バロック時代の器楽の為の「組曲 Suite」は様々な舞曲を含んだ、まるで「お楽しみ袋」のようなものでした。ドイツの舞曲、フランスの舞曲、スペインの舞曲などなど。さらに作曲家からのオシャレな贈り物とも言える前奏曲まで付いています。大抵の作曲家はひとつの組曲の中で、どの楽章にも共通した動機(モチーフ)を用いたりしましたから、本来は違う組曲の楽章を他のものと混ぜるのはいけない事なのかもしれませんが、2020年もそろそろ終わり・・・、そこは硬いことを言わず色々なオシャレな曲をピックアップしてお楽しみ頂きます。
藤井眞吾
●program(予定)/組曲「カヴァティーナ」より(A.タンスマン)/チェロ組曲第4番「前奏曲」(J.S.バッハ)/無伴奏バイオリンパルティータ第3番「ガボット」(J.S.バッハ)/無伴奏バイオリンソナタ第3番「ラルゴ」(J.S.バッハ) ほか
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