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from Nov. 19th 2002
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京都の烏丸夷川にある ArtStage567 を舞台に藤井眞吾が毎月お贈りするコンサートシリーズです。大会場でのリサイタルとは違った雰囲気、プログラムで、クラシックギターの味わいをお楽しみ下さい。
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《コンサートと公開レッスン》 vol.9 6月17日(日)3時開演

program

1. 主題と変奏曲 Op.15-4(F.ソル)

2. アイルランド民謡集 Op.125より
(M.ジュリアーニ/1781-1829)
- No.4 Robin Adair《ロビン・アデイア》

3. 武満 徹 編曲《12の歌》より
- オーバー・ザ・レインボー(H.アーレン)
- シークレット・ラブ(S.フェイン)

4. H.V-ロボスによる2つのギターの為の作品
- 前奏曲 第1番 (1954)
- ワルツショーロ [新版] (1923-1928)

5. 《ニール・ゴウの悲しみ》
(スコットランド民謡/D.ラッセル編曲/1953~)

7. コユンババ(C.ドメニコーニ/1947~ )

今回の演奏曲目はこの半年間に演奏してきたものが中心です。ソルの変奏曲は今年の「九州ギター音楽コンクール」の課題で、あまり知られた曲ではありませんが、とても良い曲です。武満編の2曲は久し振りに演奏しましたが、いつ弾いても気持ちの良い響きです。ジュリアーニのアイルランド民謡、そしてD.ラッセル編のスコットランド民謡、ともに 旋律が美しく、独特の味わいがあります。ヴィラ・ロボスは先月に引き続き演奏しました。果たして「新発見版」のワルツショーロは今後ポピュラーになっていくのでしょうか?
上の写真2番目は「アートステージ567」のある「コロナ堂」の本田ご夫妻。このコンサートシリーズは本田さんのお蔭ですばらしく居心地の良いものなっています。今回もおいしい紅茶を入れてくださいました。

公開レッスンでは、滋賀県在住の丸山貴史さんが受講。19世紀のレプリカギターでカルカッシの練習曲と武満編の「ロンドンデリーの歌」を聞かせてくれました。音楽的なアイデアをいかにして「実際の音にするのか」ということを勉強しました。丸山さんはとても探求心が強く、また良い演奏をしたいという情熱が伝わってきました。
音を鳴らすというメカニズムは、楽器が違っても基本的には同じです。そういうテクニックの習得、練習を今後の課題として下さい。
●公開レッスン受講生/ 丸山貴史 ・・・
受講曲■ ・M.カルカッシ/25のエチュードよりNo.3 /・武満徹編曲/ギターのための12の歌より「ロンドンデリーエアー 」
昭和45年生まれ 平成12年 友達に誘われて松田晃明氏のフォークギターレッスンを受講開始。平成14年 師の影響を受けて、19世紀ギター(レプリカ)に一目惚 れし、即購入レッスン内容もクラシックギターに変更してもらい、現在に至る。ギター歴は、学生時代にエレキギターやアコースティックギターで遊んで いた程度です。 今もっとも勉強したいのは、美しい音を奏でられるタッチと、曲を楽曲と して聴かせることのできる表現力です。

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