圧巻の LAGQ
3月31日(土)  
Bill

  ここのフェスティバルでも主催者からの依頼で「指揮法クリニック」を開講。今回は受講者に制限を設ける事なく誰でも参加出来るようになっていましたので、約60名の受講/聴講者。フェスティバル参加者の5人に一人が参加したことになります。あらかじめ頼んでおいた「演奏参加8名」は受講生の指揮に合わせてギターの演奏をしてくれます。4名の代表受講生はいずれもここのUTB校の生徒。指揮法の基本的な動作から始めますが、単純な動作がなかなか出来ません。前回 Valparaiso での経験があったので、少しは要領よく進められたのではないかと思いますが、やはり1時間の時間では出来る事が限られています。LA にいる間に頑張って英文によるテキストを作っておいて本当に良かったと思っています。
 夜は LAGQ のリサイタルで、その中の最後を飾るプログラムとして《SHIKI》が演奏されました。今回四回の演奏の中で、最も小編成の演奏でしたが、それだけに緻密な演奏が出来たように思います。今日は特に LAGQ の演奏も素晴らしく、最後は拍手が鳴り止まず、会場が総立ちでアンコールに再び最終楽章の《冬》を演奏。終演後は会場近くの川縁にあるBarで関係者達と夕食会。これで私のツアーも大きな一区切りです。今朝の地元紙に昨日のインタビュー記事が載っていました。
http://www.brownsvilleherald.com/articles/guitar-138591-piece-festival.html

 

 

  テキサスの風
3月30日(金)  
rehearsal

 ブラウンスビルでのアンサンブルフェスティバルはコンクールが併設されている事が、大きな特徴です。私は時間がなくのぞく事ができませんでしたが、約300人の参加者はそのほとんどが、所属団体ごとにコンクールに参加しています。といっても独奏のコンクールとは違って「参加する事に意義がある」という感じでやっているようです。とはいえ、5年間の優勝グループは現在「テキサスギター四重奏団」として活躍、今回もゲスト演奏をします。
 さて今回が《SHIKI》の演奏最後になりますが、これまでとは打って変わって、主催者の意向により主管であるM.クヴァンツ教授の教え子達20人での演奏となります。午後からリハーサルでしたが、さすがにマイケルの指導のもとアンサンブルを訓練されているだけあって、なかなか反応の良い演奏をしてくれます。リハーサルの様子は地元紙の取材があり、ビデオ撮影とインタビューも入念に行われました。夕方にはお腹をすかせたビルと一緒にタコスを食べに、地元の(バリオス研究科で有名な)トニーの案内で。美味しかったけど、辛かった〜!夜は「テキサスギター四重奏団」の演奏前半だけ聞いて、LAGQの連中と夕食。それから驚いたのが、先日オレンジカウンティーで写真アルバム寄せ書き等もらって感動的な別れを惜しんだ高校生達が、なんと十数人も此処のフェスティバルに来ているではありませんか! ホテルのロビーで「Hi Shingo!」と大きな声で呼ぶ若者がいるから「誰だこの野郎、馴れ馴れしいな」などと思って振り返ると、彼らでした。なんだか、テキサスは面白いことがありそうです・・・。

 

 

  Brownsville へ
3月29日(木)  
LA

 すっかり慣れ親しんだロサンジェルを後に今度はテキサス州ブラウンスビル Brownsville という町へ。途中ヒューストンのジョージ・ブッシュ空港でまたまたビルとバーベキューを食べました。さてブラウンスビルという町、ここは何とメキシコとの国境のすぐ隣。石を投げたら届くんじゃないかというくらいのところ。ホテルに到着したのはもう夜だったので、ホテールのバーでビールを飲んでいると隣に40歳前後(もう少し若いかな?)男性が iPad よりやや小型のタブレットを立てかけ小さなキーボードでなにやら入力中。「かっこいいね!」と話しかけると、それから色々話が盛り上がり、2時間以上ビールを飲みながら楽しく時間を過ごしました。さらに彼は(Ken というのですが)Dallas に済んでいて、来月5日はダラスで演奏会だと言うと「よし!聞きに行く!」と。ともかく FaceBook でもお友達になることにし、演奏会情報を送る事にしました。まあアメリカ人は本当に話し好き、退屈することはありません。そうこうしているとテキサスギター四重奏団のメンバーが挨拶に来てくれたり、あっという間にバーの閉店時間。ホテルの裏口で一服吸っていると、今度は一杯気分の明るい男達が何人かやって来て「やあ Shingo か!」と声をかけてくる。「なんでオレの名前を知ってるんだ?」と聞くと「だって、今回の指揮者だろ? 勿論知っているさ、オレはオースティン Austin から来た T.ヒンズリー!」と自己紹介され、またしばらく立ち話。なんだか、テキサスは楽しいな・・・。(写真はロサンジェルスの町で見た、何だかわからない樹木?)

