藤井眞吾 コンサートシリーズ 2021

第159回
ショパン讃歌 Hommage à Chopin

ポーランド生まれで、主にフランスで活動したアレクサンドル・タンスマン Alexandre Tansman（1897 - 1986） はセゴビアからの依頼でギターのための曲を数多く書き残しました。その一部はギターのレパートリーとして定着しましたが、多くは最近まで出版される事も無く、またセゴビアが実際に演奏したり録音した作品はごく限られた物だけでした。タンスマンの祖国、ポーランドを代表するピアニストであり作曲家でもあったショパンに捧げた「ショパン讃歌 Hommage à Chopin」という三つの小品は、タンスマンにとって重要であり、意義深い創作であった事は想像に難くありません。しかしこの作品は今まであまり演奏されることがありませんでした。その理由について考えながら、今月はお楽しみください。

藤井眞吾（2021年3月）

●program（予定）／○ショパン讃歌（A.タンスマン）／ 前奏曲集より（F.ショパン）／ チェロ組曲 第4番 BWV1010（J.S.バッハ）／ 《キラキラ星》による変奏曲（藤井眞吾）
・・・etc.

【開催に関して】
　コロナウィルス感染拡大を防ぐ為に「入場者数の制限」して開催いたします。「ソーシャル・ディスタンス」「マスクの着用」「手洗いの励行」などは言うまでもなく必要な事です。しかし、当演奏会では奏者である私は「マスクを着用せずに演奏」します事を予めご了解ください。
　また演奏会においでいただきます皆様におかれましては、発熱など体調の不良を感じられている場合にはご来場を遠慮頂きますようお願い申し上げます。開演中のマスクの着用は必ずしも強要するものではありませんが、ご来場者様「各人の判断」に委ねたいと思います。

（藤井眞吾／2021.02.03）

【第1部】
1● 無伴奏チェロ組曲 第4番 BWV1010より（J.S.バッハ）
J. S. Bach (1685 - 1750); from Suite No.4 for Cello, BWV1010

- Prelude 前奏曲
- Sarabande サラバンド
- Gigue ジーグ

2● 無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007（J.S.バッハ）
J. S. Bach (1685 - 1750); Suite No.1 for Cello, BWV1007

1. Prelude 前奏曲
2. Allemande アルマンド
3. Courante クーラント
4. Sarabande サラバンド
5. Menuette I & II メヌエット 1 & 2
6. Gigue ジーグ

3● 無伴奏バイオリンソナタ 第3番 BWV1005より（J.S.バッハ） J. S. Bach (1685 - 1750); Largo from Sonata No.3 for Violine, BWV1005
- Largo ラルゴ

【第2部】
4●ショパン讃歌（A.タンスマン）
A. Tansman (1897 - 1986); Hommage à Chopin

1. Prelude 前奏曲
2. Nocturne 夜想曲
3. Valse romantique ロマンティックな円舞曲

5●四つの前奏曲 作品28（F.ショパン）
F. Chopin (1810 - 1849); 3 Preludes from Op.28

1. Op.28-4
2. Op.28-7 
3. Op.28-20 
4. Op.28-15《雨だれ》

6●《キラキラ星》による変奏形式の練習曲（藤井眞吾）
S. Fujii (1954 - ); Variable studies on «Twinkle, twinkle little star»

（*）プレゼント編曲

会場：アートステージ567

京都市中京区夷川通烏丸
西入巴町 9-2 「コロナ堂」2F
（Tel. 075-256-3759）
＊地下鉄「丸太町」6番出口より徒歩1分

主催・予約

マンサーナ Manzana
Tel.075-972-2834

次回（6/26）は・・・