福田進一氏の委嘱によるフルート、オーボエ、ギターのための三重奏曲(M.C.テデスコを讚えて)。曲名の「饗宴 Convivio」はテデスコと同じフィレンツェの生まれ、ダンテの著作「饗宴」からとっている。その中に以下のような言葉がある。「・・・これらの賜物は、預言者イザイアが区別しているやうに、七つ、すなはち智慧、聡明、分別、才能、智識、および神への信仰と畏敬の念、これである
(Li quali, secondo che li distingue Isaia profeta, sono sette,
cioeユ Sapienza, Intelletto, Consiglio, Fortezza, Scienza, Pietade
e Timore di Dio.)」 この言葉はまさにテデスコという作曲家を言い表しているように思える。
曲は二つの部分からなり、前半はゆったりとし自由なテンポで、後半は華やかなタランテラ舞曲です。 この曲は2008年11月7日にJTアートホール室内楽シリーズ「ギターの室内楽XI〜カステルヌオーヴォ=テデスコを想う〜」で初演される予定です。演奏者は福田進一
(ギター) 、佐久間由美子 (フルート)、 広田智之 (オーボエ) 。
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