 

 

  リサイタル
3月28日(水)  
soka

 昨日がLAでゆっくり出来る最後の日、と思っていたのは、昨日はリハーサルが終わってからオレンジカウンティーのホテルに泊まることになっていたのですが(今日の朝に少し仕事があることになっていたのですが、それが昨日急にキャンセルとなり)それじゃあホテルよりも「Hotel Kanengiser」のほうが快適だということでLAに戻って来たので、今日もお昼は少しのんびりと散歩とメキシカンBARのテーブルを楽しむ事ができました。実は演奏会リハーサルのスケジュールは結構綱渡りで、「天使の協奏曲」を演奏するUSCの学生とオレンジカウンティー高校の学生が全員揃うのは今日が初めて。しかも今日は平日で、学校が終わってからの集合となるので、夜の演奏会とはいえ、時間的にはギリギリになるわけです。それでもなんとか全員が集まり、全てのリハーサルをすることができました。
 プログラムは前半がソロと二重奏で、先ずソルの「嬉遊曲 Op.62」からスタート。続いてビルのソロで、タレガとブローウェル、次は私のソロでメルツと武満のアレンジ作品。前半の最後は私の作曲作品から「ラプソディージャパン(抜粋)」「紺碧の舞曲」。前半が終わった時点でカーテンコール!
 後半はビルの指揮でUSCの学生による「泥棒かささぎ序曲(ロッシーニ/藤井眞吾 編:現代ギター社 刊)」、私の指揮でオレンジカウンティー高校生による「Air」、最後は両校合同の特別ギター・オーケストラと私の指揮、ビルの独奏で「天使の協奏曲」。盛りだくさんな演奏会でしたが、大変意義深い演奏会でもあったと思います。会場となった創価大学の Performing Arts Center は本当に素晴らしいホールです。さらにオレンジカウンティー高校生から思い出の写真アルバムとTシャツまでもらってしまいました。アメリカの若者は日本の同年代のこらよりも「子供らしい純真さ」を感じさせます。(上の写真はリハーサル中のビル)
hamberger 演奏が終わってどこかレストランへ・・・、と思ったのですがどこももう閉まっていて、LA名物(!)、ドライブスルーでハンバーガーを! ちなみにこのハンバーガーはローラン・ディアンスの大好物だそうです。

 

 

