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第15回 九州ギターサマーコース 2007

毎年恒例の「九州ギターサマーコース」が熊本県の阿蘇山で開催されました(9/14〜9/16)。例年通り私の担当は「音楽監督」としての講習会全体の計画と、アンサンブル講座、そして個人レッスンです。今年は更に「指揮法講座」を復活しました。
この講習会の最大の特徴は博多のフォレストヒルミュージックアカデミーの講師陣が総動員で最高のスタッフがいること、そして同アカデミーでギターを学ぶ方々と全国のギター愛好家、幅広い世代とプロ・アマチュアの老若男女が集うということです。と言っても、フォレストヒルミュージックアカデミーだけでも200人以上の生徒がいるうそうですから限られた宿泊施設でのサマースクールに参加するにはなかなか大変のようです。幸いにも今年は私の生徒も6人が参加することが出来ました。 一番上の写真は講習会参加者が集う「プレイルーム」の様子です。受講生も講師も一緒に練習しています。
私はもともと「ゲスト講師」だったのですが、いつのまにか「音楽監督」ということで、しかし実際にはフォレストヒルミュージックアカデミーの主任教授である中野義久氏(写真2)が受講リストの作成や、遠方からの参加者の面倒、全体のまとめなどを担当して下さいます。 今回は生憎の台風接近で気温も湿度も高く、いつものような爽やかな阿蘇の空気を楽しむというわけには行きませんでしたが(写真3)、参加者の熱気がそれを吹き飛ばしてくれたようです。
「指揮法講座」を復活、と書きましたが、実は何年か前のサマーコースでも何度かこの講座はやっていたのです。しかし最近になって私はギター合奏やアンサンブルでの指導者の育成は急務であると痛感し、今年は更にそのレベルを高めて再開することとしました。全国各地にアマチュアの合奏団があり、また各大学にはギタークラブやマンドリン合奏団などが存在し、その長い歴史を誇っていますが、なぜか指揮者の存在に関しては十分な配慮が払われていないという認識を持っています。現実的にはただ単に「棒を振る」という意味だけでの「指揮法」ではなく、最も重要な「音楽の能力」「合奏指導法」などの教育が必要なのですが、まずは基礎的な指揮法の学習、そして必要とされるソルフェージュ能力や指導能力についての勉強をしました。二日目には指揮法中級講座を履修した10名の中から6名が最終試験(コンクール)を受けることとなり、課題曲が渡され深夜にコンクールを実施。現在ストラスブールに留学中の近藤史明君が見事に最優秀賞を得て、最終日の合奏曲「Air」の指揮をするという名誉を得ましたが、彼は既にこの講習会で指揮法を学んだ経験と合奏を指揮するという 経験を有していたので、今回はその栄誉を次点であった立命館大学3年生の石井麻衣子さんに譲ることとなりました。最後の写真はその指揮風景です。尚この合奏曲「Air」は今年11月18日と19日に函館で開催される私の講座《アンサンブルの楽しみ》の為に作曲した作品です。
来年以降もさまざまな世代のギター愛好家の皆さんの育成、教育のため、このサマーコースをより充実したものにしてゆきたいと思います。


ManzanaForesthill
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