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第72回《2012年を振り返って recollecting 2012 12月22日・土

   

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曲目について

 いつの事だったか、コンサートのタイトルに窮して《**年を振り返って》としてみたら、たいそう都合が良くて、今年もそれを踏襲してしまったのですが、ギタリスト等という仕事をしていると、日曜も月曜もない、挙げ句の果てには師走もへったくれもないと言う生活をしていますから、このコンサートシリーズで自分の一年間を振り返るというのは、少なくとも私自身にとって、良いことだなと最近思っています。今年もずいぶんと色々なことをやって来たように思うのですが、よく考えてみると益田正洋さんにお出で頂いて二重奏を、二月と先月十一月にやって、三月はアメリカに行っていたので、ソロのプログラムは8回しかやっていない事に気付きました。それでも今思い返してみると、毎回挑戦的な事を準備して来たように感じますし、いわばその時々の(…そのコンサートのために準備した)作品を今一度演奏するというのは、まさに一年分のエネルギーと相当の時間が必要だと、今になって気付きます。

 ベートーベンやショパンのピアノ作品に挑戦しましたが、それは私にとって大きな経験でした。久しぶりに独奏のためのレパートリーを開拓するという意味でもそうでしたし、F.タレガというギターにとって偉大な作曲家が、ギターのレパートリーをどのように考えていたのか、という事にも束の間触れることができたたようにも思います。そして、こういった事を勉強したり、作品を研究していくと、20世紀の巨人、A.セゴビアという人が、どれだけ偉大で、どれだけ途方もない仕事をしたのかという事を痛感します。セゴビア亡き後、多くのギタリストが輩出し、またギタリストでありながら作曲家でもあるという人達が沢山現れ、この20年間でギターのレパートリーは大きな様変わりを遂げました。しかし、50年とか100年とか経った時、そのなかのどれくらいの作品が愛奏されているのだろうかと考えると、あまり楽観は出来ない気がします。そんな事を少し考えながら、今日のプログラムをお聞き頂ければと思います。

(藤井眞吾/2012年12月21日)

 

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会場:アートステージ567

京都市中京区夷川通烏丸
西入巴町 9-2 「コロナ堂」2F
(Tel. 075-256-3759)
*地下鉄「丸太町」6番出口より徒歩1分

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