  ラジオ放送
3月27日(火)  
grand

 ロサンジェルスで(私達は冗談めかして「Hotel Kanengiser」と呼んでいますが・・・)ゆっくり出来るのも今日が最後。今日も快晴。お昼は料理長が学校に行って、いないので、町に出かけて食べます。散歩には最高のお天気。勿論高級料理等を食べる気も毛頭なく、LAにいるあいだは適当にあちこちのお店に入って一人の食事を楽しんでいます。今日は今までで一番安そうな店、店のカウンターに腰掛け、中東からやって来た風のお兄さんにサラダとハンバーガー(バーベキューとグリルとベーコン、ブルーチーズ)を頼んでむこうにあるテレビに目をやると、サッカーの試合が放送されています。まあ、ヒマつぶしにサッカーを見ていると、若い店員がやって来てサッカーは好きか?と聞く。そこで「Yes」と答えると、彼は「中村俊輔」選手が好きだったそうで、最近は日本女子の活躍に驚いている、とのこと。なにしろアメリカ人は女子アメリカが世界チャンピオンであった事を相当誇りに思っていて、それを破ったんだから「凄い!」というわけです。圧倒的にバスケットボール人気の高いアメリカで、しばしサッカー談義で盛り上がり、FaceBookでお友達になることにしました!
 じつはLAではお気に入りの場所がひとつあります。名前はなんだったか、覚えようともしない買ったのですがメキシコBARというかカフェと言うか、目当ては店の外に置かれた数台のテーブル席なのですが、ここがLAにいる間の、私にとって唯一の喫煙席だったわけです。
 昼食を終えて「Hotel Kanengiser」に帰帆するとやがて家主も帰って来て、3時に出発。今日は明日の演奏会主催者である創価大学で学生達のために、ビルと2人で「課外授業」見たいな形でギターについてのおしゃべりや演奏をすることになっていました。先日のラジオインタビューがさっぱり上手く喋れなかったので、今日はあまり気が進まなかったのですが、十数人の学生を前に喋り出してみると、ビルが何だか緊張気味で、しかたなく私の方からあれたこれやと話題を切り替えたり、演奏を促したりしなが90分を終えると、結構「講義」風にまとまり、2人で「うん、よかったな〜!」と満足。軽く食事をとって、明日の会場となるホールに案内されるが大変立派なホール。1000人を超える収容が出来ると思うのですが、ディズニーランドの音響設計をした豊田氏の手によるものだそうです。オレンジカウンティー高校の生徒が集まり「Air」と「天使の協奏曲」の練習をしましたが、この一週間で相当練習してくれたようで、かなり音楽が出てくるようになりました。練習の風景を見に父兄も来ていましたが、皆一様に満足げ。
 練習が終わったらもう9時をはるかに過ぎていて、お腹もすくしで、再び車を飛ばしてLA。すると丁度10時を過ぎた頃ビルがラジオをつけると先日収録した番組が始まり、先ず最初はLAGQの紹介にはじまり、続いて私の紹介とCDから「ラプソディージャパン」が全曲流れ、再びおしゃべりに戻り、今回作曲した《SHIKI》のことなど。そして最後は再び私の作品で「天使の協奏曲」。第1楽章が終わる頃にはもうビルの家に着きました。(写真は昨日機内から見えたグランドキャニオン・・・?)

 

 

  アメリカ流
3月26日(月)  
LAGQ

 再びリムジンカーでシカゴ空港へ、今度は嵐もなく快適なドライブ。iPhoneのいたずらアプリを使ってスコットやビルの写真を撮る。バカ受け!LAGQの連中ともこれくらいの時間付き合っているとだいぶ慣れて来る。さすがアメリカ流、というか空港への集合もLAの空港LAXに帰った時も、めいめい勝手に集まり、勝手に帰宅するという感じ。何でもかんでも集合時間を決めたり、用もないのに集合をかけたがる日本人とは大違いだ。
 ビルも私と同様、スパゲッティーやパスタが大好きで、今日も帰宅してシャワーを浴びるとカネンガイザー氏特製のスパゲッティーが出来上がっていました。夜はまた二重奏を一緒に練習。明日は夜にオレンジカウンティーで28日の演奏会のリハーサルがありますが、ビルは朝から学校、つまりUSCでレッスンがありますから、あまり遅くならないように就寝。(写真は昨夜のコンサートが終了して、中央は主宰のジム・コンスブルック氏)

 

 

  壮観、SHIKI
3月25日(日)  
SHIKI

 午前中はまずレッスン。三つのグループをレッスンしました。先ず最初は、初日に私の「パッサカリア」を演奏してくれたグループ。変奏ごとのテンポ設定、弱奏のときの音の浮き立たせ方、独奏者が指揮者をかねるこつ等を指導しました。真摯に作品に取り組んでくれる姿には胸を打たれました。次はシカゴのグループで、先日のリハーサルでお世話になったジュリーの率いるグループ。私の「Air」を演奏してくれました。テンポの設定をもっとゆったり取る事、アウフタクトをゆったり感じる事、そしてやはり弱奏での注意等。やはり作品に対する愛情を強く感じた演奏でした。最後は、昨年同フェスティバルで「天使の協奏曲」を指揮してくれた Nate Jackson 氏率いるグループ。ジャクソン氏の作曲した作品、ロック音楽を思わせる洒落た作品です。アメリカではこうして、指導者が作曲したオリジナル曲を演奏する団体が、しばしば見受けられますが、非常に良いことだと思います。おもに指揮の事、そして強弱の変化等に着いて指導。私にとっても極めて楽しい時間でした。
 午後は最後のリハーサル、そして夜には待ちに待った本番です。しかし予定以上に最終演奏会の時間が長くなり、最終演奏までにそのこる事ができなく、子供達を引き連れて帰らなければならない団体があり、最終的には220人での演奏となりましたが、それでもおそらくクラシックギターの合奏人数、ギネス新記録を樹立した事は間違いないでしょう。フェスティバルの最後を飾るに相応しい、感動的な演奏となりました。

