藤井眞吾 コンサートシリーズ 2020

第157回
秋の音 Son d'automne

「紅葉」にはまだちょっと気の早い、でも「秋」真っ只中、そんな時だろうと思います。「芸術の秋」などとよく言いますが、何故秋だけが芸術なのでしょうか？　へそ曲がりの私には大いに不満な言葉ですが、夏から秋へ、そして秋から冬へと季節の移ろいは一年の中でもひときわ美しい瞬間であろうと、その点は同意するのです。音楽も変化する瞬間、あるいはその予兆、いずれも美しい時の流れです。成熟へと向かう時の流れを、様々な作品を聞きながら「秋の音」を楽しんでみたいと思います。

藤井眞吾

【開催に関して】
　コロナウィルス感染拡大を防ぐ為に「ソーシャル・ディスタンス」「マスクの着用」「手洗いの励行」などは言うまでもなく必要な事です。しかし、当演奏会では奏者である私は「マスクを着用せずに演奏」します事を予めご了解ください。
　また演奏会においでいただきます皆様におかれましては、発熱など体調の不良を感じられている場合にはご来場を遠慮頂きますようお願い申し上げます。開演中のマスクの着用は必ずしも強要するものではありませんが、ご来場者様「各人の判断」に委ねたいと思います。

（藤井眞吾／2020.9.26）

1● パストラーレとメヌエット（F.ソル）
F. Sor (1778 - 1839); Pastrale et Menuet
- Andante Pastrale (Op.32-3)
- Menuet, Andante Maestoso (Op.11-5)

2● 六つの練習曲（F.ソル）
F. Sor (1778 - 1839); 6 Etudes

3● アンダンティーノとワルツ（F.ソル）
F. Sor (1778 - 1839); Andantino et Valse (Op.32-1 & 2)

4● マルボローの主題による変奏曲（F.ソル）
F. Sor (1778 - 1839); Introduction and Variations on “Malborough”, Op.28

5● アラビア奇想曲（F.タレガ）
F. Tarrge (1852 - 1909); Capricho Arabe

6● 四つの前奏曲とマズルカ（F.タレガ）
F. Tarrge (1852 - 1909); 4 Preludios y Mazurcas
-　Preludio No.2 & Mazurka en La menor
-　Estudio & Mazurka en Do Mayor-　Preludio en Si menor & Mazurka en Mi menor
-　Preludio & Mazurka en Sol Mayor

7● ファンダンギーリョ（J.トゥリーナ）　
J.Turina (1882 - 1949) ; Fandanguillo

8● 亜麻色の髪の乙女（C.ドビュッシー／藤井眞吾）*
C. Debussy (1862 - 1918); La Fille aux Cheveux de Lin

（*）プレゼント編曲

会場：アートステージ567

京都市中京区夷川通烏丸
西入巴町 9-2 「コロナ堂」2F
（Tel. 075-256-3759）
＊地下鉄「丸太町」6番出口より徒歩1分

主催・予約

マンサーナ Manzana
Tel.075-972-2834

次回（12/26）は・・・