久々の名古屋・・・
9月24日(月)  
muse

  昨夜あたりから急に、夜になるとヒンヤリ。「暑さ寒さも彼岸まで」と昔の人はよく言ったものです。先日のアートステージ567での演奏会「黒いデカメロン」も、おかげさまで8月の時に比べるとはるかに爽やかななお天気で、演奏もし易かったです。今回は初めていらっしゃるお客さんも沢山いらして、とても嬉しかったです。さて、来月は「前奏曲集」と言うタイトルで、ブラジルの作曲家、ヴィラ・ロボスの「5つの前奏曲」を中心に、同時代のブラジルのギター音楽、そして8月にもお聞き頂きましたが、ショパンの前奏曲などを演奏します。
  今週末は名古屋で演奏会と公開レッスンです。名古屋で数年前にオープンした「ミューズ音楽館」の主催です。名古屋での演奏は久しぶりのことになりますが、とても楽しみにしています。(・・・詳細

 

 

  明日は《黒いデカメロン》
9月21日(金)  
09

  だいたい、いつもはコンサートのテーマを決めたり、何かひとつ事に沿って曲を選び、並べたり、そうした方が演奏会の宣伝もし易く、また「次回はこういう演奏会をやります!」と言い易いわけですが、今回は《黒いデカメロン》というタイトルにはしていますが、特別な意味はありません。まあ、この曲が一番長い曲だというだけで・・・、またタイトルとしてもなかなかよろしい・・・、と考えたわけです。
   とはいえ、この曲の作者、Leo Brouwer は20世紀のギター音楽を考えたとき、間違いなく重要な音楽家の一人で、作曲家としては勿論のこと、1980年くらいまではギタリストとしても大変興味深い活動をしていた人です。勿論、私にとっても「大きな存在」の一人ですが、ブローウェルは武満徹にこの頃つよい関心を寄せていました。当時の作風にはその影響が如実に見て取る事ができます。ブローウェルは若いときから沢山の作曲家のスタイルを吸収し、それを自らの作品としてギターのレパートリーに加えて来たわけですが、武満の場合はオリジナル作品でも、編曲作品でも、あまり他に類型を観ることのできない、独自の音楽世界を作り出しています。
 ブローウェルは「演奏家であり作曲家」ですが、武満徹は全くギターを弾く事ができませんでした。前半のプログラムではメルツ、タレガはともに素晴らしいギタリストでしたが、バッハは言うまでもなく、グラナドスはピアニスト、そしてトゥリーナはグラナドス同様スペインの作曲家ながら、ギターの演奏は出来ませんでした。バッハとグラナドスは私自身が編曲しました。トゥリーナの作品は巨匠A.セゴビアの手によってギターで演奏が可能な形に仕上げられています。
 ・・・こうして考えてみると《黒いデカメロン》というタイトルが、何だか深い意味を持っているような気がしてきました。

(藤井眞吾/2012年9月21日)
コンサートの詳細・・・
チケットの予約・・・ 

 

 

  アメリカの友人達から・・・
9月20日(木)  
guitarraganza

  今月の末にカリフォルニアで「GITARRAGANZA」というギターフェスティバルが開催され、再び LAGQ が「SHIKI」を演奏します。 フェイスブックで主催者がそのプログラムを公開してくれました。残念ながらわたしは聴きにいくことはできませんが、参加者達の笑顔やコンサートの興奮が LAGQ の面々の表情と相まって、今から私もわくわくしてきます。それから今朝「SHIKI」を初演した Loudoun Conty の Kevin からメールがあり・・・

Hi Bill and Shingo,

  I just received the most recent edition of the GFA Soundboard. What a wonderful interview. Thank you for highlighting the Loudoun County guitar programs so favorably. This was certainly a life changing event for our students and faculty. The students are still talking about their experience. Shingo became an instant rock star in the eyes of those in the orchestra and it seems that the spirit of that event is still strong with all that were involved.
  Shingo, I just put together a quartet from my higher level students to play your <Rondo>. They are very excited to start learning and rehearsing it. If all goes well, they should be playing it on our November 14 concert. I'll send you a recording when is all said and done.

  Thank you both for providing such an incredible and uplifting experience.

All the best,
Kevin

・・・との嬉しいメッセージ。Soundboard誌は私も入手次第、このインタビューを当サイトでご紹介したいと思っています。

 

 

  あっというまに・・・
9月6日(木)  

  あっという間に9月になってしまいました。残暑なんて言う言葉すら思いつかないほどの暑さが続いていたから・・・、夕立などと言う風情のある言葉では言い表せない「ゲリラ豪雨」が続いていたから・・・、依頼されて書き続けているグラナドスの編曲が今も日夜続いているから・・・、全部が理由のようです。ともかく9月になってしまったので、早速来週から洗足の授業は始まりますし、29日には名古屋の「ミューズ・サロン」でコンサート、そして翌日30日には同会場で公開レッスン、とあります。勿論毎月のコンサートもあります。今月は22日(土)、《黒いデカメロン》と題して、同曲の他にバッハ、メルツ、武満の編曲作品、ショパンの編曲作品などなどをお聞き頂きます。忙しい日が続きそうです。

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