 

 

  250人での大合奏
3月24日(土)  
valpo

 ここ Valparaiso での「中央アメリカギターアンサンブルフェスティバル MAGEF」最大の目玉は、なんと250人との合奏です。今日朝一番でのリハーサルでは、250とリハーサルができる会場がチャペルしかないこと、そしてそのチャペルが使用中のため、二つの会場に分散してのリハーサルとなりました。それでも各会場には100人以上の人間がいることになります。それぞれの会場で Angelo と Julie がリードして練習をしてくれました。私はそれぞれの会場で45分ずつ練習をしました。午後には先ず指揮法のレッスン。各参加団体のリーダーが対象となったレッスンでしたが、30人以上が参加。1時間と限られた時間だったので、極めて限られた基本的な事の指導にとどまりましたが、それでも参加者にとっては、大きな意味あるレッスンであったと喜ばれました。また250人全員での午後リハーサルは、想像以上に大変でした。最後列は指揮台からかなり離れたところにありますから、声も張り上げなければ行けませんし、指揮も大きく振らなければ行けません。夜は LAGQ のリサイタル。素晴らしかった!

 

 

  中央アメリカギターアンサンブルフェスティバル MAGEF
3月23日(金)  
limo

 空路ロサンジェルスからシカゴへ。空港へは主催者が手配してくれた出迎えの車が・・・、なんと真っ白のリムジンカー! さすがアメリカ! (写真/スマシガオのスコットが何とも可愛い!)車内でのんびりビール等を飲みながら移動。ところが途中のハイウェーで凄まじい嵐。一点空はかき曇り、叩き付けるような雨。引き裂くような稲妻が見えはじめ、とうとう運転手は走行を断念。30分ほど立ち往生をして、それでも二時間遅れで「中央アメリカギターアンサンブルフェスティバル MAGEF」の会場となる Valparaiso に到着しました。昨日主催者からメールをもらい今日の夜のコンサートで、シカゴのグループが私の作品「パッサカリア」を演奏するから、聞きにくるのであれば夕食のレストランに迎えの車を手配するとの事。勿論私は夕食を手短に済ませ、迎えに来てくれたレジーナさんの車で演奏会場へ。丁度「パッサカリア」が始まる三曲前に到着。Steve Suvada 氏率いるシカゴの学生達は素晴らしい演奏を聴かせてくれました。

 

 

  南カリフォルニア大学 USC
3月22日(木)  
USC

 のんびり過ごしたロサンジェルスでの休暇も終わり今日は午前中にまず、この辺一帯をカバーするラジオのインタビュー。英語でのこういう番組出演はなかなか難しいですね(日本語でもこういうのはあまり得意ではありませんが)。収録を終えてラジオ局内のコンビニのようなところでお昼ご飯を買って早めのランチ。なんと、カリフォルニアロールとお味噌汁です。
 12時からは USC でマスタークラス。最初はピアノ曲を二重奏にアレンジしたと言う2人。次は私の「ラプソディージャパン」から「さくら」「花」を聞かせてくれた2人。次は武満の「全ては薄明のなかで」から第1楽章。次はまた私の作品で「リバー・ラン」。彼らは三日前にも演奏会でこの曲を弾いてくれたそうです。そして最後は武満の「海へ」から第1と第3楽章。ギター専攻の学生と、副科の学生が混じってのレッスンでしたが、皆とても良い演奏を聴かせてくれました。そのあとは28日の演奏会に向けて、ビルの指揮で「泥棒かささぎ」、そして私の指揮で「天使の協奏曲」を練習。南カリフォルニア大学は映画等の映像学科も有名ですが、なんとキャンパスには卒業生である、G.ルーカスやS.スピルバーグの寄贈によって建てられたビルがありました(写真)。勿論、名前入り!今日は、あちこち、よく働きました。そして、疲れました。

 

 

  絶品の朝食
3月21日(水)  
breakfast

 いつもビルが朝食を作ってくれます。今日はワッフル! そして今日もビルは学校へ。私は同じく午前中は練習、お昼は近くでランチ。今日は食べ過ぎないようにハンバーガーのみ! そのあとはやはりメキシカンBarで一服。今日は昨日にもましてポカポカの陽気で、歩いていると汗ばんできます。歩道ではトカゲ君もひなたぼっこです。ビルは何かと忙しく、夕方に学校から帰ってくると「ウ〜ン、眞吾がうらやましい!」といいながら、夕食を作ってくれました。日本にいては滅多に得られない、ゆっくり過ごした休日二日間でした。夜は2人で二重奏の練習。

