藤井眞吾 コンサートシリーズ 2019

第141回
春の海 Haru no Umi

私が子供の頃には正月と言えばテレビから幾度となくこの曲が流れてきたものですが、最近は作曲者の名前すら知らないと言う若者に会うことがあるのは残念なことです。いつの頃からか、この邦楽の代表作をギターでも弾いてみたいと思うようになりました。思いのほか「春の海」の響きはギターにフィットします。もうひとつ、お正月の歌「一月一日（いちがついちじつ）」も私の編曲でお聞き下さい。「1」と言う数字に因んで、と言うわけではないのですが、A.ディアベッリのギターのためのソナタ「第1番」も演奏します。あまり演奏されない曲ですが、時代の典型のような構成と内容の素晴らしいソナタです。2019年も様々な音楽をギターの音色にのせてお楽しみ下さい！

藤井眞吾

●program（予定）／春の海（宮城道雄／藤井眞吾 編）／一月一日（上真行／藤井眞吾 編）／ソナタ No.1（A.ディアベッリ）
・・・etc.

1● 前奏曲集 作品103 より（A.ディアベッリ）
　A. Diabelli (1781 - 1858); from “Preludes, Op.103”
　- 前奏曲No.1　ハ長調
　- 前奏曲No.3　ニ長調

2● ソナタ 第1番 ハ長調 作品29（A.ディアベッリ）
　A. Diabelli (1781 - 1858); SONATA No.1 in C, Op.29
　1. Allegro
　2. Andante cantabile
　 3. Menuett, Allegro
　 4. Rondo, Allegretto

3● 前奏曲とバガテル（M.ジュリアーニ）
　M. Giuliani (1781 - 1829); Prelude & Bagatelle, Op.100 & Op.73

4● 五つの前奏曲第（H.V=ロボス）　
　H. V-Lobos (1887 - 1959); Cinq Preludes
　- No.1　叙情的旋律〜ブラジル先住民への讃歌
　- No.2　カパドシアの旋律〜リオの「ならず者」讃歌
　- No.3　バッハ讃歌
　- No.4　ブラジルインディアンへの讃歌
　- No.5　社会的生活への讃歌〜演奏会や観劇に行くリオの若者達へ

5● 一月一日（いちがついちじつ）（上 真行／藤井眞吾 編）
　S. Ue (1851 - 1937); January 1st

6● 春の海（宮城道雄／藤井眞吾 編）
　M. Miyagi (1894 - 1956); Haru no Umi

7● 四つの前奏曲とマズルカ（F.タレガ）
　F. Tarrega (1852 - 1909); Cuatro Preludios y Mazurkas
　 -　前奏曲 ホ長調《ラグリマ》 & マズルカ《アデリータ》
　-　前奏曲 ニ長調 & マズルカ ト長調
　-　前奏曲 ニ長調 & マズルカ ハ長調
　-　前奏曲 イ長調 & マズルカ イ短調《マリエッタ》

8● 簡素な練習曲と《舞踏礼賛》（L.ブローウェル）
　L. Brouwer (1939 - ); Esudios Sencillos y «Elogio de la Danza»

（*）プレゼント編曲

会場：アートステージ567

京都市中京区夷川通烏丸
西入巴町 9-2 「コロナ堂」2F
（Tel. 075-256-3759）
＊地下鉄「丸太町」6番出口より徒歩1分

主催・予約

マンサーナ Manzana
Tel.075-972-2834

来月（2/23）は・・・