曲目解説より
ホセルイス・ゴンサレス先生が急逝されて10年になります。私と同様に、先生の門を叩いた若い三人のギタリスト達が、先生を偲んでの演奏会をするということで「ALMA(アルマ=魂)」を作曲しました。ホセルイス先生の演奏はいつもギターの温かく力強い音色に満ち溢れていました。僅かな音で出来た単純な旋律も、先生の手にかかると天上の宝物の様に、美しく輝き始めました。「美音家」として知られるホセルイス氏でしたが、実は作品全体の構成や、演奏するときにそのバランスを如何に活かしてゆくか、ということに極めて厳しい音楽家でした。「ALMA」ではモチーフを対位法的に扱った軽快なテンポの二つの部分と(ひとつはフーガ、もうひとつはカノンによる変奏)、ゆったりした旋律的な中間部から成り、導入と結尾には「鎮魂のコラール」を配しました。
●コンサート情報
4月5日(小倉)/女性センタームーブ/(問)093-922-3857 K.I.企画 4月6日(福岡)/あいれふホール/(問)092-715-3822 フォレストヒル音楽工房 4月15日(大阪)/阿倍野区民センター小ホール/(問) 090-823-3044 岩崎ギター教室
・・・そのほかに
4月17日(横浜)/港南区民センター/(問)東隆幸ギター教室 4月18日(東京)/GGサロン/(問)現代ギター社