 

 

  休養日
3月20日(火)  
LA

 今日は私は完全休養。ビルは学校へレッスン。午前中は練習をして、お昼は近くでランチ。ちょっと食べ過ぎてしまいました。食後は近くのメキシコBarで一服。日が射して、暖かくなって来て、とても気持ちがいいです。夜はビルと二重奏の練習。私達も28日にはLAのオレンジカウンティーで演奏会があるからです。でもこんなにゆっくりした時間を過ごせるなんて、本当に久しぶりで、とても嬉しいです。

 

 

  リハーサルなど・・・
3月19日(月)  

 今日は夕方からオレンジカウンティーの高校に行って、28日の演奏会でやる2曲「Air」と「天使の協奏曲」の練習。協奏曲の方は選抜メンバーですが、「Air」はおそらく此処の学生で、ギターをやっている学生全員が参加している様子で、40人くらいの大人数。そのかわり、エレキギターを持っている者や、エレキベースで参加するもの、ギターか何だか解らないウクレレのでっかいような丸い楽器で弾いている者、様々でちょっと「チンドン屋」になりかねない、危ない雰囲気ですが一時間半の練習はなんとか楽しく、そして練習を見学に来ていた父兄は丁寧な挨拶をしてくれて記念写真を撮ったり、なごやかに終えました。練習が終わったのはもう夜の9時近く。ビルも私もぐったり疲れました。
 それから先日(16日)グリーンスボロでの演奏《SHIKI》がもうYouTubeに あがっていました。

 

 

  LAの人々
3月18日(日)  
LA

 日曜日、遅い目覚め。ビルが朝ご飯を作ってくれました。午後からはごく最近引っ越したと言うビルのご両親の家に。なんとビバリーヒルズ。高層マンションで、最高に眺めもいいところです。ご両親にお会いするのは5年振り。途中で近くに住んでいるビルのお兄さんもやってきて、賑やかに。
 帰りは、途中でジャック・サンダースと言うギタリスト/先生/楽器製作家という人のお宅にお邪魔。ビルの友達です。ギターも、19世紀ギターも、そしてバロックギターも製作するジャックですが、残念ながら19世紀ギターはラコートのモデルが作りかけで、完成したものを見る事は出来ませんでした。

 

 

  ノースカロライナ州でも桜満開
3月17日(土)  
greensboro

 今朝はビルだけがレッスンがあり、早起き。スコットとマットは寝坊をして、遅い朝食。私とジョンは12時にチェックアウトして再度イタリアレストランで昼食。ここノースカロライナ州でも桜は満開です。Greensboro からのフライトはなんとまたワシントン空港を経由して、ロサンジェルスへ。LAX空港にはビルの奥さん、コレットが出迎えてくれました。寒い! こちらに来る1〜2週間前までは、カリフォルニア一帯はとても暖かく、ヴァージアの方がはるかに気温が低かったので、日本からコートを持っていかなければ行けないだろうか案じていたのですが、Loudoun County でも Greensboro でも全くの杞憂。ところがここ LA では思いもよらない寒さ。今日あったロサンジェルスマラソンは雨と風、そして寒さで大変だったそうです。

 

 

  Greensboro
3月16日(金)  
BBQ

 実はここ Greensboro でもとても暖かく、ホテルの周辺にある桜は満開です。今朝はゆっくりの朝を迎える事ができ、お昼も近くのイタリアレストランで、美味しいパスタとチキンピカタを食べました。夕方に会場へ行って最後の練習とリハーサル。どうも音響係りのお兄ちゃんが頼りないなと思っていたら、やはり本番では思いもよらないようなアクシデントが続出でした。LAGQ の演奏は相変わらず絶好調。今回初めて聞いたプログラムなのですが、2008年以来のメンバー Matt のアレンジによるジャズスタンダードナンバーが最高にいかしています。ジョン・コルトレーンとマイルス・デイビス。クラシックギターの演奏会というより、完全に真性のジャズを聴いている気分。
 《SHIKI》の本番では、おめかしをして来た学生達がとても可愛く、少し緊張気味の面持ちも演奏が終われば、音楽の興奮で更に紅潮して、祝福に駆け寄って来てくれます。いつも、アメリカでのこういうコミュニケ−ションがとても嬉しく、大好きです。此処のホールは古いイギリスを思わせるシックな建物。会場も1000人を越える大きなホールでしたが、やはりスタンディングオベーションの歓声と拍手が鳴り止みませんでした。(写真は昨日ここグリーンスボロに来る途中の5時間ドライブのとき立ち寄ったバーベキュー屋さん、最高に美味しかった!)

