BIWAKO RECITAL SERIES vol.32
海を越え、時をこえて・・・
中野義久 ギターリサイタル
Yoshihisa Nakano , Guitar Recital, Jun.19, 2006
前日は《天使の協奏曲》の練習、そしてアンサンブルの練習(バッハ、ロッシーニ)とあっての中野義久氏のリサイタル、本当にハードなスケジュールにも関わらず中野氏は素晴らしい演奏を聞かせてくれました。前半のソル(シチリアーノと行進曲)は本当に素晴らしかったです。上質の音楽、そして最高の演奏でした。私は2曲一緒に二重奏を致しました。ひとつはカルリのホ長調。カルリの作品は本当にシンプルながら、とてもギターの響きが美しく大好きです。ソルは有名な「アンクラージュマン」。オリジナル版で、旋律と伴奏が完全に別れたものでしたが、今回改めてこの曲が名曲であることを知らされました。
中野氏との二重奏は来年も実現したいと思っています!

6月の琵琶湖リサイタルシリーズに私の親友である、ギタリストの中野義久氏が登場されます。もう30年以上の付き合いになりますが、四歳年下ながら学制時代の彼の猛烈な勉強振り、そして練習熱心さは今でも「伝説」と言っていい程でした。私がスペインに留学している間に彼は故郷の下関に活動の拠点を移し、山口県とそして九州全体での活動を着実に展開してゆきました。彼との交流が復活したのは、それから少したって私が九州での活動を始められうようになってからのことです。九州ギター音楽協会副会長、山口県ギター音楽協会会長、カスティーリヤギターアンサンブル主宰、フォレストヒルミュージックアカデミーギター科主任講師などとまさに精力的な活動は、2003年度下関市芸術文化振興奨励賞受賞という形となって結実もしています。
中野さんは独奏者としての伎倆も然ることながら、アンサンブルの上手さ、音楽の吸収力(=初見能力のすばらしさ)は飛び切り一級の腕前で、本当に彼の右に出る演奏家はなかなかいません。今回はソル、モーツァルト、ショパンなどの古典、ロマン派に加えて、作曲家・佐々木真一氏編曲によるジャズ・スタンダードナンバー、を独奏で。そして私はソルとカルリの二重奏曲で賛助出演をいたします。中野さんの演奏、独奏はもちろんのこと、私との二重奏もぜひ聞きにいらして下さい!

2006年6月19日[月] 7:00PM
● 会 場/琵琶湖ホテル・チャペル TEL. 077-524-7111
● 入場料/一般=4,000円(80席限定)
● 主催・予約/マンサーナ TEL. 075-972-2834
詳細とチケットの予約は・・・
 http://manzana.ne.jp/biwako/biwako_32.html


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