル・アネックスビル)」と説明があります。分かりやすい場所です。1時間程の短いプログラムですが、土曜の午後、ギターの音楽で少しのんびりして頂きたいと思っています。電話で予約だそうです。



おひな様

3月4日(金)

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 細君の仕事が忙しく、毎年飾っているひな人形を押し入れから出すヒマがなかったので、長女がアルバイトをしている「子供教室」で子供達と作ったおひな様を飾り付けてくれました。可愛いです。
 Guitar Study のページを整理しています。「作品研究」と「コラム」の内容を少し入れ替えました。コラムのつもりで書いていながら、内容的には「作品研究」とした方が良さそうなものがいくつかありました。また Guitar Study のページを Essay からもリンクすることにしました。



教え子からのメール

3月3日(木)

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 自宅で教えている生徒のほかにも、国内外で教えている生徒が沢山います。フェスティバルやマスタークラス、公開レッスンのような機会に一度だけ教えた生徒も数えると、もう数えきれないくらいの若者を教えてきました。同様に思いでや、一種の友情を共有していると私は思っています。昨年の第1回韓国ギターフェスティバルで教えたオーストラリアのジェイコブから昨日メールが来ました。とっても嬉しく、胸が熱くなりました。

 「覚えてられますか、昨年の第1回韓国ギターフェスティバルで自作の Slapdash Stam という曲をレッスンしてもらった者です。作曲を続ける事を貴方が勇気づけてくれました。ヨンジュンでの夜、作曲家として貴方が私に語ってくれたこと、…音楽が如何に可能性に富んでいるのか、本当に私がやりたい事、本当に私が好きなことをやる事、などなどを忘れられません。いろいろゴチャゴチャした曲であったにもかかわらず、貴方の言葉は私をとても感動させました。
 今週から音楽大学で、作曲家のコースを選び、そして勉強が始まりました。・・・ということをお伝えしたかったのです。
 メールを差し上げましたのは、あなたの助言への感謝の気持ちをお伝えする事、そして異なる国、文化、そして世代を超えて、貴方が私に影響を与えたと言う事です。

 ありがとうございます。

 近いうちにまたお目にかかれればと思っています。

Jakob Xiao Paul Brunnbauer

追伸/先日の修了試験で武満徹編曲の「Over the Rainbow」(・・・あなたが韓国で弾いてくれた曲です)弾きましたが、思いもかけずビックリするような良い点をもらいました。私にインスピレーションを与えて下さいました事、重ねて御礼申しあげます。」



3月は《春 Spring》

3月1日(火)

 あっという間に今年の「1/6」が終り、三月になりました。まだまだ風は冷たいですが・・・。今月のコンサートシリーズは3月26日、《春 Spring》 と題して、春らしい明るく楽しい曲を演奏したいと思います。テデスコの「プラテーロとわたし」から「春」、連続演奏を続けているソルの嬉遊曲はいよいよ「第4番 Op.13」です。それからジュリアーニのソナチネは「第1番」。少し珍しい曲も考えています。チケットご予約はマンサーナから。


 

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from Nov. 19th 2002
更新 2011年8月1日 ギタリスト・ 藤井眞吾のWebsite