 

 

  5時間のドライヴ
3月15日(木)  
bar

 昨夜は初演を無事に終えたと言う安心感もあって、演奏が終わってから少し空腹を満たしに、そしてビールを飲みにビル達と近くのバーに出かけました。なんだか久しぶりにビールを飲んだような気がします。今朝は10時にホテルをチェックアウトして、いったんワシントンの空港へ移動。そこでレンターカーを借りて、5人でお隣のノースカロライナ州 Greensboro までドライブです。といっても5時間超のドライブ。Guilford College に着いたのは夕方の6時、チェックインを済ませて、すぐにリハーサルです。何と此処は老若男女合わせて93人が参加。つまり、カレッジのギター科の学生だけではなく、地元のギターの先生やその生徒達も一緒に参加して、《SHIKI》の演奏に向けて準備してくれているわけです。日本でもこういう交流の仕方が行われなければ、いけないでしょうね。ここのギターの先生は Kami Rowan。ビルの大の仲良し。夜はKamiたちとマレーシア料理を食べにいきましたが、辛かった!

 

 

  《SHIKI 》初演!
3月14日(水)  
Loudoun

 

   今日は本番でした。ここ Loudoun County では地域全体が中学高校の音楽教育にギターを取り入れており、またそのためにギターの指導が出来る音楽の先生の育成にも力を注いでいます。そういうこともあってか、今回の此処での演奏会はいくつもの学校の先生や生徒が集まって、文化祭でも迎えているような雰囲気、そして控え室での先生達の興奮の様子も、とても若々しい雰囲気に包まれています。
 《SHIKI》の初演は LAGQ のリサイタルの最後を飾るプログラムとして行われました。今日のゲネプロ(dress rehearsal )までの練習の成果も十分に発揮され、本番ではすばらしい演奏が出来たと思います。勿論 LAGQ の面々の力もあって、会場はスタンディングオベーション。拍手が鳴り止みません。

 

 

  ワシントンの桜
3月13日(火)  
cherry

  今日も朝から練習。此処でのギターオーケストラメンバーは48人、各学校の先生が8人加わっていますが、全員若いメンバーばかりです。合奏の練習も飲み込みが早く、指揮棒によく反応するようになってきました。最終楽章の「冬(〜あんたがたどこさ)」ではまだテンポが不安定です。今日は午後はレッスンを拝見しました。というのは、レッスンは各学校のアンサンブルだからで、こちらの学校の状況を見ておきたいという気持ちもあったからです。
 それにしても暖かく、あちこちに見える桜もすでに満開です。ワシントンの桜は日本からやって来て、今年で100周年を迎えるそうです。(写真は滞在しているホテルの前に咲いていた桜)

 

 

  ヴァージニア州、Loudoun County
3月12日(月)  
leesburg

  今回は成田からのフライトで、昨日ダラス経由、ワシントンに着きました。ワシントンの Dulles 空港から車で約20分、Loudoun County にある Leesburg という町で《SHIKI》の世界初演を行います。空港には大阪出身で、こちらで音楽の先生として務めてられる柳川直子さんが迎えて下さいました。LAGQ のメンバーは他の町での演奏会を終えて深夜に到着。私は今朝9時半からリハーサルがスタートでしたので、7時起床。ホテルの窓から見える景色はまだこんな様子だったのですが、後で聞いてみるとアメリカは丁度サマータイムに切り替わったところで、そのために朝の7時でもまだこんな具合だったわけです。ここではギターオーケストラは48人(先生が8人)。とても良く準備されていて、今日のリハーサルも充実した時間でした。11時に LAGQ が合流。さっそく協奏曲の通し練習です。さすがにアンサンブルのつぼを心得ていて、オーケストラのメンバーたちもLAGQ と共演出来る嬉しさで表情が輝いていました。夜はビル達四人と私とで近くのタイレストランへ。 夕食の後はビルと2人でホテルの部屋で二重奏をしたり、色々な話で楽しく過ごしました。今回は沢山のスケジュールがあるので、その確認だけでも大変です。

