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藤井眞吾 コンサートと公開レッスン
アートステージ567
2006年4月23日(日) 2時開演
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京都の烏丸夷川通りをちょっとだけ西に入ったところにある「アートステージ567」は一階に「コロナ堂」があって、だから「567」は「ころな」とよむのかもしれません。京都の80念ほど前に建てられた町屋を修復して現在はギャラリーや様々な展示会、そして音楽会などに利用されています。
  今年の2月に佐藤紀雄さんが京都にお見えになって、その機会を利用してのコンサートと公開レッスンをこの会場で行いましたから、すでにご存知の方もいらっしゃるでしょう。私にとっては昨年12月、大阪ファナでのコンサートと公開レッスンという形の企画ですが、京都では第1弾ということになります。
  コンサートは1時間のプログラムです。今回は《バッハと南米コレクション」と題して以下のような曲目を演奏しました。

演奏曲目

《バッハと南米コレクション》

1.思いのままに(ガロート)
2.簡素な練習曲集より(L.ブローウェル)
3.11月のある日(L.ブローウェル)
4.舞踏礼賛(L.ブローウェル)
5.チェロ組曲第1番(J.S.バッハ)
6.《鐘の音》と《インテロガンド》(ペルナンブコ)

肌寒く荒れた天気の多い今年の春ですが、幸いなことにこの日は穏やかなお天気に恵まれ、懐かしいほど鄙びたガラス窓から差し込む日差しがとても穏やかで柔らかく、弾くものの気持ちをとても軽やかにしてくれます。板張りの床、見た目以上にゆったりとした空かの広がりは、音楽を創り出す空間を与えてくれます。このような会場では、私がどんな音楽を演奏したのか、どんな音をギターから紡ぎだしたのか、そしてそれらがどのような指使いで引きだされたのか、ということが余すことなく「見て」「聞く」事が出来るだろうと思います。また私自身もそのことに確信を持ちながら、楽しむことの出来る音楽会でした。

演奏会のあとには、アートステージ567のオーナー、本田さんのいれて下さった紅茶をいただきながら「休憩」。公開レッスンでは、立命館大学学生の竹形将之君で、曲はタレガ作曲「椿姫の主題による幻想曲」です。非常に良く練り上げられ、完成された演奏でした。旋律の際立たせ方、声部のバランス、特に和音を弾くときのテクニックについて、などを勉強しました。

次回は6月25日(日)2時からで、演奏会は《クラシックコレクション》。ソルとジュリアーニを中心に、変奏曲、練習曲、小品などを演奏します。クラシックの時代を代表する二人の作曲家・演奏家にスポットを当てながら、彼らの緻密なギター音楽を味わっていただきたいと思っています。
公開レッスンの受講生には応募の際の、「演奏録音」を課さないこととしてみました。受講応募をしやすくしてみました。締め切りは6月11日です。詳細は「藤井眞吾 in アートステージ567/6月」、またはマンサーナのHPをご覧下さい。

藤井眞吾 4/25

*ブログにも写真をアップしています

アートステージ567
●関連情報

京都新聞データベース
Colors of Nature

京都の「アートステージ567」という古い町屋を会場に、コンサートと公開レッスンを致します。30名は入らないだろう・・・、という小さな会場ですが、落ち着いた雰囲気と独特の親密感はコンサートホールでは味わえないものです。
コンサートは相応しい「ちょっと凝ったもの」を考えています。くわしく決まりましたらこのページでお知らせします。
また公開レッスンを昨年に引き続き計画しています。 私の演奏や音楽に考え方をお話できたらと思っています。受講生のレベルは様々な方が受講していただけたほうが面白いだろうと思っています。
コンサートの予約、受講応募など、詳細はマンサーナのホームページ、または左のチラシをクリックして下さい。

2006年3月2日

Fliers Gallery

sankaku 2006年の内容