音楽作品は、・・・何となく綺麗なメロディーが繋がって出来ている・・・、などということは決してありません。優れた作品ほど、無駄の無い簡潔な材料(素材)を巧みに関連付けて音楽ができ上がっています。メロディーを作る基本、あるいは曲全体を作る基本となる材料というのがあって、それを手がかりとしながら曲はでき上がっていきます。この曲では「Cのコードをポロポロン」と弾いたときの音、1弦側から「ミ、ド、ソ、ミ、ド」とシンプルなものです(A-1)。
親指以外は順番に「a,
m, i」そして低音弦で「p」を使ってみましょう(B-1)。この指の配置はギターを弾くための基本中の基本です。ですからこの曲を弾き始めるとき、ギターの上に正しく置かれた右手の位置はとても重要な意味を持っています。すなわち・・・