5月の《コンサートと公開レッスン》は快晴。地元のお祭りがあって、リハーサルの時と、本番中の2回、写真のような行列がありました。行列の向こうに見える建物が「アートステージ567」です。本番中はさすがに演奏を中断せざるを得なく、まあでもいかにも「京都市内」でやっているという実感を味わいました。
公開レッスンではまず村上和裕さんがソルの「アンダンテ・ラルゴ」を聞かせてくれました。テクニックにクセも少なく、綺麗な演奏。でも、曲の途中から弾いたり、運指を少し変えると弾けなくなってしまいます。これは技術的な問題なのではなく、曲の覚え方、あるいは曲の勉強の仕方から来るものです。指を覚えるのではなく、フレーズを覚えたり、音を覚えたり、あるいは曲の構造を理解するなど、様々な角度からの勉強が必要です。
二重奏で、岡村君と佐藤さん。この二人は私の生徒ですが、この組み合わせでの二重奏は初めてです。普段の勉強では注意していることでも、いざ公開の場になると音楽的な表現が希薄になってしまいます。フレージングをはっきりすること、アポジャトゥーラを明確にすること、などなどを勉強しました。レッスンしている間に演奏がどんどんよくなっていきました。
さあ、
来月はカネンガイザー氏を迎えての公開レッスンです。