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      Concerts - Shingo Fujii

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●日本フルートフェスティバル in 滋賀
2002年11月10日(日)/滋賀県栗東市「さきら大ホール」


...Shingo, conducting
his new pieces,
<Music from Friends> for flute orchestra

2002年の「日本フルートフェスティバル in 滋賀(by フルートフェスティバル実行委員会/代表=松山克子)」 では第1部にゲストとしてロンドン交響楽団の首席フルート奏者、ポール・エドモンド・デービス氏を迎え、


ファンタジー(G.フォーレ)
ハンガリー田園幻想曲(ドップラー)
ソナタ(F.プーランク


が演奏されました。ふくよかで豊潤な音色が会場一杯に鳴り響き、素晴らしいフルートを聴かせて下さいました。
第2部では実行委員会からの委嘱によってこの夏、私が作曲したフルート・オーケストラの為の 「友人からの音楽 Music from Friends」が、私自身の指揮によって演奏されました。この作品では同時に
「誰も知らない動物の国(作:中山登志子)」 というお話が朗読されました(朗読:佐藤真弓)。 曲は、全9曲からなる「 組曲」で、それぞれ...


1.前奏曲
2.ポルカ(小鳥達の踊り)
3.招集(喜びのライオン)
4.波(イルカの歌)

5.ワルツ(像のお稽古)
6.お散歩(仔犬の休日)
7.熊のコラール
8.森の鬼ごっこ(猿達の戯れ)

9.フィナーレ

という構成からなっています。楽器編成は...、ピッコロ(x1)、フルート(x4)、アルト(x2) C-バス・フルート(x2)、F-バス・フルート(x2)、コントラバス・フルート(x1) です。 フルート ・オーケストラの為の作品は「猫の組曲(1999)」以来、二作目ですが、従来の フルート・オーケストラにおける楽器間のバランス以上に、低音声部(アルト以下、コントラバス まで) が 、音楽的にかなり重要な役割を果たすように、よりシンフォニックな仕組みにしました。
また第8曲「 森の鬼ごっこ(猿達の戯れ)
」では、ミニマルの手法を用いて作曲しました。 この曲に限らず、各曲が独自の音楽スタイルを持っているため、わずか5回の練習は相当に ハードなものとなりましたが 、120名に及ぶ一般参加者&プロの演奏家の方達は作品をとても 良く理解し、本番では見事な、そして「熱い」演奏をしてくれました。 練習が、いつも「最高」に楽しかったこと、そしてこの作品が誕生する機会を与えて下さった フルートフェスティバル実行委員会の 皆様の情熱に・・・ 感謝!
 


the Last movement(No.9) "Finale"
from "Music frm Friends" for Flute Orchestra
by Shingo Fujii


duration; 3'15"
392KB

(*sample recording of monoral)