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from Nov. 19th 2002
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京都の烏丸夷川にある ArtStage567 を舞台に藤井眞吾が毎月お贈りするコンサートシリーズです。大会場でのリサイタルとは違った雰囲気、プログラムで、クラシックギターの味わいをお楽しみ下さい。
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 今年最後のコンサートシリーズ《ノクターナル》はとても暖かい雰囲気で終ることが出来ました。今回のプログラムはブリテンの「ノクターナル」に象徴されるような、静かな音楽が多かったのですが、最後までみなさんが集中して聞いて下さったので、とても嬉しかったです。グリーグの「夜想曲」は今回が初めてのお披露目。これからも何度も弾いていくでしょう。武満さんのアレンジは弾けば弾くほど味わいが深くなってきます、来年はもう少し曲を増やしたいです。ヴィラ=ロボスは弾くたびに名曲だなと思います。今回も、1番も3番も充実した味わいをひしひしと感じながら演奏しました。コストのアンダンテは来年も、そして19世紀ギター(J.ブッヘル)でお聞きいただくことと思います。ブリテンは久し振りに弾きましたが、来年ももう一度挑戦したい曲です。メルツもやはりブッヘルでお聞きいただけると思います。

 このシリーズを1月にスタートしたとき、もしも毎月の12回出来なかったら・・・、と言う不安がなかったわけではありません。でもなんとかここまでやって来れたのも、アートステージ567の本田さん御夫妻(なんと花束を頂戴いたしました!)、主催のマンサーナ、そして何度も足を運んで下さった皆様のお蔭です。私自身今年一年間このシリーズをやって来て、本当に沢山のことが勉強になりました。来年も「毎月12回」やります! 皆様またお目にかかりましょう! よいお年をお迎え下さい。

藤井眞吾 ArtStage567
コンサートシリーズ2007
vol.15
2007 12月15日(日)3時
《ノクターナル》

1.夜想曲 Op.54-4(E.グリーグ/藤井眞吾 編曲)  
2.《12の歌》より(武満 徹)
- オーバー・ザ・レインボー(H.アーレン)
- イエスタデイ(J.レノン&P.マッカートニー)
- シークレット・ラブ(S.フェイン)
- ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)
- 星の世界(C.C.コンヴァース)
3.前奏曲 第1番&第3番(H.V=ロボス)  
4.《アンダンテ》(N.コスト)

- 休憩 -

7.ノクターナル Op.70 (B.ブリテン)
I._ 瞑想するように Musingly
II._ 非常に興奮して Very Agitated
III._ 休み無く Restless
IV._ 不安げに Uneasy
V._ 行進曲のように March-like
VI._ 夢見るように Dreaming
VII._ 優しく揺れて Gently rocking
VIII._ パッサカリア Passacaglia (measured)
8.序奏と華麗なロンド Op.11(J.K.メルツ)  

シリーズ、今年最後のコンサートはイギリスの作曲家B.ブリテンの名作《ノクターナル Nocturnal Op.70》を選びました。ルネサンス時代のリュート奏者J.ダウランドの歌曲「来れ深き眠りよ Come Heavy Sleep」を主題にしたこの作品の理知的でありながら、美しく、そして幻想的な響きはまだ20代だった私の心を虜にしました。コンサートで演奏するのは本当に久し振りのことですが、私自身懐かしい親友と再会するような期待と不安、そして興奮に包まれています。

藤井眞吾


12月15日(土)7時開演
会場●アートステージ567
京都市中央区夷川通烏丸西入巴町 9-2 「コロナ堂」2F  Tel. 075-256-3759 *地下鉄「丸太町」6番出口より徒歩1分

チケット ¥3,500
主催・チケットの予約 マンサーナ Manzana Tel.075-972-2834 (チケット予約サイト マンサーナチケット予約
次回 vol.16《タイトル未定》は2008年1月20日(日)3時開演です
これまでの ArtStage567でのコンサート・・・>>>

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