 

 

  壮行演奏会
3月10日(土)  
soukou

 

  2人の生徒が海外で勉強を続けることになりました。と、言っても入学試験はこれからなので、頑張らなければ行けないのですが。それに先駆けて「壮行演奏会」をすることにしました。会所幹也君と、渡部友美さんの2人がそうなのですが、先輩に当たる奥野隆君、そして私も友情出演という事で、二重奏や三重奏もお聞き頂きます。若者達の門出を、是非応援にいらして下さい! 演奏会の詳細はこちらまで(主催/マンサーナ http://manzana.ne.jp/concerts/fresh_2012_04.html)。

 

 

  SHIKI
3月8日(木)  
SHIKI

 

  《SHIKI》と言う曲を LAGQ とギター・オーケストラという編成で書きました。上梓したのは今年の1月でしたから作曲年は「2012」としましたが、作曲依頼と作品を書きすすめていたのは昨年末の事です。また実際に作曲の依頼ををして来たのは親友で、LAGQのリーダー、William Kanengiser 氏ですが、委嘱は今回の初演を行う(3月14日)Loudoun County Public Schools です。《SHIKI》というタイトルの意味は曲目の解説(Music → Comosition → SHIKI)をお読み頂ければと思います。プログラムノートの中にひとつだけ書ききれなかったことがあります。それは四つの楽章がそれぞれ「春」「夏」「秋」「冬」としてありながら、「春」「夏」「秋」はそれぞれ二つの日本民謡/唱歌からなり、そのうちのひとつはその季節とは関係なく「春」の音楽であり、「冬」は季節とは関係なく「あんたがたどこさ」という民謡のみから出来ているという理由です。
  この曲はカネンガイザー氏から具体的な提案をうけて作曲しましたが、彼の強い希望は2011年3月11日の東日本大震災および津波による大災害への鎮魂曲としたいという事でした。実は昨年のあいだに私は「四つのリトルネッロ(日本ギター合奏連盟委嘱)」「カタロニア民謡による変奏曲(洗足学園音楽大学委嘱)」という二つのギターアンサンブル曲を書いていますが、いずれも作曲に先立って同様の意味を込めた作品である事を希望されていました。正直に申しますと、私は私の作品がそのことに対して向けられて作曲されるという事、あるいはタイトルに表立って被災者に捧げるものである事等を避けてきました。実際にはこれら二つの曲も、作品を書く動機や、その内容も深くこの大災害と結びついているのですが、それは作曲家として、一人の日本人として、避けられない、当たり前のことであるとは思え、そのことを前面に出そうとは思いませんでした。今回はカネンガイザー氏の希望、そして委嘱者の希望、あるいはアメリカの人達が日本へ強いエールを送って下さっている事を有り難く受け入れ、このような形で作品を世に送り出す事としました。
  《SHIKI》の四つの楽章についてですが、春は勿論のこと、夏も秋も、春という季節を思い起こしながら、というより忘れる事ができない、という状況を象徴的に意図的に「ひとめふため」「凧凧上がれ」「朧月夜」という春の音楽を挿入したのです。丁度一年目にあたる3月11日に、私は成田空港から出発します。これも何かのつながりでしょう。

 

 

  抜歯、爽快!
3月6日(火)  
cake

 

 抜歯をしました! 左上の奥歯。3年前に被せていたものがとれて、歯科に行くと先生は「抜いた方がいい」との診断。それに反対して、再度被せてもらったのですが、それの案配がはなはだ宜しくなく、そのうち落ち着いて慣れるだろうと待っていたのですが、とうとう本日再診察、抜いてもらいました。実はここ三年間、上下の歯をしっかりと噛み合わせる事ができませんでした。つまり食物を咀嚼していませんでした。治療はあっという間に終わり、痛みもなく、至って爽快です。実はこの歯のトラブルからきているのはないかと言う、肉体的/精神的不具合は少なからず自覚があり、歯を抜いたとたんそれらが全て吹き飛んだ感じがします。夕食は「ご飯」を噛んで得られる旨味を堪能。実は胃にも相当負担がかかっていたのではないかと思うのです。
 写真は娘が焼いたケーキ。林檎が入ったものと、バナナが入ったものの二種類です。家内と娘達は HERSHEY'S のチョコまでかけて食べていました!

