久々の琵琶湖リサイタルシリーズで竹内良次さんの演奏を聞きました。素晴らしい演奏でした。彼のデビューアルバム「ソノリテ」で濱田滋郎先生が絶賛されていますが、まさにその通り。毎年九州のサマーコースでは一緒にアンサンブルをしたり、ソロ演奏も聞いているのですが、今回のようなリサイタルは初めてでした。もっとも強い印象は「音が良かった」ということ。3〜4年前に楽器をハウザー2世に替えて、あんなに柔らかみのある高音、力強さばかりでなく膨らみのある低音、久し振りに「良いギターの音」を聞いたという満足感で一杯です。プログラムもとってもすっきりしていて、会を始める為に演奏した一曲目のモンポーからすっかり引き込まれてしまいました。ホセのソナタはCDでもその素晴らしい演奏を披露していますが、より柔軟な表現になったと思います。第2部ではディアンスのシャンソン集が特に楽しかったです。 演奏も素晴らしかったのですが、ステージでのマナー、そして余計なお喋りは一切せずに音楽をひたすら聴かせてくれる姿勢が特に僕は嬉しかったです。アンコールの時少しだけご挨拶をされましたが、やはりこう言うのが僕は好きです。と、言いながら僕はいつも自分のコンサートで喋りすぎていつも後になってから反省しています。 とにかく一級の演奏! また若い世代の楽しみな演奏家が登場しました。日本中で彼の演奏を聞いて欲しいものです。
5月11日[金] 7:00pm 開演 (6:30pm 開場) 会場/あいれふホール 福岡市中央区舞鶴2-5-1「福岡市健康づくりセンター10F」 入場料 ■ 前売 ¥3,150 / 当日 ¥3,675(全席指定) 主催・お問合せ フォレストヒル音楽工房 092-715-3828