今回は1815年製作のシュタウファー(レニヤーニモデル)を使用して、コスト、メルツ、カルカッシ、ジュリアーニ、ソルの作品を演奏、題して《19世紀のギター音楽》です。楽器の状態もとても良く、音色や音量のバランスも最高の状態でした。聴衆から「19世紀のギターがこんな音だったと、初めて知りました!」「和音を聞いただけで良い気分になります」・・・などとこちらの方が良い気分になりそうな感想を沢山戴きました。
演奏曲は・・・
N.コスト /アンダンテ
M.カルカッシ/練習曲集より
M.ジュリアーニ/アイルランド民謡集より
J.K.メルツ/序奏と華麗なロンド
F.ソル/練習曲《月光》《夢》
F.ソル/24の小品集 Op.44
です。久々に爪を短くして(・・・ほとんどありません)、楽器のレスポンスなども現代のギターよりははるかにリュートに近く、私が理想としている(実際そうであったろうと推測している)19世紀のギター音楽の世界が描けたのではないかと思っています。29日には再び観峰館で演奏します!
(9月27日/藤井眞吾)
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