 

 

  iBook G4 のバッテリー
3月5日(月)  
battery

 

 2年前に中古で買った iBook G4、まだもう少し使い続けたいので、殆ど働かなくなった(・・・その寿命なんと2分!写真右)バッテリーの購入を検討していました。バッテリーの効かないノートパソコンは、その意味が半減ですからね。ところが何しろ古い型である事、新品のバッテリーは高価です(2万円近くします)。使い続けたいとはいえ、近いうちに新しい OS の使えるラップトップに交換しなければ行けないのは明白なので、購入をためらっていました。ところが楽天市場で検索してみると¥3,800でサードパーティー製のものがあるではないですか!「駄目もと」で購入してみると(写真左)、なんと十分使えるではないですか。これで来週からのアメリカツアーも安心です。

 

 

  ビデオ・ライブラリー Video Library
3月4日(日)  

video

 YouTube に公開された私の作品の演奏ビデオ、あるいは私自身のギター演奏のビデオを「Video Library」というページにまとめています。「作曲作品」はジャンル(編成)毎に分類しています。特に「天使の協奏曲」は沢山のビデオがあるので、まだ全てを網羅出来ていませんが、少しずつ作業を進めていきます。2006年京都での《天使の協奏曲》の初演、《Air》《Rondo - Himawari》の初演、先日現代ギター社から出版されたばかりの《4つのリトルネッロ》初演時の演奏もご覧戴く事ができます。私にとっても思い出深い演奏ばかりですが、皆様にもお楽しみ頂ければと思います。

 
  お疲れ様でした・・・
3月3日(土)  

pic_case

 先日の東京への旅は帰って来てすぐにそのまま演奏会場へ行かなければならなかったので、着替え等もあって大きい方のスーツケースを持っていきました。実はこのケース、昨年の北海道のツアーで、ついにキャスター上部のボディーが大破。コンビニで荷造り用の頑丈なテープを貼って緊急修理をして旅を続けましたが、その後沖縄にも付いて来てくれました。5年間、仕事の良きパートナーでしたが、とうとう引退。先日の東京が最後の旅行になりました。来週からのアメリカツアーは長旅ですし、新しいスーツケースを先日購入しました。

 
  静寂の《海》
3月2日(金)  

 先日の演奏会からもうひとつビデオをご紹介いたします。《はじまりの音楽》から第12曲目の「海」です。是非お聞きください。海がいつもこんなに静寂だといいのですが・・・。

 
  出版!《4つのリトルネッロ》
3月1日(木)  

4ritornello

 昨年、日本ギター合奏連盟の委嘱によって作曲した、ギター合奏(アンサンブル)のための「四つのリトルネッロ Quattro Ritornelli》が本日発売となりました(現代ギター社)。4パートの編成で、部分的に Div.となるので、四重奏ではなく合奏で演奏するように書きましたが、若干の変更をすれば四重奏でも演奏は可能です。また4つの楽章を単独で演奏して頂いても、いっこうに構いません。皆さん是非演奏して下さい。表紙は長女が描いてくれました。素敵でしょう?
 昨年の初演の時の情報はこちらにあります・・・>「2011 合奏フェスティバル」
 その時の YouTube 動画はこちらです・・・> 「四つのリトルネッロ」アンサンブルOZ
 作品の詳細はこちらです・・・>藤井眞吾出版作品・・・>「四つのリトルネッロ」

 
  菜の花畠に入日薄れ
2月29日(水)  

1. 菜の花畠に、入日薄れ、
 見わたす山の端(は)、霞ふかし。
 春風そよふく、空を見れば、
 夕月かかりて、にほひ淡し。
2. 里わの火影(ほかげ)も、森の色も、
 田中の小路をたどる人も、
 蛙(かはづ)のなくねも、かねの音も、
 さながら霞める朧月夜。

 これは言うまでもなく「朧月夜(岡野貞一 作曲)」の歌詞(高野辰之 作詞)ですが、今朝起きた時には目がゴロゴロして、「ああ花粉の季節、いよいよ春かな・・・」と部屋に差し込む日差しをまぶしく眺めたものです。ところがTVをつけてみると、関東甲信越地方では大雪との事。京都は晴れてはいますが、空気はまだまだ冷たいです。早く春が来るといいですね。先日の演奏会のアンコールで演奏した「朧月夜」をお聞きください。