ギタリスト・藤井眞吾のWebsite
 
El Decameron Negro
Night Sketches


中野義久&池田慎司 in 広島
2005年9月2日(金)

中野義久さんと池田慎司さんがジョイントコンサートをされました。左のチラシは8月30日、博多でのものですが、私は同じプログラムによる9月2日広島での演奏を聞いてきました。
ソロは中野氏がジュリアーニの「ファンションの主題による変奏曲」で堂々とした音楽を聴かせ、池田氏はビラロボス、ジョビン、レイスなど先般リリースしたCD「ブラジルの水彩画」からのピックアップで自在でスケールの大きな音楽を聴かせてくれました。二重奏ではヘンデルの「シャコンヌ」、ソル「デイベルティメント Op.62」、そして私の作品「紺碧の舞曲」です。生憎開演時間を「7時」と思い込んでいた私は(本当は 6:45)一曲目のヘンデルを聴きのがしてしまいましたが、ソルの晩年の作品では美しい音色でロマンティックな側面を見事に表現していました。また「紺碧の舞曲」では、中野氏はこの曲の演奏がもう三回目と言うこともあって、全体の把握がよくされていて、池田氏のエネルギッシュで躍動感溢れる表現を巧みにサポートしていました。歯切れよい、そして精気溢れるリズム感の二人の演奏は、最高の出来と言ってよいものでした。
終演後は懐かしい広島の友人と飲み、語り明かしました。

(2005年9月5日)

中野義久&池田慎司サロンコンサート
8月30日(火)7:30
福岡県福岡市フォレストヒル

ギター二重奏のための「紺碧の舞曲」は私の作品の中でも自身でもお気に入りのひとつですが、9月2日に広島で演奏されるという情報をいただきました。「2005 ギターフェスティバル in 広島」というもようしの一部のようで、演奏者は中野義久氏と池田慎司氏、二人とも素晴らしい名手なので、彼等の手によってこの作品がどのように生まれ変わるか楽しみでなりません。聞きに行こうと思ってます!それから同様のプログラムでその少し前に博多でも「中野義久&池田慎司サロンコンサート」として聞くことが出きるそうです。


WARNING!/本サイトに掲載されている画像、文章等、 全ての内容の 無断での転載・引用を禁止します

Copyright © 2005 Shingo Fujii, All rights reserved